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レベッカ Rebecca (1940) 5/5 (12)

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■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★ヒッチコック登場場面
5star

1938年に発表された、ダフネ・デュ・モーリアの小説”レベッカ”を基にした、フィリップ・マクドナルドマイケル・ホーガン原案により製作された作品。
アルフレッド・ヒッチコックハリウッド進出第一作。
イギリスの大富豪の妻となった女性が、大邸宅で亡くなった前妻の影に悩まされる姿を描く、製作デヴィッド・O・セルズニック、主演ジョーン・フォンテインローレンス・オリヴィエジュディス・アンダーソンジョージ・サンダース他共演によるフィルム・ノワールであり、映画史上に残る心理サスペンスの傑作。


スリラー/ホラー

アルフレッド・ヒッチコック Alfred Hitchcock 作品一覧
アルフレッド・ヒッチコック / Alfred Hitchcock / Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:アルフレッド・ヒッチコック
製作:デヴィッド・O・セルズニック
原作:ダフネ・デュ・モーリアレベッカ
原案
フィリップ・マクドナルド

マイケル・ホーガン
脚本
ロバート・E・シャーウッド

ジョーン・ハリソン
撮影:ジョージ・バーンズ
編集:W・ドン・ヘイズ
美術・装置:ライル・R・ウィーラー

音楽:フランツ・ワックスマン

出演
ド・ウィンター夫人:ジョーン・フォンテイン

マクシミリアン”マキシム”ド・ウィンター:ローレンス・オリヴィエ
ダンヴァース夫人:ジュディス・アンダーソン
ジャック・ファヴェル:ジョージ・サンダース
フランク・クローリー:レジナルド・デニー
ベアトリス・レイシー:グラディス・クーパー
ジャイルズ・レイシー:ナイジェル・ブルース
ジュリアン署長:C・オーブリー・スミス
イーディス・ヴァン・ホッパー夫人:フローレンス・ベイツ
検視官:メルヴィル・クーパー
ベイカー医師:レオ・G・キャロル
ベン:レナード・キャリー

アメリカ 映画
配給 ユナイテッド・アーティスツ

1940年製作 130分
公開
北米:1940年4月12日
日本:1951年4月7日
製作費 $1,288,000
北米興行収入 $6,000,000


アカデミー賞 ■
第13回アカデミー賞
・受賞
作品・撮影賞(白黒)
・ノミネート
監督
主演男優(ローレンス・オリヴィエ)
主演女優(ジョーン・フォンテイン)
助演女優(ジュディス・アンダーソン)
脚色・美術(白黒)・作曲・編集・特殊効果賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
モンテカルロ
イギリス人の富豪マクシミリアン”マキシム”ド・ウィンター(ローレンス・オリヴィエ)は、何かを思いながら海岸沿いの崖に立つ。

その場で散歩をしていた若い女性(ジョーン・フォンテイン)は、危険を感じてマキシムに声をかける。

不満げな表情のマキシムから、何をしているのかを聞かれた女性は散歩だと答え、それを続けるように言われて立ち去る。

両親を亡くし身寄りのない女性は、傲慢で皮肉ばかり口にする富豪夫人イーディス・ヴァン・ホッパー(フローレンス・ベイツ)の相手として雇われ、その夜も二人でラウンジで過ごしていた。

イーディスはその場に現れたマキシムに声をかけ、彼は二人に歩み寄り挨拶する。
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解説 評価 感想 ■

★ヒッチコック登場場面
上映から約126分のクライマックス。
レベッカの従兄ジャック・ファヴェル(ジョージ・サンダース)が、電話ボックスでの会話を終えてその場を離れた際、警官に駐車違反を注意される。
その後ろを通り過ぎる、帽子を被りコートを着た男性がアルフレッド・ヒッチコックなのだが、注意して観ていなければまず認識不可能。

*(簡略ストー リー)
身寄りのない若い女性は、妻を亡くしたイギリスの大富豪マクシミリアン”マキシム”ド・ウィンターとモンテカルロで出会い、惹かれ合った二人は結婚する。
イングランドコーンウォールカントリー・ハウス”マンダレイ”。
広大な敷地に建つ屋敷に到着した”ド・ウィンター夫人”は、家事を一切仕切るダンヴァース夫人をマキシムから紹介される。
無表情で威圧感のあるダンヴァース夫人の存在を気にしながら、夫人は前夫人”レベッカ”の部屋がそのまま残されていることを知る。
平凡な自分が貴婦人となれるのか、マキシムに愛は受け入れられているのか、ダンヴァース夫人他使用人達に気を遣いながら、夫人は”レベッカ”の影に怯え苦悩する・・・。
__________

ハリウッド・デビューとは言え既にに実績十分のアルフレッド・ヒッチコックだったが、製作者デヴィッド・O・セルズニックの監視下で思うような映画作りができなかったらしい。

セルズニックは、前年の「風と共に去りぬ」(1939)で好演したオリヴィア・デ・ハヴィランドを主役に起用することを考えたが、彼女のスケジュールの関係で実現できず、結局は大スターとは言えないデ・ハヴィランドの妹ジョーン・フォンテインに主役が決まったという経緯がある。

迫る恐怖や緊迫感を前面には出さない人間心理の追及、明暗を使いこなす映像効果、殆ど動的描写のない異様な使用人(ダンヴァース夫人)の人間離れした存在の主張など、苦労した製作過程を感じさせないヒッチコックの巧みな演出は素晴らしいの一言だ。

第13回アカデミー賞では、作品、撮影賞(白黒)を受賞した。
・ノミネート
監督
主演男優(ローレンス・オリヴィエ)
主演女優(ジョーン・フォンテイン)
助演女優(ジュディス・アンダーソン)
脚色・美術(白黒)・作曲・編集・特殊効果賞

主人公役の抜擢に成功を疑う声もあったジョーン・フォンテインだったが、前妻の影に怯える女性を見事に演じ、翌年、同じヒッチコック作品である「断崖」(1941)で早くもアカデミー主演賞を受賞することになる。

妻である主人公を支える役ではあるが、計算し尽くされた説得力ある演技で観る者に訴える、30代前半にして実に深い演技を見せるローレンス・オリヴィエには圧倒させられる。

映画史に残るキャラクターとも言える、その存在感は主人公達を上回る、亡霊のような雰囲気で画面を支配する使用人ジュディス・アンダーソン、終盤にドラマに大きく関わるレベッカの従兄ジョージ・サンダース、ド・ウィンターの財産を管理するレジナルド・デニー、マキシム(ローレンス・オリヴィエ)の姉グラディス・クーパー、その夫ナイジェル・ブルース、警察署長C・オーブリー・スミス、主人公が相手をする富豪夫人フローレンス・ベイツ、検視官メルヴィル・クーパー、レベッカの主治医レオ・G・キャロル、海岸に住む男レナード・キャリーなどが共演している。


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