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ターミネーター3 Terminator 3: Rise of the Machines (2003)

ターミネーター」(1984)の続編「ターミネーター2」(1991)から12年ぶりに復活したシリーズ第3作。
主演アーノルド・シュワルツェネッガーニック・スタールクレア・デインズクリスタナ・ローケンデビッド・アンドリュースアール・ボーエン共演、監督ジョナサン・モストウ

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


アクション/アドベンチャー

アーノルド・シュワルツェネッガー / Arnold Schwarzenegger 作品一覧


スタッフ キャスト ■
監督:ジョナサン・モストウ

製作総指揮
モリッツ・ボーマン

ガイ・イースト
ナイジェル・シンクレア
ゲイル・アン・ハード
製作:マリオ・カサール
脚本
ジョン・ブランカート

マイケル・フェリス
撮影:ドン・バージェス
編集
ニール・トラビス

ニコラス・デ・トス
音楽:マルコ・ベルトラミ

出演
T-850:アーノルド・シュワルツェネッガー

ジョン・コナー:ニック・スタール
ケイト・ブリュースター:クレア・デインズ
T-X:クリスタナ・ローケン
ロバート・ブリュースター将軍:デビッド・アンドリュース
ピーター・シルバーマン医師:アール・ボーエン
スコット・ピーターソン:マーク・フォミグリエッティ

アメリカ 映画
配給
ワーナー・ブラザーズ(アメリカ)
コロンビア・ピクチャーズ(世界)
2003年製作 108分
公開
北米:2003年7月2日
日本:2003年7月12日
製作費 $200,000,000
北米興行収入 $150,350,190
世界 $433,371,110


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
コンピューター管理システム”スカイネット”の、人類を滅ぼす計画を阻止してから10年、23歳になったジョン・コナー(ニック・スタール)は、来たるべく未来に不安を感じながら放浪生活を送っていた。

2004年7月24日、ビバリーヒルズ
しかし、ターミネーター”T-X”(クリスタナ・ローケン)が、再び未来から送られ、標的をリスト通りに抹殺しようとする。

その一人、ケイト・ブリュースター(クレア・デインズ)の父親で、無人防衛システムの”スカイネット計画”の開発責任者ロバート・ブリュースター中将(デビッド・アンドリュース)は、そのシステムが未完成のため、人間が支配しなければならないと考えていた。

その後、抵抗軍から派遣されたT-850(アーノルド・シュワルツェネッガー)も現れる。
...全てを見る(結末あり)

ジョンは、バイクの転倒事故で怪我をしたため、最寄の動物病院に侵入して薬を盗む。

バーで衣服と車を奪ったT-850だったが、同じ頃、T-Xが、標的の若者を捜して殺害していく。

早朝、動物病院で働くケイトは、急患で呼び出されて病院に向かい、それに気づいたジョンが彼女に銃を向ける。

しかし、ジョンはケイトに銃を奪われ、動物の檻に入れられてまう。

ケイトは、ジョンが同級生だと気づくが、そこにT-Xが乱入して彼女を捜そうとする。

床に落ちていた血液で、その場にジョンがいたことを知ったT-Xは、ケイトを捕らえて脅し、彼の居場所を聞き出そうとする。

しかし、T-Xは、突然、現れたピックアップトラックに衝突し爆破炎上してしまう。

車を運転していたのはT-850で、彼はジョンとケイトを逃がすが、T-Xの攻撃で吹き飛ばされてしまう。

瓦礫の中から再生したT-Xは、クレーン車を奪い、ジョンとケイトを追い、意識の戻ったT-850もバイクで後を追う。

T-XはT-850に追跡を阻止され、ジョンとケイトを助けたT-850は、T-Xが未来のジョンの部下を抹殺していることを伝える。

10年前に”審判の日”を消滅させたはずだったのだが、それは先延ばしされただけで、その日は不可避な状況だった。

ジョンは、T-850が、未来から来たロボットだということをケイトに伝えるが、彼女にはそれが信じられない。

その頃、ケイトの婚約者スコット・ピーターソン(マーク・フォミグリエッティ)が、T-Xに殺害されてしまう。

T-Xはスコットに姿を変え、誘拐されたと思われているケイトを警察と共に捜そうとする。

ジョンの母サラ・コナーが、埋葬されているはずの墓地に向かったT-850とジョン、そしてケイトは、サラの棺おけに隠された武器を運び出し、T-Xの攻撃に備える。

サラの遺体はメキシコで火葬され、同志によって海に散骨されたのだった。

そこに警察が侵入してケイトを救い出し、診療カウンセラーのピーター・シルバーマン医師(アール・ボーエン)も現れる。

T-850は、ジョンを棺おけに隠して墓地を離れようとするが、シルバーマンは、かつての恐怖体験で見たターミネーター(T-850)が現れたため、その場から逃げ去って行く。

霊柩車に棺おけを投げ込んだT-850は、ジョンに、彼がケイトと結婚することを告げる。

そこに、警官を殺してケイトの居場所を知った、スコットに扮したT-Xが現れ、彼女を殺そうとする。

しかし、T-850がロケット弾でT-Xを攻撃し、追撃を振り切り逃走する。

その後、T-850は、ケイトの父親ブリュースターもT-Xの標的だということを二人に知らせる。

”スカイネット”の開発責任者であるブリュースターが、それを止められることにジョンは気づき、3時間後には、最初の核攻撃が始まると、T-850はジョンとケイトに伝える。

二人を生存させるのが使命のT-850は、核攻撃を避けるためにメキシコに向かおうとする。

それを拒むジョンは、ブリュースターに会い”スカイネット”を止めさせるために、自ら命を絶とうとする。

それを見たT-850は、仕方なく将軍の元に向かうことに同意する。

その途中、T-850は、自分をこの世界に送ったのは、ジョンの妻となった副指揮官ケイトだと語る。

さらにT-850は、2032年7月4日にジョンは死ぬことになるが、彼を殺したのは自分だということも伝える。

その頃、ブリュースターは、参謀総長の命令を受けて、”スカイネット”がウィルスに汚染された状態で起動させてしまう。

その後、ブリュースターは、指令センターに侵入していたT-Xに銃撃される。

そこに、T-850らが現れブリュースターを救うが、T-Xがマシーンを制御して攻撃を始める。

瀕死のブリュースターは、防護施設のアクセスコードをジョンに知らせ、その場所でのあるシエラネバダ山脈の、クリスタル・ピークに行くよう言い残し、息を引き取る。

悲しむケイトを連れて、施設に向かおうとしたT-850らだったが、T-Xが彼らの前に立ちはだかる。

T-850がT-Xと対決する間に、ジョンとケイトはクリスタル・ピークへ向かおうとする。

T-XはT-850を叩きのめし、ジョンを襲うようにプログラムを書き換えてしまう。

磁力を使いT-Xの追撃をかわしたジョンは、システムをいじられたT-850に襲われるが、彼はジョンを殺すことができず、自ら機能を停止してしまう。

クリスタル・ピークに着いた、ジョンとケイトを追ったT-Xだったが、システムを再起動させて突入してきたT-850と共に爆発する。

”スカイネット”の心臓部に侵入したジョンとケイトは、そこが30年前に作られた、核シェルターだということに気づく。

そして二人は、”スカイネット”が、インターネット上のソフトウェアだったということも知る。

やがて、”審判の日”である核戦争は始まり、T-850に安全な場所へと導かれたジョンとケイトは、生き抜く決心をする。


解説 評価 感想 ■

参考:
・「ターミネーター」(1984)
・「ターミネーター2」(1991)
・「ターミネーター3」(2003)
・「ターミネーター4」(2009)
・「ターミネーター:新起動/ジェニシス」(2015)
・「ターミネーター:ニュー・フェイト」(2019)

*(簡略ストー リー)
”審判の日”を阻止した日から10年、青年に成長したジョン・コナーは、自分の運命を知る苦しみを味わいながら、放浪生活を送っていた。
そこに、その後の抵抗軍の指導者ジョンの、部下になる者達を抹殺するため、”ターミネーター”の最新型T-Xが、再び未来から送り込まれる。
その後、抵抗軍から派遣された、ターミネーターT-850は、ジョンと、その後、彼の妻で戦士となる、ケイト・ブリュースターの命を、T-Xからを守ろうとする。
圧倒的な破壊力のT-Xの攻撃に、劣勢を強いられながらも、ジョンとケイトを守るT-850だった。
しかし、無人防衛システム”スカイネット”の開発責任者で、ケイトの父であるブリュースターが、ついにそれを起動させてしまう・・・。
__________

ターミネーター2」(1991)で物語は完結したと考えるジェームズ・キャメロンは、さらなる続編を望まず製作にタッチしなかったため、前2作とはかなり作風イメージが変わってしまっている。

前作の2倍の2億ドルの製作費をかけた超大作で、派手なアクションはあるものの、前作のような斬新なアイデアや革新的な技術が見られない。

しかし、シリーズの根強い人気を証明している、北米興行収入は約1億5000万ドル、全世界では約4億3300万ドルの大ヒットとなった。

細かい部分のCG技術などはかなり進歩をしているように見えるものの、登場人物などを含め、前作に比べてかなりスケールダウンしてしまったようにも感じる。

前作では気の利いていたギャグも、今回はやり過ぎというシーンも多く、興醒めしてしまうこともしばしばだ。

主演のアーノルド・シュワルツェネッガーは50代の半を過ぎ、12年のブランクがあったにも拘らず、前作と変わらない体型と容姿で登場して、野暮ったいギャグを飛ばしながら、相変わらず大奮闘を見せて暴れ回る。

賛否両論だが、抵抗軍の指揮官になる人物にしては、やや冴えないニック・スタール、その未来の妻クレア・デインズ、最強のターミネーター、クリスタナ・ローケン、”スカイネット”破壊の鍵を握る将軍のデビッド・アンドリュース、シリーズの3作で登場するシルバーマン医師役のアール・ボーエン、ケイト(C・デンズ)の婚約者マーク・フォミグリエッティなどが共演している。


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