メカニック:ワールドミッション Mechanic: Resurrection (2016)

その場に隠してあった銃などを確認して、レネーのことを調べたビショップは、自分と共に殺し屋として育てられたリア・クレイン（サム・ヘイゼルダイン）がボスであることを知る。

翌日、ビーチに現れたジーナ・ソーントン（ジェシカ・アルバ）はメイの元に向かい、沖のヨットに停泊中であり、切らした薬を譲ってほしいと伝える。

ジーナに薬を渡したメイは、彼女の腕のアザが気になる。

その夜、ヨットのジーナが男に痛めつけられていることに気づいたメイは、ビショップに助けを求める。

それを断ったビショップだったが、メイから自分が行くと言われたため、仕方なくヨットに向かう。

ジーナを痛めつけるフランク（アンテオ・クィンタヴァッレ）を制止したビショップは、相手が水中銃を手にしたために叩きのめす。

フランクは頭を打って死亡し、気を失ったジーナをメイに任せたビショップは、ヨットを始末することを伝える。

船内を調べたビショップは、ジーナの携帯電話に自分の写真があることを確認しする。

沖に向かったビショップはヨットに火を放ち、ビーチに戻りジーナから話を聞く。

自分の写真を持つ二人目の女で、一人はクレインの手下だったと伝えたビショップは、無関係だと言う彼女を追求する。

クレインに脅されて送り込まれたと言うジーナは、恋人役のフランクに虐待され島に逃げ込む筋書だったが、酔った彼が本気で襲ってきたことをビショップに伝える。

その後は携帯電話から一度かけるだけでそれ以外は知らないと言うジーナに、自分の新しい女が誘拐され、それを追わせるのがクレインの狙いだとビショップは話す。

自分を人質にとりビショップを脅すことに気づいたジーナは、その理由を尋ね、汚れた仕事をさせるためだと言われる。

ビショップから、自分の指示に従っている間にクレインを殺すと言われたジーナは、殺人には関わりたくないと伝える。

脅して利用した者をクレインが生かしておくと思うかと言われたジーナは、自分を救える確信があるビショップを信じるしかなかった。

翌日、ジーナの傷の治療をするメイは、父は東洋医学の治療師で、ビショップはその弟子だったと伝える。

意外に思ったジーナは、メイから、傷ついた者ほど人を癒せると言われる。

特殊部隊員だったジーナがアフガニスタンで部隊から離脱し、カンボジアで人道主義活動を開始したことを知ったビショップは、彼女と話をする。

人身取引被害者の保護施設を運営しているジーナは、数週間前に職員が誘拐されて二日後に殺害され、クレインに脅されたたために、仕方なく指示に従ったことをビショップに話す。

その後、沖にいる不審な船に気づいたビショップは、それがクレインの部下だと考えて、ジーナと恋人同士を装う。

その夜、ジーナから感謝されたビショップは、子供が全てだと言われ、自分も孤児だったと伝える。

ギャングに売られて少年兵士の訓練を受け、クレインも仲間だったと言うビショップは、自分だけが逃げたことを話す。

クレインは責められて拷問されたため、自分を恨んでいると言うビショップは、これは復讐だとジーナに伝える。

ジーナはビショップの気持ちを察し、そして二人は愛し合う。

島の裏から出る補給船で逃げろとジーナに指示したビショップは、三人は殺さずにクレインを始末することを伝え、父親の形見である腕時計を彼女に預ける。

翌日、ジーナは連れ去られ、ビショップは、クレインの部下ジェレミー（ジョン・セナティエンポ）に捕らえられる。

バンコク。
レネーに迎えられたビショップは、爆弾が仕掛けられた椅子に座らされて、現れたクレインと話す。

ジーナを解放しろと言われたクレインはそれを拒み、資料を渡す。

一人目のターゲットである、大量殺人犯の将軍クリル（フェミ・エルフォウォジュJr.）はアフリカの武器商人で、マレーシアの刑務所にいるため手が出せないことを話したクレインは、三人を殺してジーナを取り戻せとビショップに伝える。

裏切れば自分が標的になるため、やり遂げればジーナの命は保証することをクレインは約束する。

マレーシア、ペナン島。
準備をして爆薬などを用意したビショップは、性犯罪者に成り済まし、わざと逮捕されて110キロの沖合にある刑務所に移送される。

ガードされるクリルを監視するビショップは、彼が命を狙われていることを知る。

ある囚人からナイフを奪ったビショップは、クリルに襲い掛かった男を刺殺する。

クリルに気に入られたビショップは夕食に招待され、彼を殺して事故に見せかける。

所内は騒動となり、隠していた爆薬で壁を破壊して穴を開けたビショップは、発信機を飲み込み、サメ除けクリームを体に塗り海に飛び込む。

沖に向かったビショップは、クレインが手配した船に回収される。

クレインと話したビショップはジーナの無事を確認し、次のターゲットを36時間以内に殺さなければ自分の命がないと彼女から言われる。

ジーナが、ビショップの父親の形見の腕時計をしていることに気づいたクレインは、それを知らないと言う彼女に、一度も外したことがないはずだと伝える。

ビショップに弱みがあることを初めて知ったと言うクレインは、ジーナを利用することを考える。

オーストリア、シドニー。
ビショップは、次のターゲットである、人身取引で財を成した、高層ビルの最上階に住む鉱業界の大物で大富豪のエイドリアン・クック（トビー・エディントン ）を監視して調査する。

クックの部屋は要塞化されているために侵入することは不可能だと考えたビショップは、下の階の部屋を不動産業者に見せてもらい、鍵の形をスキャンする。

硬化プラスチックにひびを入れる小型の膨張装置を作ったビショップは、業者を装い下見した部屋に合鍵を使い侵入する。

窓を外して上によじ登り、プールの底面に装置をセットしたビショップは、飛び込んだクックに気づかれながら、それにひびを入れて破壊することに成功して階下に戻る。

プールの底は抜けて、クックは落下して死亡し、ビショップはビルを離れる。

それをニュースで確認したクレインは、ジェレミーに指示してビショップに連絡させえる。

隙を見て自分を撮るカメラを動かしたジーナは、ビショップに窓に書かれている船舶番号を知らせようとするが、それに気づいたジェレミーは彼女を殴る。

窓を確認したビショップは、港湾局に電話をして、当て逃げされたと言って船舶番号を伝え、相手の船の常泊地がシドニー湾の第7埠頭だと知らされる。

沖に向かっていたクルーザーをヘリコプターで発見し、海に飛び込み近づいて乗り込んだビショップは、男達を次々と倒してジーナを助けようとするものの、捕えられてしまう。

三人目を殺せとクレインに指示されたビショップは、隙を見て逃亡する。

ブルガリア、ヴァルナ。
クレインから今回は許すと言われて現地に向かったビショップは、三人目のターゲットである、アメリカ人の武器商人マックス・アダムス（トミー・リー・ジョーンズ）がいる、大陸間弾道弾搭載の潜水艦がある要塞化した共産党記念館に侵入しようとする。

ビショップは、クリルとクックの死でアダムスが警戒していることを知る。

要塞の見張りを狙撃したビショップは、病院の救急ヘリに潜みその場に向かう。

要塞に侵入したビショップは、アダムスに銃を向けるものの殺さずに話をする。

アダムスと手を組んでクレインを消すことを考えていたビショップは、彼の死を偽装しようとする。

それに乗ったアダムスは、潜水艦待避所の爆発で死んだように見せかけ、ビショップと共に海岸に泳ぎ着く。

事故の報道を見たクレインはビショップからの電話を受けて、ジーナを連れてヴァルナ北部の埠頭に来るようにと言われる。

アダムスの死体は潜水艦待避所にあると言われたクレインは、それを確認するようジェレミーに指示し、ビショップは殺すよう命ずる。

潜水艦待避所に向かったビショップは、クレインの部下を迎え撃つ準備をする。

現場に着いたジェレミーらは、ビショップに待ち伏せされて全滅する。

ビショップが必ず来ると考えるクレインは警戒し、ジーナをエサに使おうとする。

クルーザーに乗り込んだビショップは男達を倒して武器を奪い、攻撃を受けて反撃する。

抵抗したジーナは銃弾を受けてしまい、クレインは自爆装置をセットして逃げようとする。

ジーナを見つけて脱出用ポッドに乗せて生きろと伝えたビショップは、彼女を逃がし、クレインと格闘になる。

クレインを鎖で縛りつけたビショップは、泳いでも爆破に巻き込まれると言われる。

泳ぐ気はないとクレインに伝えたビショップは船内に向かい、クルーザーは爆発して沈没する。

ポッドは海面に浮かび、ジーナは迫るボートに助けを求める。

救助されたジーナを確認したアダムスは、回収されたクルーザーの残骸が、アンカー回収部しか残っていないことを知る。

カンボジア、プノンペン。
子供達の元に戻ったジーナは、メイに手紙を出す。

その後、ジーナの前にビショップが姿を現す。

クルーザーの構造を調べたアダムスは、錨鎖を収納するための独立した補強室があることを知る。

アダムスは、爆発時にその場に隠れていたビショップが出てくる、回収場所に設置された監視カメラの映像を確認する。