南北戦争前夜のカンザス準州を舞台に、工事の妨害に遭いながら鉄道工事を進める技師たちの戦いを描く、製作ウォルター・ウェンジャー、監督レイ・ナザロ、主演スターリング・ヘイデン、イヴ・ミラー、バートン・マクレーン、リード・ハドリー他共演の西部劇。 |
・西部劇
■ スタッフ キャスト ■
監督:レイ・ナザロ
製作:ウォルター・ウェンジャー
脚本:ダニエル・B・ウルマン
撮影:ハリー・ニューマン
編集
ウィリアム・オースティン
ウォルター・ハネマン
音楽:アルバート・センドリー
出演
ジョン・ネルソン大尉:スターリング・ヘイデン
バーバラ・ブルース:イヴ・ミラー
カル・ブルース:バートン・マクレーン
ウィリアム・クアントリル:リード・ハドリー
ケイシー:アーヴィング・ベーコン
ジョー・ファーリー:ジェームズ・グリフィス
マックス・ジャナス:ダグラス・ファウリー
スモークスタック:ハリー・シャノン
モーリー:マイロン・ヒーリー
ストーン:クレイトン・ムーア
スタントン中尉:ロバート・キーズ
ガス・グスタフソン:トム・ファッデン
シャーマン・ジョンソン:ジョナサン・ヘイル
ウィンフィールド・スコット将軍:ロイ・ゴードン
マックス:レーン・ブラッドフォード
コーヴィン:フレッド・グラハム
保安官:ハート・ウェイン
アメリカ 映画
配給 Monogram Pictures
1953年製作 73分
公開
北米:1953年2月22日
日本:1962年5月12日
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
南北戦争前夜、カンザス準州は2派に分裂して対立していた。
西部に向かう鉄道の建設が進んでいたが、南部連合にとっては、西部の基地の補給路になり得るため、鉄道の完成は敗北を意味した。
南部連合の一部は鉄道建設を妨害し、合衆国側はそれに対抗した。
”カンザス・パシフィック鉄道”の現場責任者カル・ブルース(バートン・マクレーン)は、マックス・ジャナス(ダグラス・ファウリー)らの度重なる妨害に遭い苛立つ。
ワシントンD.C.。
陸軍最高司令官ウィンフィールド・スコット将軍(ロイ・ゴードン)は、カンザス・パシフィックのシャーマン・ジョンソン(ジョナサン・ヘイル)から軍の出動要請を受ける。
まず鉄道を完成させることが先決だと考えたスコットは、”陸軍工兵司令部”のジョン・ネルソン大尉(スターリング・ヘイデン)を民間人の技師として派遣することをジョンソンに伝える。
ブルースは、娘のバーバラ(イヴ・ミラー)と機関士のスモークスタック(ハリー・シャノン)、ガス・グスタフソン(トム・ファッデン)と共に食事を済ませる。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストーリー)
南北戦争前夜、カンザス準州。
南部連合は、西部の基地の補給路になり得る”カンザス・パシフィック鉄道”の工事を妨害していた。
陸軍最高司令官スコット将軍は、”陸軍工兵司令部”のジョン・ネルソン大尉を、民間人の技師として現場に派遣する。
現地に到着したネルソンは、現場責任者のブルースと娘のバーバラに歓迎されないまま作業を開始するのだが・・・。
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南北戦争前夜のカンザス準州を舞台に、南北の争いの中で、工事の妨害に遭いながら鉄道工事を進める技師たちの戦いを描く西部劇。
ウォルター・ウェンジャーが製作し、テレビ界でも活躍し始めたレイ・ナザロが監督した作品。
カンザス準州が、戦争が近づき南北双方の抗争の中で2分される社会情勢や、鉄道を大きな”武器”と考える軍の思惑などを、事実を基に描いた作品。
妨害工作に敢然と立ち向かいながら鉄道工事を進める者たちの心意気と共に、西部劇の醍醐味も味わえる作品。
テレビドラマ”ローン・レンジャー”で主演と務めていたクレイトン・ムーアが、妨害一味の1人として出演しているのは注目だ。
主演のスターリング・ヘイデンは、軍人としての身分を隠しながら、鉄道工事を進める逞しい男を熱演している。
当初は主人公を歓迎できないものの、やがて惹かれ合うようになるイヴ・ミラー、その父親で”カンザス・パシフィック鉄道”の工事責任者バートン・マクレーン、妨害工作をする一味のリーダー、リード・ハドリー、電信係のアーヴィング・ベーコン、主人公に護衛として雇われるジェームズ・グリフィス、妨害工作一味のダグラス・ファウリー、機関士のハリー・シャノンとトム・ファッデン、妨害工作一味のマイロン・ヒーリー、クレイトン・ムーア、レーン・ブラッドフォード、現地に派遣される中尉のロバート・キーズ、カンザス・パシフィック鉄道の社長ジョナサン・ヘイル、陸軍最高司令官ロイ・ゴードン、作業員フレッド・グラハム、保安官のハート・ウェインなどが共演している。