製作、監督、脚本を兼ねるジョセフ・コシンスキーの未発表のグラフィック・ノベル(編集ラディカル・コミックス)を基に製作された作品。 異星人の侵略で滅亡の危機にある地球で監視活動を続ける男の運命を描く、主演トム・クルーズ、モーガン・フリーマン、オルガ・キュリレンコ、アンドレア・ライズボロー他共演のSFアクション。 |
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■ スタッフ キャスト ■
監督:ジョセフ・コシンスキー
製作
ジョセフ・コシンスキー
ピーター・チャーニン
ディラン・クラーク
バリー・レヴィン
ダンカン・ヘンダーソン
製作総指揮
イェッセ・ベルガー
デイヴ・モリソン
原作:ジョセフ・コシンスキー
脚本
ジョセフ・コシンスキー
カール・ガイダシェク
マイケル・アーント
撮影:クラウディオ・ミランダ
編集:リチャード・フランシス=ブルース
音楽:M83
出演
ジャック・ハーパー:トム・クルーズ
マルコム・ビーチ:モーガン・フリーマン
ジュリア・ルサコーヴァ:オルガ・キュリレンコ
ヴィクトリア“ヴィカ”オルセン:アンドレア・ライズボロー
サイクス:ニコライ・コスター=ワルドー
サリー:メリッサ・レオ
ジュリアの娘:アビゲイル・ロウ/イザベル・ロウ
カラ:ゾーイ・ベル
アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
2013年製作 124分
公開
北米:2013年4月19日
日本:2013年5月31日
製作費 $120,000,000
北米興行収入 $89,107,240
世界 $286,168,570
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
2077年。
異星人”スガウ”の星が死にかけ、彼らは半世紀前に月を破壊した。
地球は、地震と津波で世界各地の都市が破壊され、その後”スガウ”の侵略が始まった。
戦いを挑んだ人類は勝利するものの、使用した核兵器の放射能汚染で地球を失った。
人類は、土星の衛星”タイタン”へ移住するための拠点となる、宇宙管制センター”テット”を建設した。
5年前に記憶を消されたジャック・ハーパー(トム・クルーズ)は、恋人ヴィクトリア“ヴィカ”オルセン(アンドレア・ライズボロー)と共に、空中の”タワー49”で地球の海水を核エネルギー化する採水プラントの警備に就いていた。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
2077年。
異星人の侵略を受けた人類は、滅亡の危機にある地球から、土星の衛星”タイタン”への移住計画を進めていた。
ジャック・ハーパーと恋人ヴィカは、地球の海水をエネルギー化するプラントを警備していた。
ある日、飛来物体墜落を目撃したジャックは、その現場に向かい、それが戦争前の地球の宇宙船であり乗組員がいることを確認する。
睡眠状態の乗組員ジュリアをタワーに運んだジャックは、意識が戻った彼女と共に墜落した宇宙船のフライトレコーダーを回収する。
しかし、何者かに襲われたジャックは拘束され、人類の生存者ビーチから、移住の拠点となる管制センター”トット”破壊を強要される。
ジュリアを殺すと脅されたジャックは、彼女と共に”エンパイア・ステート・ビルディング”に向かい、彼女からある事実を知らされるのだが・・・。
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異星人の侵略、核戦争、地球外への脱出そしてクローンなど、様々なSFの要素を網羅した無難に仕上げられた作品。
その全てに目新しさもなく、1970年代のSFへのオマージュだというジョセフ・コシンスキーの演出は平凡で、トム・クルーズの魅力と映像の美しさだけが見どころといったところだろうか。
トム・クルーズ作品としてはやや寂しい、北米興行収入は約8900万ドルに終わるものの、全世界では約2億8600万ドルのヒットとなった。
単調な展開も、期待のモーガン・フリーマンの登場で盛り上がるかと思いきやそうでもない。
悪党の雰囲気で登場する生存者のリーダー、モーガン・フリーマンに頭をかしげていると、終盤では、彼らしい人間味を感じさせる演技で存在感を発揮する。
それでも、彼のファンにとっては物足りない演技ではなかっただろうか。
主演のトム・クルーズは、流石にその表情だけで”スター”を意識させるオーラが違う。
単なるアクションだけでは終わらせない、彼の仕事に対する熱意を体全体から感じることができる。
素朴な雰囲気がいい、主人公の妻オルガ・キュリレンコ、主人公とチームを組む恋人のアンドレア・ライズボロー、彼女らに指令を出す、モニター映像のみの出演となる管制官のメリッサ・レオ、生存者組織の一員のニコライ・コスター=ワルドーとゾーイ・ベル、ヒロインの娘アビゲイル・ロウ/イザベル・ロウなどが共演している。