プレストン・スタージェスが製作、監督、脚本を兼ねた、主演ベティ・グレイブル、シーザー・ロメロ、ルディ・ヴァリー他共演による抱腹絶倒のウエスタン・コメディ。 |
・コメディ
■ スタッフ キャスト ■
監督:プレストン・スタージェス
製作:プレストン・スタージェス
脚本
プレストン・スタージェス
アール・フェルトン
撮影:ハリー・ジャクソン
編集:ロバート・フリッチ
音楽:シリル・J・モックリッジ
出演
ウィンフィールド”フレディ”ジョーンズ/ヒルダ:ベティ・グレイブル
ブラッキー・ホベロ:シーザー・ロメロ
チャールズ・ヒングルマン:ルディ・ヴァリー
コンチータ:オルガ・サン・ファン
アルファルファ・J・オトゥール判事:ポーター・ホール
医師:ヒュー・ハーバート
アンブローズ保安官:アル・ブリッジ
ジャーゲンセン連邦保安官:エル・ブレンデル
バッサーマンの息子:スターリング・ホロウェイ
バッサーマンの息子:ダン・ジャクソン
ガス・バッサーマン:リチャード・ヘイル
祖父:ラッセル・シンプソン
エルヴィラ・オトゥール:マーガレット・ハミルトン
アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1949年製作 77分
公開
北米:1949年5月27日
日本:未公開
製作費 $2,260,000
北米興行収入 $1,489,000
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
西部の町リンパウ。
幼い時から、祖父(ラッセル・シンプソン)に銃の手ほどきを受けていたウィンフィールド”フレディ”ジョーンズ(ベティ・グレイブル)は、やたらに銃を振りかざす気性の荒い女性に成長してしまう。
牢獄に入れられたフレディは、アンブローズ保安官(アル・ブリッジ)に、恋人ブラッキー・ホベロ(シーザー・ロメロ)を銃撃しようとした時のことを話す。
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酒場の人気歌手フレディは、恋人ブラッキーが、ある女と二階に上がっていくのを見て、歌いながら銃を手に取る。
そして、二階に上がったフレディは、ブラッキーを見つけ発砲する。
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...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
幼い頃から、銃を手にして育った酒場の歌手”フレディ”ジョーンズは、恋人のブラッキーが女といるのを目撃する。
嫉妬したフレディは、ブラッキーに発砲するのだが、弾は判事の臀部を直撃する。
謝罪するフレディは、現れたブラッキーと揉み合いになり、なんと再び判事を銃撃してしまう。
フレディは、憤慨する判事の逮捕命令を何んとか逃れる。
ひょんなことから、フレディは、教師に扮することになり、ある町に潜伏するのだが、彼女は、指名手配されて懸賞金が懸けられてしまう・・・。
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これでもかというほど、矢継ぎ早に登場するギャグとドタバタ騒動の連続、今見ても十分楽しめる、”重量感”さえ感じる、純粋な爆笑コメディの名作だが、残念ながら、日本では劇場公開どころかソフト化もされていない。
祖父(ラッセル・シンプソン)の目の前で、少女が見事な射撃の腕を披露するという、未だ見たことのないオープニングに、まず度肝を抜かれてしまう。
得意の”スクリューボール・コメディ”とは言えないものの、プレストン・スタージェスらしい、痛快な笑いを楽しめる作品となっている。
第二次大戦中に、ピンナップガールとして、日本では考えられない程の絶大なる人気を誇ったベティ・グレイブルも、スクリーンを華やかに彩る熱演で、彼女のイメージに合った、見事なじゃじゃ馬娘ぶりを見せてくれる。
彼女の屈託のない笑顔が、戦中戦後の疲弊しきった国民をどれだけ元気付けたか、その功績は計り知れないものがある。
ストーリーにスケール感を与える、長身で存在感のある伊達男シーザー・ロメロ、町の名士の息子で鉱山技師、もちろん歌声も披露してくれるルディ・ヴァリー、サポート役として主人公を支えるオルガ・サン・ファン、三度もの災難に遭う熱演の判事ポーター・ホール、その妻マーガレット・ハミルトン、医師ヒュー・ハーバート、保安官アル・ブリッジ、連邦保安官エル・ブレンデル、可笑しな兄弟スターリング・ホロウェイとダン・ジャクソン、その父リチャード・ヘイル、主人公の祖父ラッセル・シンプソンなどが共演している。