バッドボーイズ フォー・ライフ Bad Boys for Life (2020)

マイアミ港。
現金を回収したアルマンドは、犯罪組織のボス、リー・タグリン（マッシ・フルラン）に裏切られそうになる。

タグリンを殺したアルマンドは、彼の手下ロレンツォ”ズウェイロー”ロドリゲス（ニッキー・ジャム）に、マイアミを仕切ることを伝える。

マーカスは、家族や孫との生活を考えて引退するとマイクに伝えて、彼の元恋人リタ・セカダ（パオラ・ヌニェス）にも孫の写真を見せる。

リタは、ハイテク捜査チーム”AMMO/アドバンスド・マイアミ・メトロ・オペレーションズ”のリーダーになったばかりだった。

マーカスは、身を固める気のないマイクが、犯罪捜査に一生捧げるという気持ちが理解できない。

パーティーが終わり、マイクはバイクで現れた男に銃撃され、マーカスは救急車で運ばれる彼に付き添う。

緊急手術を受けたマイクは生死をさ迷い、マーカスは神に祈りを捧げる。

AMMO本部。
リタは、マイクを撃った弾丸が”FN P90”用のカスタム弾”SS190”だったことを部下のケリー（ヴァネッサ・ハジェンズ）から知らされる。

ハワードから必ず犯人を捕らえろと言われたリタは、チーム・メンバーのドーン（アレクサンダー・ルドウィグ）やレイフ（チャールズ・メルトン）と共に捜査を始める。

最後にマイクを殺すよう指示されていたアルマンドは、一番の脅威だったことをイザベルに伝えるものの、仲間の死を見せて苦しませるよう指示される。

アルマンドは、ヴァーガス元検事、DEA（麻薬取締局）のウェバー博士、ソレンソン判事を殺害する。

6か月後。
ミーガンとレジーの結婚式が行われ、回復したマイクも出席する。

ハワードに捜査を許可してもらえないマーカスは、引退したマーカスに協力を求めるものの断られる。

イザベルからの電話を受けたアルマンドは、マイクを苦しめるために、彼を銃撃した様子を撮った映像をネット上にアップする。

その動画は話題になりSNSで拡散され、それを知ったマイクは動揺する。

マイクは、訪ねて来たリタから、捜査はAMMOに任せるようにと言われるものの、その気になれなかった。

引退生活を楽しむマーカスだったが、テレサから邪魔者扱いされる。

マイクは、犯罪組織に関わる肉屋のマニー（DJキャレド）を脅して、カスタム弾”SS190”の製造者である武器商人ブッカー・グラッシー（ロリー・マーカム）の名前を聞き出す。

それをマイクから知らされたハワードは、仕方なくAMMOの捜査に加わることを許可する。

渋々それに従うリタは、チームのメンバーにマイクを紹介し、武器取引現場に向かう。

現場に着いたリタらは、ドローンで取り引きの状況を監視するが、ブッカーがある男（アルマンド）の罠にはまると気づいたマイクは、その場に向かってしまう。

マイクとケリーが監視する中、アルマンドはブッカーらを銃撃する。

激しい銃撃戦が始まり、マイクは弾丸を売った者の名前をブッカーから聞き出そうとするが、彼は殺されてしまう。

マーカスは、殺し屋に狙われていると言う情報屋カーヴァー・レミーから助けを求められる。

マーカスからの電話を無視していたマイクは、現場に駆けつけたハワードに、騒ぎを起こしたことを批判される。

その後、マーカスに呼び出されたマイクはカーヴァーの元に向かおうとするが、車に孫が乗っていたために驚く。

スパに向かったマイクはテレサの元に孫を置いて去り、彼女に恨まれながら車に戻る。

ホテルに着いたマイクとマーカスだったが、カーヴァーが車に落下して死亡する。

マーカスは警察に連絡し、マイクは犯人のアルマンドと格闘になるものの、バイクで逃げられてしまう。

その後、マイクと共に娘のバスケットボールを応援していたハワードは、人生の進むべき道を見つける必要があると彼に助言する。

駐車場でマイクを夕食に誘ったハワードは、アルマンドに射殺される。

マイクも狙うアルマンドだったが、チャンスを逃してしまう。

ハワードの葬儀を済ませ、マイクと共に悲しむマーカスは、協力することを彼に伝える。

イザベルに電話をしたアルマンドは、十分に苦しめたマイクを殺す許可を得る。

ブッカーの帳簿を調べたマイクとマーカスは、会計士のピカンテ・ジェンキンス（ハッピー・アンダーソン）のアパートに押し入る。

現れたリタらがジェンキンスを逮捕し、AMMO本部に戻ったマイクとマーカスは、一連の殺人事件について考える。

写真データから、マーカスが少年時代にバスケットボールのコーチをした、麻薬や武器の売人のズウェイローを見つけて、彼のボス、タグリンが殺されたことが分かる。

新しいボスを探すことになったリタらは、ズウェイローが誕生パーティーを開くと考え、場所を突き止めてクラブに向かう。

パーティーに加わり、ズウェイローを逮捕しようとしたリタらだったが逃げられてしまい、マイクとマーカスはバイクで逃走する彼を追う。

転倒したズウェイローを捕らえたマイクとマーカスだったが、仲間に襲われて再び逃げられてしまう。

サイドカーでズウェイローを追ったマイクとマーカスは、ヘリコプターで現れたアルマンドのロケット弾攻撃を受ける。

サイドカーを分離したマイクは、ロケット弾をかわしてトラックの荷台に乗り上げ、マーカスはクッションドラムに激突する。

マイクは、ヘリのハシゴにしがみつくズウェイローを追う。

邪魔なズウェイローを射殺したアルマンドはマイクに銃を向けながら、”Hasta el fuego”とつぶやく。

マーカスが機関銃でヘリを攻撃し、アルマンドの言葉を聞き動揺するマイクは海に落下する。

本部に戻ったマイクは、ドーンに、ズウェイローの携帯電話の通話記録をチェックするよう指示する。

体格がいいドーンがITオタクのようであることが気になるマーカスは、用心棒だった彼が、女に手を出した男を殺して以来、非暴力主義者になったことをケリーとレイフから知らされる。

メキシコとの多数の通話記録を確認したマイクは、その番号に、アルマンドがつぶやいた言葉”Hasta el fuego”というメッセージを送る。

刑務所のデータベースを調べたマイクは、かつて付き合っていたイザベルの情報をチェックし、1995年から受刑し2019年に脱獄した彼女が、獄中で1996年に出産していることを確認する。

マイクは、送信者不明のメールを受け取る。

リタからAMMOを解散すると言われたマーカスは戸惑う。

動揺するマイクから、犯人は自分の息子だと言われたマーカスは彼の話を聞く。

マイクは、自分たちが組む前の24年前に、アレタス・カルテルの潜入捜査を任され、それに関わっていた者が今回、殺された被害者だとマーカスに伝える。

ボスのベニートの妻イザベルの運転手だったマイクは、彼女と愛し合うようになり、逮捕が迫る中、一緒に逃げようとしたものの、”ラ・ブルハ/魔女”と言われる非情な殺し屋のイザベルを刑務所に送ったのだった。

ベニートは不妊症で、イザベルは逮捕の8か月後に出産していると言うマイクは、アルマンドがつぶやいた”Hasta el fuego”は自分と彼女の合言葉だとマーカスに伝える。

マーカスは、メキシコに向かい息子を殺すつもりのマイクについて行く。

メキシコシティ。
郊外のホテル跡”イダルゴ・パレス”に呼び出されたマイクは、マーカスが呼んだリタらと合流して現場に向かう。

マイクを迎えたイザベルは、監視するリタらに気づいていた。

その場に向かったマーカスはアルマンドに捕らえられ、マイクは彼とイザベルに銃を向ける。

爆発と共にリタらが押し入り、銃撃戦が始まる。

イザベルとアルマンドがヘリで逃げることを知ったマイクは、攻撃に加わったドーンに、セラピー代は払うので敵をぶちのめせと伝える。

リタに指示を与えたマイクはマーカスと共に上階に向かい、ドーンは敵を叩きのめす。

攻撃を受けたヘリは、建物内に墜落して爆発する。

リタらはその場から退避し、マイクはアルマンドと格闘になり、マーカスはイザベルに襲われて傷つけられる。

マーカスはイザベルを叩きのめし、アルマンドを痛めつけたマイクは、自分の息子だと彼に伝える。

マーカスは、アルマンドに痛めつけられても抵抗しないマイクを助けようとするものの、殴り倒される。

アルマンドからマイクが父親か訊かれ、それを認めたイザベルは、彼に殺せと命ずる。

イザベルはマイクを銃撃するが、彼を守ろうとしたアルマンドは弾丸を受けてしまう。

マイクに銃を向けるイザベルは、リタに射殺されて炎の中に落下する。

逃げようとしたマーカスは落ちそうになり、彼の手を握ったマイクはアルマンドに助けられる。

マーカスと共にアルマンドを建物の外に運んだマイクは、刑務所送りだが力になると彼に伝える。

その後、警部になったリタの昇進パーティーが開かれ、マーカスに感謝したマイクは、一生一緒だということを確認する。

マーカスとテレサに旅行のチケットをプレゼントしたマイクは、リトル・マーカスの世話を任される。

刑務所のアルマンドと面会したマイクは、償うつもりならチャンスはあると伝える。

アルマンドは、その気はあるとマイクに伝える。