マンハッタンの自転車メッセンジャーが犯罪に巻き込まれながら仲間達と共に悪に立ち向かう姿を描く、ジョゼフ・ゴードン=レヴィット、マイケル・シャノン、ダニア・ラミレス、監督、脚本デヴィッド・コープによるサスペンス・アクション。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:デヴィッド・コープ
製作総指揮:マリ・ジョー・ウィンクラー
製作:ギャヴィン・ポローン
脚本
デヴィッド・コープ
ジョン・カンプス
撮影:ミッチェル・アムンドセン
編集
デレク・アンブロシ
ジル・セイヴィット
音楽:デヴィッド・サーディ
出演
ワイリー:ジョゼフ・ゴードン=レヴィット
ロバート・マンデー:マイケル・シャノン
ヴァネッサ:ダニア・ラミレス
ニマ:ジェイミー・チャン
マニー:ウォエ・パークス
ラジ:アーシフ・マンドヴィ
リャン:ヘンリー・オー
アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ
2012年製作 92分
公開
北米:2012年8月24日
日本:未公開
製作費 $35,000,000
北米興行収入 $20,275,450
世界 $31,083,600
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
PM6:33、ニューヨーク、マンハッタン。
自転車メッセンジャーのワイリー(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)は、タクシーに衝突して道路に倒れる。
__________
PM5:00。
オフィスに戻ったワイリーは、同僚のヴァネッサ(ダニア・ラミレス)に言い寄るが相手にされない。
PM5:17。
ワイリーは、操車係のラジ(アーシフ・マンドヴィ)に、母校の”コロンビア・ロー・スクール”からチャイナタウンまでの配達を指示される。
PM5:33.
母校に着いたワイリーは、ヴァネッサのルームメイトのニマ(ジェイミー・チャン)から封筒を受け取り、7時迄に”シスター・チャン”届けるよう言われる。
出発しようとしたワイリーは、警備員だと言うボビー・マンデー(マイケル・シャノン)に呼び止められ、封筒を渡すよう言われる。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
マンハッタン。
”コロンビア・ロー・スクール”を止めて自転車メッセンジャーとして慌ただしい毎日を送る青年ワイリーは、同僚ヴァネッサのルームメイトのニマから、チャイナタウンへ封筒を届ける配達を頼まれる。
不審な男マンデーから、その封筒を渡すよう言われたワイリーは、それを無視して自転車を走らせる。
マンデーに追われたワイリーは、危険を感じ警察署に向かう。
ところが、マンデーが刑事だということが分かり、ワイリーは封筒の中身のチケットを確認して不審に思う。
マンデーは、チャイナタウンでギャンブルに負け、大金を失い脅され、5万ドルの価値のある”蛇頭”が絡むチケットを奪おうとしていたのだ。
危険を感じたワイリーは封筒を返すのだが、困惑するニマの秘密を知り・・・。
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「ジュラシック・パーク」(1993)の脚本などで知られるデヴィッド・コープが監督した作品で、彼自身の脚本は、スピード感ある展開を刻々と伝える時間表示、フラッシュバックなどを巧みに使い、サスペンスとして楽しめる緊迫感ある映像など、まずまず興味深い作品に仕上がっている。
新感覚の肉体アクション、マンハッタンの激しい交通量の中を駆け巡る凄まじい走行映像は、まるでレースやゲームを体験しているようだ。
特撮を駆使しているとは言え、実写も含むその映像は驚きだ。
近代都市ニューヨークに、原始的な情報伝達手段がマッチし、スタイリッシュな感覚も楽しめる作品。
それにしても、わずか数十ドルのために命を懸けるメッセンジャー達が、何かにとり憑かれているように激走する姿は痛快でもある。
主人公を演ずる実力派若手スターのジョゼフ・ゴードン=レヴィットは、多くの場面でスタントを使っているのだろうが、メッセンジャーとしての身のこなしなどは見事で、役者魂を感じる。
主人公の配達する封筒を追う、ギャンブルで破滅寸前の刑事マイケル・シャノンの悪役その熱演も見ものだ。
主人公の同僚ダニア・ラミレスとウォエ・パークス、子供のために大金を動かそうとするジェイミー・チャン、メッセンジャーの操車係役のアーシフ・マンドヴィ、中国人のハワラ、ヘンリー・オーなどが共演している。