航空機事故の被害者をカウンセリングするセラピスト自身が混乱に巻き込まれていく姿を描く、監督ロドリゴ・ガルシア、主演アン・ハサウェイ、パトリック・ウィルソン、デヴィッド・モース、ダイアン・ウィースト他共演の心理サスペンス。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ロドリゴ・ガルシア
製作総指揮
ジョセフ・ドレイク
ネイサン・カヘイン
製作
ケリー・セリグ
マシュー・ロードス
ジャド・ペイン
ジュリー・リン
脚本:ロニー・クリステンセン
撮影:イゴール・ジャデュー=リロ
編集:トム・ノーブル
音楽:エド・シェアマー
出演
クレア・サマーズ:アン・ハサウェイ
エリック・クラーク:パトリック・ウィルソン
アーキン:デヴィッド・モース
ペリー:アンドレ・ブラウアー
シャノン:クレア・デュヴァル
トニ:ダイアン・ウィースト
ジャック:ウィリアム・B・デイヴィス
ディーン:ライアン・ロビンズ
ノーマン:ドン・トンプソン
金髪の男:アンドリュー・ホイーラー
病院受付:カレン・オースティン
エマ:ステイシー・グラント
ジャニス:チェラー・ホースダル
アメリカ 映画
配給 トライスター・ピクチャーズ
2008年製作 92分
公開
北米:2008年10月24日
日本:2009年3月7日
製作費 $25,000,000
北米興行収入 $292,440
世界 $5,736,120
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
心理セラピストのクレア・サマーズ(アン・ハサウェイ)は、同僚のペリー(アンドレ・ブラウアー)に呼び出され、旅客機墜落事故で生存した、数人のセラピーを担当することになる。
クレアは、生存者のエリック・クラーク(パトリック・ウィルソン)に面会するが、彼は悲惨な事故直後にも拘らず気分が高揚しているようで、言動もおかしかった。
その後、回復した生存者のグループ・カウンセリングを始めたクレアは、シャノン(クレア・デュヴァル)、ディーン(ライアン・ロビンズ)、ジャニス(チェラー・ホースダル)、ノーマン(ドン・トンプソン)らの、事故の際の話が微妙に食い違うことを気にする。
また、その場でカウンセリングを監視するような人影が、クレアらによって目撃される。
航空会社側のアーキン(デヴィッド・モース)は、あくまでパイロットの人的ミスが原因の事故との見解を示し、ここでも生存者の証言とは食い違う。
個別カウンセリングを希望した、エリックに会ったクレアは、彼からまともな話を聞けず、その挙句に誘われたために、その場を立ち去る。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
若くて優秀な女性心理セラピスト、クレア・サマーズは、飛行機事故で奇跡的に生き残った5人の乗客のセラピーを担当することになる。
生存者の一人エリックは、グループ・カウセリングを拒み、個別カウンセリングを希望し、その奇怪な言動は、クレアを困惑させる。
そんな中、乗客の証言と航空会社側の意見の食い違いや、自分を誘惑するエリックの異常な行動にクレアは益々戸惑う。
さらに、生存者達の謎の失踪に、クレアは航空会社への不審感を強める。
やがてクレアは、事故の関係者や身の回りに現れる人々が自分に関わる、驚くべき真実を知ることになる・・・。
__________
拡大公開されなかったために、興行的に成功した作品ではないが、魅力的なキャストの競演が見ものだ。
当初から身元を明かさない”ペリー”や不審な隣人”トニ”の存在が、霊的予感を感じさせるために、やがて主人公が知る真実は、おおよそ予測できてしまう。
「シックス・センス」(1999)を思い起こさせる結末なので、その衝撃度もやや低い感じを受ける。
混乱する周囲に惑わされながら、自分に起きた衝撃的事実を受け入れる、優秀なセラピストを好演するアン・ハサウェイ、死者だとわかる頃から人格の変化を感じさせ、主人公とは対照的に冷静になっていくパトリック・ウィルソン、事故の当事者だった機長デヴィッド・モース、作品全体に不穏な空気を漂わせる人物アンドレ・ブラウアーとダイアン・ウィースト、乗客のクレア・デュヴァル、ライアン・ロビンズ、ドン・トンプソン、チェラー・ホースダル、主人公の姉ステイシー・グラントなどが共演している。