酒やドラッグに溺れながら生きる暴力的な男と家族の日常を描く、製作リュック・ベッソン、製作、監督、脚本ゲイリー・オールドマン、主演レイ・ウィンストン、キャシー・バーク、チャーリー・クリード=マイルズ、ライラ・モース他共演のドラマ。 |
・ドラマ
・ゲイリー・オールドマン / Gary Oldman / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督:ゲイリー・オールドマン
製作
ゲイリー・オールドマン
ダグラス・アーバンスキ
リュック・ベッソン
脚本:ゲイリー・オールドマン
撮影:ロン・フォーチュネイト
編集:ブラッド・フラー
音楽:エリック・クラプトン
出演
レイモンド:レイ・ウィンストン
ヴァレリー”ヴァル”:キャシー・バーク
ビリー:チャーリー・クリード=マイルズ
ジャネット:ライラ・モース
キャス:エドナ・ドール
ポーラ:クリッシー・コッテリル
アンガス:ジョン・モリソン
マーク:ジェイミー・フォアマン
ダニー:スティーヴ・スウィーニー
イギリス 映画
配給
20世紀FOX(イギリス)
フォックス・サーチライト・ピクチャーズ
1997年製作 128分
公開
イギリス:1997年10月10日
北米:1998年2月6日
日本:1998年2月21日
製作費 $9,000,000
北米興行収入 $266,130
世界 $284,480
■ ストーリー ■
南ロンドン。
失業中のレイモンド(レイ・ウィンストン)は、妊娠中の妻ヴァレリー”ヴァル”(キャシー・バーク)と幼い娘ミシェルと暮らしていた。
ヴァルの弟ビリー(チャーリー・クリード=マイルズ)は麻薬依存症で、母親ジャネット(ライラ・モース)と祖母のキャス(エドナ・ドール)と暮らしていた。
気性が荒いレイモンドは暴力的で、ヴァルとジャネットはそんな彼を嫌い、家族は機能不全状態だった。
レイモンドは、夜になると、ビリーや友人のマーク(ジェイミー・フォアマン)を連れてパブなどに向かい、遊び回り麻薬も手に入れる。
ある日レイモンドは、アパートに泊っていたビリーが自分の麻薬を盗んだために、彼を痛めつけて追い出す。
街で物乞いをしたビリーは、ヘロインを打って眠ってしまい、ジャネットに起こされてアパートに戻る。
その後、ヤクが切れたビリーは禁断症状に苦しみ、ジャネットに車を運転させてヤクを買いに行き、車内でそれを打つ。
翌日、ジャネットから金をもらえないビリーは、レイモンドのアパートに忍び込み、レイモンドの私物などを盗み、それを売った金をジャネットに渡す。
それを知ったレイモンドは憤慨し、ヴァルとジャネットと共にビリーを捜す。
ある夜レイモンドは、プールバーで男とビリヤードをするヴァルに嫉妬し、彼女をアパートに連れ戻し、男との関係を疑い容赦なく痛めつける。
訪ねて来たジャネットは、傷ついたヴァルを見て驚き、交通事故に遭ったという彼女の話を信じる。
その後、病院に運び込まれたヴァルは流産してしまい、ジャネットは、彼女とミシェルをアパートに連れて行くことにする。
ヴァルが出て行ったことを知ったレイモンドは激怒し、ジャネットの家に押し入ろうとするのだが・・・。
製作と脚本を兼ねるゲイリー・オールドマンの監督デビュー作品であり、リュック・ベッソンが製作に参加し、主演はレイ・ウィンストン、キャシー・バーク、チャーリー・クリード=マイルズ、ライラ・モースなどが共演し、音楽はエリック・クラプトンが担当した。
酒やドラッグに溺れながら生きる暴力的な男と家族の日常を描くドラマ。
ドラマは、ゲイリー・オールドマンが育った環境が描かれていて、彼の姉ライラ・モースが、主人公の義母を演じている。
暴力やドラッグという社会問題をテーマに、それにより機能不全状態の労働者階級の家族の苦悩などが切実に描かれている。
そんな家族と隣人が集い、物語の内容とは別世界のような状況が映し出されるラストが印象的だ。
主演のレイ・ウィンストンは、失業中の身で遊び回る、気性が荒く暴力的な主人公を熱演している。
主人公に虐待されながらも強く生きようとする妻を好演するキャシー・バーク、その弟で麻薬依存症のチャーリー・クリード=マイルズ、その母親ライラ・モース、その母親エドナ・ドール、ヴァル(キャシー・バーク)の友人夫婦クリッシー・コッテリルとジョン・モリソン、主人公の友人ジェイミー・フォアマン、ビリー(チャーリー・クリード=マイルズ)の友人スティーヴ・スウィーニーなどが共演している。