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リチャード・ジュエル Richard Jewell (2019)

アトランタオリンピック”(1996)開催中に起きた”センテニアル・オリンピック公園爆破”事件での爆発物第一発見者でありながら爆破犯の容疑者とされた警備員リチャード”レーダー”ジュエルの苦悩を描く、製作、監督クリント・イーストウッド、製作レオナルド・ディカプリオジョナ・ヒル、主演ポール・ウォルター・ハウザーサム・ロックウェルキャシー・ベイツジョン・ハムオリヴィア・ワイルドニーナ・アリアンダ他共演のドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ

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スタッフ キャスト
監督:クリント・イーストウッド
製作
クリント・イーストウッド
ティム・ムーア
ジェシカ・マイアー
ケヴィン・ミッシャー
レオナルド・ディカプリオ
ジェニファー・デイヴィソン
ジョナ・ヒル
原作
”American Nightmare: The Ballad of Richard Jewell”
マリー・ブレナー
”The Suspect”
ケント・アレグザンダー
ケビン・サルウェン
脚本:ビリー・レイ
撮影:イヴ・ベランジェ
編集:ジョエル・コックス
音楽:アルトゥーロ・サンドヴァル

出演
リチャード”レーダー”ジュエルポール・ウォルター・ハウザー
G・ワトソン・ブライアントJr.:サム・ロックウェル
バーバラ”ボビ”ジュエル:キャシー・ベイツ
トム・ショウ:ジョン・ハム
キャシー・スクラッグス:オリヴィア・ワイルド
ナディア・ライト:ニーナ・アリアンダ
ダン・ベネット:イアン・ゴメス
ブルース・ヒューズ:ディラン・カスマン
ブランドン・ハム:マイク・プニュースキー
デイヴ・ダッチェス:ニコ・ニコテラ
ロン・マルツ:デヴィッド・シェイ
エリック・ルドルフ:エリック・メンデンホール(クレジットなし)
リチャード・ラックレフ:ウェイン・デュヴァル

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2019年製作 129分
公開
北米:2019年12月13日
日本:2020年1月17日
製作費 $45,000,000
北米興行収入 $22,345,540
世界 $44,655,960


アカデミー賞
第92回アカデミー賞
・ノミネート
助演女優賞(キャシー・ベイツ


ストーリー
1986年。
中小企業庁の事務員リチャード”レーダー”ジュエルポール・ウォルター・ハウザー)は、真面目に働いていたものの、肥満体などをからかわれていた。
その場にデスクがある弁護士G・ワトソン・ブライアントJr.(サム・ロックウェル)は、何かと世話を焼いてくれるジュエルが気に入り、親交を深めるようになる。
その後、辞職を決意したジュエルは、警察官になるつもりであることをブライアンに話し、別れを告げる。
保安官補となるものの解雇されたジュエルは、ピードモント・カレッジの警備員として働くようになる。
しかし、学生への暴力や管轄外の行動を大学側が問題視し、再び解雇される。
1996年、アトランタで暮らす母バーバラ”ボビ”(キャシー・ベイツ)と同居し始めたジュエルは、開催される”アトランタオリンピック”の警備員となり、”センテニアル・オリンピック公園”を担当する。
1996年7月27日。
ジャック・マック&ハート・アタック”のコンサートが行われる中、酔って騒いでいた若者を排除したジュエルは、その場のベンチの下にある不審なバッグに気づき、爆発物の専門家を呼び、パイプ爆弾であることを確認する。
ジュエルは、その場の警備員と警察官らと共に人々を避難させるが、午前1時20分、大爆発が起きる。
それにより2名が死亡し、多くの負傷者を出す大惨事となる。
爆弾の第一発見者であるジュエルは、最悪の事態を回避した人物として一夜にして英雄となる。
現場にいたFBI捜査官のトム・ショウ(ジョン・ハム)は、爆破予告があったことなどを考慮しながら、事件の捜査を始める。
ボビは多くの人々を救った息子を誇りに思い、ジュエル自身も、マスコミの取材依頼や本の出版の話もあり人生が一変する。
その頃、地元紙”アトランタ・ジャーナル”の記者キャシー・スクラッグス(オリヴィア・ワイルド)は、この事件で特ダネを手に入れようとする。
捜査を進めるショウは、爆弾の第一発見者のジュエルを問題視するピードモント・カレッジの学長からの連絡を受け、過剰な行動など過去に問題を起こしたジュエルに関する話を聞き、彼の監視を始める。
ショウに接近したキャシーは、FBIジュエルを監視していることを知り、それを記事にしてしまう。
ジュエルは、英雄から爆弾犯の容疑者となったことで戸惑い、様々な圧力を受けて、ブライアントに連絡を入れ協力を求めるのだが・・・。


解説 評価 感想

1997年に雑誌”ヴァニティ・フェア”にマリー・ブレナー寄稿した記事”American Nightmare: The Ballad of Richard Jewell”と、ケント・アレグザンダー、ケビン・サルウェンによる”The Suspect”(2019)を基に製作された作品。

クリント・イーストウッドが製作を兼ねて監督し、レオナルド・ディカプリオジョナ・ヒルが製作に参加している。
主演はポール・ウォルター・ハウザーサム・ロックウェルキャシー・ベイツジョン・ハムオリヴィア・ワイルドニーナ・アリアンダなどが共演した作品。

アトランタオリンピック”(1996)開催中に起きた”センテニアル・オリンピック公園爆破”事件での爆発物第一発見者でありながら、爆破犯の容疑者とされた警備員リチャード”レーダー”ジュエルの苦悩を描くドラマ。

製作に加わったジョナ・ヒルが主人公を、レオナルド・ディカプリオが弁護士を演ずる予定だったものの実現せず、監督もポール・グリーングラスデヴィッド・O・ラッセルらの名前が挙がったが、結局はクリント・イーストウッドが演出することになった。

事件や主人公の動向などは、よく知られた話であるために内容的には新鮮味はないが、クリント・イーストウッドの丁寧な演出と繊細な人物描写などによりドラマチックに仕上がっている。

第92回アカデミー賞では、主人公の母親を演じたキャシー・ベイツが助演女優賞にノミネートされた。

英雄から爆破犯の容疑者となり、苦悩しながらも真実を追求しようとするリチャード・ジュエルを好演するポール・ウォルター・ハウザー、彼の理解者であり、協力して共に戦う弁護士を熱演するサム・ロックウェル、息子を信じて支える主人公の母親キャシー・ベイツ、主人公を犯人と決めつけて捜査を続けるFBI捜査官のジョン・ハム、彼から情報を得て主人公を容疑者とする記事を書く記者オリヴィア・ワイルド、彼女に協力する同僚記者デヴィッド・シェイ、ブライアント(サム・ロックウェル)のアシスタント、ニーナ・アリアンダ、主人公を監視しするFBI捜査官のイアン・ゴメス、その上司ディラン・カスマン、キャシー(オリヴィア・ワイルド)の上司マイク・プニュースキー、主人公の友人ニコ・ニコテラ、爆弾犯エリック・ルドルフのエリック・メンデンホール、ポリグラフの検査官ウェイン・デュヴァルなどが共演している。


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