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勝利なき戦い Pork Chop Hill (1959)

■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

和平交渉の駆け引きに利用される”ポーク・チョップ・ヒル”の戦いに命を懸けた部隊と、価値のある戦いかに疑問を感じながら部下達を戦場に送らねばならない中隊長の苦悩を描く、製作、監督ルイス・マイルストン、主演グレゴリー・ペックハリー・ガーディノリップ・トーンジョージ・ペパードウディ・ストロード他共演の戦争ドラマ。


ドラマ(戦争)

グレゴリー・ペック / Gregory Peck / Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:ルイス・マイルストン
製作:ルイス・マイルストン
原作:S・L・A・マーシャル
脚本:ジェームズ・R・ウェッブ

撮影:サム・リーヴィット
編集:ジョージ・ボームラー
音楽:レナード・ローゼンマン

出演
グレゴリー・ペック:ジョー・クレモンズ中尉
ハリー・ガーディノ:フォーストマン二等兵
リップ・トーン:ウォルター・ラッセル中尉
ジョージ・ペパード:チャック・フェダーソン伍長
ジェームズ・エドワーズ:ジャージェンス伍長
ウディ・ストロード:フランクリン二等兵
ジョージ・シバタ:オオハシ中尉
ボブ・スティール:カーン大佐
ロバート・ブレイク:ヴェリー二等兵
ノーマン・フェル:コールマン軍曹
マーティン・ランドー:マーシャル中尉
ハリー・ディーン・スタントン:兵士

アメリカ 映画
配給 ユナイテッド・アーティスツ
1959年製作 97分
公開
北米:1959年5月29日
日本:1959年7月25日


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
1953年、朝鮮戦争下。
”ポーク・チョップ・ヒル”の予備軍陣地、板門店から約110キロ。

アメリカ陸軍”キング中隊”を率いるジョー・クレモンズ中尉(グレゴリー・ペック)は、ポーク・チョップ・ヒルの反撃に備えるよう、カーン大佐(ボブ・スティール)から命令を受ける。

そして、ポーク・チョップ・ヒルが、中国軍に奪われたという報告を受けたクレモンズは、中隊と共に現地に向かう。

アメリカ軍は、板門店での和平交渉の行方を左右するその高地を、是が非でも奪還する必要があった。

クレモンズは、休戦を望む部下達が、戦闘意欲に欠けていることを気にしながら、コールマン軍曹(ノーマン・フェル)、フォーストマン二等兵(ハリー・ガーディノ)、チャック・フェダーソン伍長(ジョージ・ペパード)、ジャージェンス伍長(ジェームズ・エドワーズ)らを率い、深夜から丘を登り始めるが、敵に待ち伏せされて苦戦する。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

実際に朝鮮戦争に従軍した軍事評論家のS・L・A・マーシャルの、1956年に発表された実録小説”Pork Chop Hill: The American Fighting Man in Action, Korea,Spring, 1953”を基に映画化された作品。

*(簡略ストー リー)
1953年、朝鮮戦争下。
アメリカ陸軍”キング中隊”を率いるジョー・クレモンズ中尉は、”ポーク・チョップ・ヒル”が中国軍に奪われたという報告を受け、中隊と共に現地に向かう。
アメリカ軍は、板門店での和平交渉の行方を左右する高地を、是が非でも奪還する必要があった。
クレモンズは、休戦を望み戦闘意欲に欠けている部下らを気にしながら丘を登り始めるが、待ち伏せに遭い死傷者を出す。
クレモンズは、激戦の末、山頂を奪還するが、背後から迫る敵軍から、その地を死守しなければならなかった・・・。
__________

上層部と部下の狭間で、戦いの意味を考える余裕もない指揮官、怯える兵士、無惨に死んでいく戦友に心を痛める者、戦場で逞しく成長する新兵など、様々な人物描写の中で戦争の空虚さを描く、ルイス・マイルストンの繊細な演出は冴え渡る。

後に、傑作戦争TVドラマ「コンバット」も担当する、レナード・ローゼンマンの音楽も印象的だ。

実際の戦場は、タイトルから想像できるように、はるかに悲惨な状況であっただろうが、戦闘から数年後の作品だけあり、リアルに描かれていて、兵士達が防弾チョッキを着ていたりするところなども興味深い。

ハリウッドのトップスター、そして映画製作者、また人格者としてファンや各方面から大きな支持を受けていたグレゴリー・ペックは、今見ると大物になったスターが何人も登場する中で、圧倒的な存在感を見せ、苦悩する指揮官を好演している。
ウディ・ストロード(194cm)を除けば、際立つ長身であり指揮官としての威厳も十分だ。

新米として登場する兵士ハリー・ガーディノリップ・トーンジョージ・ペパードノーマン・フェルマーティン・ランドーハリー・ディーン・スタントンロバート・ブレイク、間違いなく勇ましく頼りがいのある兵士で登場するだろうと思えたウディ・ストロードを、怯える兵士役で起用させる演出も面白い。


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