1978年のパニック映画「ピラニア」のリメイク。 美しい湖に集う若者や住民を襲う復活した太古の殺人魚の恐怖を描く、エリザベス・シュー、アダム・スコット、ジェリー・オコンネル、ヴィング・レイムス、クリストファー・ロイド、リチャード・ドレイファス共演のホラー・ムービー。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:アレクサンドル・アジャ
製作総指揮
ライアン・カヴァノー
チャコ・ヴァン・リューウェン
ボブ・ワインスタイン
ハーヴェイ・ワインスタイン他
製作
アレクサンドル・アジャ
マーク・キャントン他
原案:ジョン・サイラス
脚本
ピーター・ゴールドフィンガー
ジョシュ・ストールバーグ
撮影:ジョン・R・レオネッティ
編集:バクスター
音楽:マイケル・ワンドマッチャー
出演
ジュリー・フォレスター保安官:エリザベス・シュー
ノヴァク・ラドジンスキー:アダム・スコット
デリック・ジョーンズ:ジェリー・オコンネル
ファロン:ヴィング・レイムス
ケリー・ドリスコル:ジェシカ・ゾア
ジェイク・フォレスター:スティーブン・R・マックイーン
ダニエル”ダニー”アルスロウ:ケリー・ブルック
ローラ・フォレスター:ブルックリン・プルー
ゼイン・フォレスター:セイジ・ライアン
MC:イーライ・ロス
カール・グッドマン:クリストファー・ロイド
マシュー”マット”ボイド:リチャード・ドレイファス
クリスタル・シェパード:ライリー・スティール
トッド・デュプリー:コーディー・ロンゴ
ブレット:ブライアン・クーバッハ
グッドマン夫人:デブラ・コーウィン
サミュエル”サム”モンテス:リカルド・チャヴィラ
ポーラ・モンテラーノ:ディナ・メイヤー
アメリカ 映画
配給 ディメンション・フィルムズ
2010年製作 88分
公開
北米:2010年8月20日
日本:2011年8月27日
製作費 $24,000,000
北米興行収入 $25,001,530
世界 $83,188,170
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
アリゾナ州、ヴィクトリア湖。
スプリング・フェスタで賑わう湖で、地元住人のマット(リチャード・ドレイファス)が、釣りを楽しんでいる最中に消息を絶つ。
地震による、湖底の地割れから現われた肉食魚ピラニアに襲われたのだった。
保安官ジュリー・フォレスター(エリザベス・シュー)は、事件の報告を受け、保安官補ファロン(ヴィング・レイムス)らと共に警戒する
が、町としては稼ぎ時のため、湖を閉鎖するか厳しい選択を迫られる。
そんな時、ジュリーの息子ジェイク(スティーブン・R・マックイーン)が、ポルノ映画監督デリック(ジェリー・オコンネル)に誘われて、妹達のお守りもせずにバイトに向かってしまう。
ジュリーは、地震学者ノヴァク(アダム・スコット)らと共に、湖の調査を始めるが、地割れで助手がピラニアに襲われて犠牲になる。
そのピラニアを、海洋生物学者グッドマン(クリストファー・ロイド)に見せたジェリーとノヴァクは、それが、太古の昔に生息していた凶暴な殺人肉食魚だと知る。
そして、湖に向かったジェイクらや人々に大量のピラニアが迫る・・・。
1978年版「ピラニア」のリメイクということなのだが、前作の内容とそれほど関連性もない。
3D作品でもあり、本作単独で楽しめる仕上がりになっている。
しかし、かなり過激な残虐で、お色気シーンも多く、品格を求めるの作品ではないが、小さな子供が登場するのに、よくもここまでえげつない内容にしたものだと、顔をしかめてしまう場面もある。
カルト・ホラー的に観ていればそれほどでもないが、一応、”才女”エリザベス・シューが主演する作品でもあり、魅力的なキャスティングも、あまり生かされていないところなどは残念だ。
前作は「ジョーズ」(1975)の亜流だったのだが、B級的な作風に、かなりユーモラスに描かれているのに対し、時代の流れか、映像的にかなり刺激的なシーンの連続だ。
オープニングであっさりピラニアの餌食になる、釣り人のリチャード・ドレイファスが、「ジョーズ」の時と同じコスチュームで登場するのと、やはり科学者が似合う、ベテランのクリストファー・ロイドの出演も嬉しい。
ピラニアに対抗すべく奮闘する保安官エリザベス・シュー、驚きの結末を迎える地震学者アダム・スコット、ポルノ映画の監督ジェリー・オコンネル、保安官補ヴィング・レイムス、全体的には似ていないのだが、口元が祖父スティーヴ・マックィーンの面影がある、保安官の息子スティーブン・R・マックイーン、その妹ブルックリン・プルー、弟セイジ・ライアン、彼が心を寄せる女友達ジェシカ・ゾア、Tシャツコンテストの司会役イーライ・ロス、映画のモデル、ケリー・ブルックとライリー・スティールなどが共演している。