クラツォフがさらってきた少女が犯人だと、その場にいた老女が話していることを知らされたアカイは、犯人が少女のはずがないと伝える。
プリンスルーから体内破裂団を見せられたアカイは、警察の治安維持班だけが使う非合法の銃弾だったために、内部の者の犯行かもしれないと言われる。
自分ではないかと疑われたアカイは、職権乱用の殺人になると話すプリンスルーから後を任される。
アパートに戻ったサワは、現れたアカイに、アンプ(ドラッグ)がないと頭が混乱すると伝える。
父の親友だっだアカイの協力で暗殺者となったサワだったが、目撃者を残して警官の銃を持っていることも知られてしまったことで、警察の汚職警官から組織に情報が流れる恐れがあると言われる。
クラツォフは相棒とヴィック・ソーンヒル(カール・ベウクス)に会いに行くと言っていたと話すサワは、その住所のメモをアカイに渡し、少女達をエミールに出荷する人身の受け渡しが行われると伝える。
ついにエミールに復讐できると考えるサワだったが、アカイから、何かあったら父親に申し訳が立たないと言われる。
自分が他の少女と一緒に敵のアジトに侵入し、エミールを殺すと言うサワは、アカイにアンプを打ってもらう。
ソーンヒルの元に向かったサワは、クラツォフの紹介だと伝えるものの、死んだはずだと言われる。
拷問していたジェピーにサワが知り合いか尋ねたソーンヒルは、見たこともないと言われる。
父クライヴがサワを気に入るか試そうとするソーンヒルは、上等な商品を用意しろとジェピーに指示し、全てクラフツォフが扱っていたと言われるものの納得せずに彼を痛めつける。
隣の部屋に連れて行かれクライヴに迫られたサワは、隠し持っていた武器で彼を殺す。
見張りの男も殺したサワは、ジェピーに襲い掛かり、エミールへの出荷のことなどを聞き出そうとするものの逃げられてしまう。
その場を離れたサワは、現れた若者オブリ(カラン・マッコーリフ)から覚えてないのかと訊かれ、アンプのせいだ言われる。
治安維持班が使うドラッグのアンプでトラウマや恐怖を忘れていると話すオブリから、そのせいで記憶を失っていると言われたサワは、その方が都合がいいと伝える。
悪い過去はいいがよい記憶はと訊かれたサワは、よい過去とは何かとオブリに尋ねる。
両親の顔を覚えているかと訊かれ、エミールに殺されたと話すサワは、復讐するとオブリに伝えて去ろうとする。
顔を忘れたら二度、親を失うことになるので復讐は無意味だと言われたサワは、何も答えずに去ろうとする彼女に両親を知っていると伝える。
その理由を訊かれたオブリは、アンプをやめろと言って映画館にいることを知らせる。
そこがナンバーズがいる区域だったために、自分を売る気ではないのかと考えたサワだったが、オブリはその場を去る。
アパートに戻り、現れたアカイから、何をするためにクライヴに会ったのか訊かれたサワは、頭が混乱したと答える。
自分の行動で二人とも死ぬところだったと言われたサワは、ジェピーが持っていた手掛かりの駐禁チケットを見せる。
ジェピーにも見られたことを確認したアカイは、彼に会いエミールの居場所を訊くと言うサワに、ソーンヒルとジェピーに顔を見られるような無茶をすると、自分のこともバレてしまうと伝える。
父親が親友だったアカイの考えを理解するサワは、だからこそ復讐するのだと言って彼を抱きしめてアンプを打つ。
ジェピーのアパートに向かったサワは、対応し彼の妻たライラに間違いだと伝えるが、ナンバーズのマルグリット(クレオ・リンクウエスト)らが押し入る。
ライラとジェピーがマルグリットらに襲われている間に娘のナイーマを助けようとしたサワは、彼女を連れて逃げる。
マルグリットらに襲われて痛めつけられたサワだったが、そこにオブリが現れて彼女を救う。
現場を調べたアカイとプリンスルーは、ジェピーの死体や地上階にあった閃光弾を確認する。
情報部の警部レイホークが現れ、ジェピーが部下であり潜入捜査官だったことをアカイに伝える。
クラツォフに汚い仕事をさせて、少女を売った金は捜査費用に充ててたと話すレイホークは、犯人はナンバーズだと言うアカイに、一連の事件に関わる少女が絡んでいるという考えを伝える。
クライヴに殺意を抱く者は1000人はいると言うアカイは、彼の死を見たジェピーが殺されたので黒幕を知ろうとするレイホークから、少女を見つけるよう指示される。
オブリの部屋で目覚めたサワは、ナイーマがさらわれ両親が殺されたのはナンバーズのせいだと言って去ろうとするが、オブリから、両親を知っていると話したのを忘れたのかと訊かれる。
何も答えずにその場を去ったサワは、追ってきたオブリから、アンプが切れたので混乱していると言われる。
アンプの副作用で記憶が失われると言われたサワは、その日が待ち遠しいと伝えて姿を消す。
ジェピーが捜査官であることを知っていたプリンスルーは、それをアカイが知らなかったことを不思議に思う。
禁断症状が出始めたサワは、現れたナンバーズから身を隠し、追ってきたオブリからナイーマの居場所を知っていると言われる。
協力は必要ないと言われたオブリは、両親の復讐のために他の子の親が死んだとは皮肉だと伝えてその場を去り、サワは彼の後を追う。
ナイーマを見つけて救い出そうとしたサワとオブリは、マルグリットに見つかってしまい、片目が義眼のスタギーに渡す子供なので欲しければ買えと言われる。
マルグリットと格闘になりスタギーの居場所を知ったサワは、彼女を地上に突き落とす。
ナンバーズに追われたサワは、バスを奪ったオブリと共にその場から逃げる。
オブリが両親や自分について知っていることと、ナイーマが無事であることを確認したサワは、バスから飛び降りる。
ジェピーのアパート付近の監視カメラをチェックしたアカイは、オブリがサワを担いでいる姿を確認する。
サワのアパートに向かったアカイだったが、彼女は戻っていなかった。
スタギーがいるクラブに向かったサワは、彼からエミールの情報を聞き出そうとするものの逃げられてしまう。
護衛を殺してスタギーを追ったサワは、彼に銃を向けて脅し、明日の夜10時に、コンテナヤードから少女を精肉運搬車で出荷する取引に加わりたいのかと訊かれる。
隙を見て襲ってきたスタギーを殺したサワは、その場から離れる。
現れたマルグリットから、商品であるナイーマを返すようにと言われたオブリは逃走する。
スタギー殺害現場を調べたプリンスルーは、クラツォフの時と同じ銃が使われたことをアカイに伝える。
アカイは、サワの身元が知られてしまう証拠品を焼却する。
コンテナヤードに向かい見つかってしまったサワは、抵抗するものの捕らえられる。
意識を失いある厨房で目覚めたサワは、その場にいたエミールから話しかけられ、両親を殺されたと伝える。
エミールから、クライヴなど多くの取引相手を殺したと言われたサワは、現れたソーンヒルにイヤリングを奪われ、父クライヴを殺した女だと知られる。
雇い主を訊かれたサワは、ソーンヒルに奪われたイヤリングを取り戻し、その後に全員を殺すとエミールに伝える。
手下のシャミールとソーンヒルを殺したサワは、エミールに襲い掛かり、彼を傷つけて首を切り落とす。
エミールの死体を確認するアカイを監視するレイホークは、プリンスルーから、以前から彼が誰かをかばっていると言われ、少女の正体を暴こうとする。
アパートで眠っているサワの様子を見ていたアカイは、目覚めた彼女から、親を殺した顔にヤケド痕がある男の顔を思い出したと言われ、アンプが切れた禁断症状だと伝える。
アンプを渡されたサワはそれを拒み、犯人はエミールではないとアカイに伝える。
想い出したのは雇われた殺し屋だと言われたサワは、真相を知りたいとアカイに伝えるものの、これ以上、ことを荒立てるのは危険だと話す彼に説得される。
殺し屋が知りたければオブリに会うようにと言うアカイは、これ以上は無理だとサワに伝えてその場を去る。
オブリに会ったサワは親の仇を知っているのかと迫り、教えても忘れてしまうと言われたため、アンプはやめたと伝える。
自分達は友達だったと言うオブリは、サワをある場所に連れて行く。
オブリから、この先は行けないと言われたサワは、奥の部屋にいたヤケドの男オーティスから、自分のための銃がテーブルの上にあることを知らされる。
元警官だったオーティスから、父とは同僚であり、マスタードガスで顔を焼かれたと言われたサワは、彼の話を聞く。
銀行が破綻して政府が崩壊した時に、州の兵器が全てなくなり高値で売られたと話すオーティスは、両親を殺したと言うサワに銃を向けられ、それを否定する。
自分にも責任があると言うオーティスは、武器を盗んだ犯人に気づいたが、家を爆破されて妻が死んだと伝える。
息子を守るために報告はやめて、捜査班の仲間が犯人を知っていたと話すオーティスに、その仲間が父だということをサワは確認する。
サワは、自分は撃っていないと言うオーティスから、父を撃った男が犯罪を隠蔽する目的で自分の記憶を奪い、偽りの記憶を信じ込ませて操っているという話を聞く。
その男がアカイだったことに気づいたさサワはその場を去り、オブリがオーティスの息子であることを確認する。
死にかけている父オーティスが真実を教えたがっていると伝えたオブリは、サワから、自分達は子供だったので何も知らなかったと言われる。
そこに現れたアカイに銃を向けられたサワとオブリは、武器を捨てるようにと指示される。
アンプを打たれたサワは倒れ込むものの、それはバッグに当たっていた。
アカイに銃を向けられたオブリは、現れたマルグリットらに連れて行かれる。
地下室に向かわされるオブリは抵抗し、現れたオーティスがナンバーズの男を射殺するもののアカイに撃たれる。
銃弾を受けたアカイはオーティスを射殺し、襲い掛かろうとするサワに、オブリを殺すと言って脅す。
父が自分のことを密告しようとしていたと言うアカイは、確かに銃を盗んで売ったが、警官は皆やっていたとサワに伝える。
間違いは犯したが償ってきたつもりだと言うアカイは、警官や判事が野放しにしてきた犯罪を取り締まり続け、正義のために制裁を加えたと話す。
裁きを受けるのは自分だと言われたアカイは、どうすることもできたが守ってきたのは、父に借りがあるからだとサワに伝える。
自分が礼をすると言うサワを撃つことができないアカイは、その場を去る。
車に向かったアカイを追ったサワは、エミールがいない今、二人で全てを支配できるという彼に、初めてウソではない言葉を聞けたと伝えて銃を向ける。
夜が明けて、アンプを打たれたアカイを見つめるレイホークとプリンスルーは、この状態では少女のこと聞き出すのは無理だと考える。
オブリと共にナイーマの元に向かったサワは、子供時代に彼と遊んだことを想い出す。