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サウンド・オブ・メタル Sound of Metal (2019)

聴力を失ったドラマーの苦悩と人生を見つめ直す姿を描く、監督、原案、脚本ダリウス・マーダー、製作総指揮、主演リズ・アーメッドオリヴィア・クックポール・レイシーローレン・リドロフマチュー・アマルリック他共演のドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ


スタッフ キャスト
監督:ダリウス・マーダー
製作
ベルト・ハーメリンク
サシャ・ベン・アローシュ
キャシー・ベンツ
製作総指揮
リズ・アーメッド
マイケル・サゴル
ダニエル・スブレガ
ディッキー・アビドン
デレク・シアンフランス
カート・ガン
フレドリック・キング
原案
ダリウス・マーダー
デレク・シアンフランス
脚本
ダリウス・マーダー
エイブラハム・マーダー
撮影:ダニエル・ブーケ
編集:ミッケル・E・G・ニルソン
音楽
エイブラハム・マーダー
ニコラス・ベッカー

出演
ルーベン・ストーン:リズ・アーメッド
ルイーズ”ルー”バーガー:オリヴィア・クック
ジョー:ポール・レイシー
ダイアン:ローレン・リドロフ
リシャール・バーガー:マチュー・アマルリック
薬剤師:マイケル・トウ

アメリカ 映画
配給 アマゾン・スタジオ
2019年製作 120分
公開
北米:2020年11月20日
日本:2020年12月4日
製作費 $5,400,000
北米興行収入 $181,420


アカデミー賞
第93回アカデミー賞

・受賞
音響賞・編集賞
・ノミネート
作品
主演男優(リズ・アーメッド
助演男優(ポール・レイシー
脚本賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
ドラマーのルーベン・ストーン(リズ・アーメッド)は、恋人で歌手のルイーズ”ルー”バーガー(オリヴィア・クック)と共に、デュオ”ブラックギャモン”としてRV車でアメリカ中を回りライブを行っていた。

不安になると腕を掻く癖があるルーを起こしたルーベンは、いつものようにスムージーを飲んで楽しい時間を過ごし、次の目的地に向けて出発する。

ライブを行う街に到着したルーベンは、準備をしている際に難聴を気になり、そのままステージに上がり演奏する。

翌朝、耳が聴こえなくなり薬局に向かったルーベンは、薬剤師(マイケル・トウ)に相談し、クリニックを紹介してもらう。

ルーに電話をしてメッセージを残したルーベンは、クリニックで検査を受ける。

医師の診察を受けたルーベンは、70~80%の音が聞き取れないと言われ、大音量の中にいる環境を変えることを指示される。

人工内耳インプラントを埋め込む方法もあるが、手順があり費用に4~8万ドルはかかり、保険は適用されないと言われたルーベンは、いずれ失う聴力は元に戻らないことを知る。

今の聴力を維持することが最善の方法だと言われたルーベンだったが、その夜も演奏する。

ドラムをたたくルーベンは完全に聴力を失ってしまい、ステージを下りて動揺する。

心配するルーに、何も聞こえないことを伝えたルーベンは、ダイナーで彼女と話す。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
ドラマーのルーベン・ストーンは、恋人で歌手のルーと共に、RV車でアメリカ中を回りライブを行っていた。
突然、聴力を失ったルーベンは動揺し、ルーと相談して支援グループを訪ねる。
聴覚障害者のコミュニティーを運営するジョーは、ベトナム戦争で聴力を失い、教会の支援を受けていた。
1人で暮らすことが条件だったために、ルーベンは世話になることを諦めて去ろうとするものの、ルーに説得されてジョーの元に戻る。
ルーベンは、コミュニティーのメンバーに歓迎されるものの、手話もできずに孤立して悩み苦しむ。
そんなルーベンは、聴覚障害の子供たちとの触れ合いをきっかけにして、その場の生活を楽しめるようになるのだが・・・。
__________

脚本家として活躍していたダリウス・マーダーが、原案と脚本を兼ねた長編映画初監督作品。

聴覚障害者と接する機会はあったとしても、その人々がどのような経験をしながら人生について何を考えているかなどは、なかなか理解できないものであるが、本作は、それを見事に描き出している。

コミュニティーの運営者が、”聴覚障害はハンディキャップではないという理念に基づいてこの場が作られた・・・”という言葉が印象に残る。

本作は批評家他、各方面で絶賛され、第93回アカデミー賞では、音響賞と編集賞を受賞した。
・ノミネート作品
主演男優(リズ・アーメッド)、助演男優(ポール・レイシー)、脚本賞

主演のリズ・アーメッドは、ミュージシャンでありながら、その命とも言える聴力を失い苦悩する青年を見事に演じている。
彼は、本作の役作りのために、ドラムの練習に励み手話を習得した。

辛い経験を克服したコミュニティーの運営者を演ずるポール・レイシーは、鋭い視点で物事の本質を見抜く人物を好演し、リズ・アーメッドと共にオスカーにノミネートされた。
彼は、聴覚障害者の両親の元で育ち、当然、アメリカ手話は使いこなせる。

主人公を気遣う恋人のオリヴィア・クック、その父親マチュー・アマルリック、聾唖学校の教師を演ずる、聾唖者の俳優と知られるローレン・リドロフ、主人公の相談に乗る薬剤師マイケル・トウなどが共演している。


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