4239 Movies

ジョニー・ベリンダ Johnny Belinda (1948)

■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
5star

エルマー・ブラニー・ハリスによる、同名の舞台劇の映画化。
よそ者への反発、障害者に対する偏見などを真正面から描きつつ、人間の持つ優しさや、素朴な愛の素晴らしさなどを伝える、監督ジーン・ネグレスコジェーン・ワイマンリュー・エアーズチャールズ・ビックフォードアグネス・ムーアヘッド共演による映画史上に残る珠玉の名作。


ドラマ(ヒューマン)


スタッフ キャスト ■
監督:ジーン・ネグレスコ
製作:ジェリー・ウォルド
原作:エルマー・ブラニー・ハリス
脚本
イルマ・フォン・クーベ
アレン・ヴィンセント
撮影:テッド・D・マッコード
編集:デヴィッド・ウィスバート
音楽:マックス・スタイナー

出演
ジェーン・ワイマン:ベリンダ・マクドナルド
リュー・エアーズ:ロバート・リチャードソン医師
チャールズ・ビックフォード:ブラック・マクドナルド
アグネス・ムーアヘッド:アギー・マクドナルド
スティーブン・マクナリー:ラッキー・マコーミック
ジャン・スターリング:ステラ・マグワイア・マコーミック
イアン・ウルフ:牧師

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1948年製作 101分
公開
北米:1948年9月14日
日本:1949年8月9日


アカデミー賞 ■
第21回アカデミー賞
・受賞
主演女優賞(ジェーン・ワイマン)
・ノミネート
作品・監督
主演男優(リュー・エアーズ)
助演男優(チャールズ・ビックフォード)
助演女優(アグネス・ムーアヘッド)
脚本・編集・撮影(白黒)・美術(白黒)
作曲(ドラマ/コメディ)・録音賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
カナダノヴァスコシアの北東、ケープブレトン島
漁業と農業で一年を過ごすこの村で、都会生活に飽きたロバート・リチャードソン(リュー・エアーズ)は、開業医として質素ではあるが満ち足りた生活を送っていた。

リチャードソンに好意を持ち、善意で世話をするステラ・マグワイア(ジャン・スターリング)を秘書に、彼は小さな診療所を開業していた。

ステラは叔父の財産を相続していたため、それを漁師のラッキー・マコーミック(スティーブン・マクナリー)が狙っていた。

ある日、ロバートは製粉業のブラック・マクドナルド(チャールズ・ビックフォード)の牛のお産を手伝いに行き、聴覚障害で、言葉が不自由な娘ベリンダ(ジェーン・ワイマン)に出会う。

リチャードソンは、治療代の代わりに、池で釣りをすることをブラックに承知してもらう。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
田舎暮らしに安らぎを求めていた開業医ロバート・リチャードソンは、製粉業を営む貧しいブラック・マクドナルドの娘で、聴覚障害者のベリンダと出会う。
彼女に興味を持ったリチャードソンは、娘の賢さに気づいていたブラックの許可を得て、手話や読唇術を教える。
その後ベリンダは、リチャードソンの献身的な指導で、手話で会話を始めるようになる。
しかし、彼女が言葉を話せないのを逆手に取り、漁師マコーミックは、彼女を暴行してしまう。
ベリンダは妊娠し、やがて男の子を出産するが、心無い村人達の言葉や視線は、リチャードソンやマクドナルド家の人々を傷つけてしまう・・・。
__________

第21回アカデミー賞では、作品賞以下12部門にノミネートされ、ジェーン・ワイマンが主演女優賞を受賞した。
・ノミネート
作品・監督
主演男優(リュー・エアーズ)
助演男優(チャールズ・ビックフォード)
助演女優(アグネス・ムーアヘッド)
脚本・編集・撮影(白黒)・美術(白黒)
作曲(ドラマ/コメディ)・録音賞

純真な心の持ち主である、言葉を話せない女性と、彼女を支える医師との親交が、憎しみや妬みを持つ人間の心をも動かしてしまうラストは、ジーン・ネグレスコの丁寧な演出により涙なしでは見られない。

全編で流れる、マックス・スタイナーの清らかで美しい主題曲も、心に残る名曲だ。

アカデミー賞(主演賞)を受賞したジェーン・ワイマンの、言葉を一言も発しない、表情豊かな演技は秀逸だ。

特に、医師リュー・エアーズから母親になることを知らされた際の、彼女の喜びの表情は忘れられない。

ご存知の通り、元大統領ロナルド・レーガン夫人だった彼女は、この年に彼とは離婚している。
アカデミー賞は逃すものの、ベリンダとその貧しい家族を温かく見守るリュー・エアーズの優しさは、アメリカの良心を感じさせてくれる。

「西部戦線異状なし」(1930)で注目を浴びた彼だったが、戦時中に兵役を拒否したことで、映画会社やファンから非難され、その苦しい時期を乗り越えてのカムバックは見事だった。

共にアカデミー助演賞にノミネートされた、主人公ベリンダの父親チャールズ・ビックフォードと叔母役のアグネス・ムーアヘッドの好演が、本作の価値を高めたことは間違いない。

ベリンダを使用人扱いしていた二人が、彼女と心を通わせた時に、本作のテーマとも言っていい、”人の優しさ”が最も伝わるシーンとなる。

特に、ベリンダが手話で”お父さん”と語るシーンは印象的だ。

ベリンダに暴行を加える漁師スティーブン・マクナリー、その妻となる、医師に心を寄せる秘書ジャン・スターリング、牧師イアン・ウルフなどが共演している。


Translate / 翻訳
Scroll Up
About TMT        Privacy Policy        Sitemap
That's Movie Talk! © 2020