1917年に発表されたエドガー・ライス・バローズの著書”火星のプリンセス”を基に製作された作品。 大富豪ジョン・カーターの死後に遺産を受け継いだ甥が知ることになる火星で繰り広げられる戦いを描く、主演テイラー・キッチュ、リン・コリンズ、サマンサ・モートン、ウィレム・デフォー、マーク・ストロング、監督、脚本アンドリュー・スタントンによるスペクタクル・アクション・アドベンチャー大作。 |
・マーク・ストロング / Mark Strong / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督:アンドリュー・スタントン
製作
ジム・モリス
コリン・ウィルソン
リンジー・コリンズ
原作:エドガー・ライス・バローズ”火星のプリンセス”
脚本
アンドリュー・スタントン
マーク・アンドリュース
マイケル・シェイボン
撮影:ダニエル・ミンデル
編集:エリック・ザンブランネン
音楽:マイケル・ジアッキーノ
出演
ジョン・カーター:テイラー・キッチュ
デジャー・ソリス:リン・コリンズ
ソラ:サマンサ・モートン
タルス・タルカス:ウィレム・デフォー
タル・ハジュス:トーマス・ヘイデン・チャーチ
マタイ・シャン:マーク・ストロング
タルドス・モリス:キーラン・ハインズ
サブ・サン:ドミニク・ウェスト
カントス・カン:ジェームズ・ピュアフォイ
パウエル大佐:ブライアン・クランストン
サルコジャ:ポリー・ウォーカー
エドガー・ライス・バローズ:ダリル・サバラ
トンプソン:ルパート・フレイザー
ダルトン:ニコラス・ウッドソン
ディックス:ドン・スターク
サーク族の若い戦士:デヴィッド・シュワイマー
ゾダンガの将軍:アート・マリック
サーク族のブックメーカー:ジョン・ファヴロー
アメリカ 映画
配給 ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
2011年製作 132分
公開
北米:2012年3月9日
日本:2012年4月13日
製作費 $250,000,000
北米興行収入 $73,078,100
世界 $282,778,100
■ ストーリー ■
1881年のニューヨーク。
冒険家でもあった大富豪のジョン・カーター(テイラー・キッチュ)が死亡し、彼の甥エドガー・ライス・バローズ(ダリル・サバラ)が遺産を受け継ぐ。
日記を渡されたバローズは、何かを捜し求めていたカーターの隠された冒険記を知ることになる・・・。
ある事件で洞窟に逃れたカーターは、現れた不審な人物に襲われ、彼が持っていたメダリオンにより別世界に転送される。
荒廃した地で意識が戻ったカーターは、並外れた身体能力が身に着いたことを知る。
サーク族に襲われたカーターは捕えられ、その地で、”バルスーム”を支配しようとするゾダンガと抵抗するヘリウムとの戦いを知る。
そしてカーターは、和平のため政略結婚を強要されたヘリウムの王女デジャー(リン・コリンズ)の危機を救い、その戦いに巻き込まれることになる・・・。
「ターザン」の作者であるエドガー・ライス・バローズがドラマに絡む奇想天外な展開、製作費2億5000万ドルをかけた究極のVFX他、大いに話題となった作品でもある。
古典的SF冒険小説が原作であり、古風な物語と最新の映像、その迫力なども圧巻で、ファンタジックでもあり、全ての年齢層が楽しめる内容に仕上がっている。
しかし、どの場面を見ても、どこかで見た映像を思い出してしまう、新鮮味に欠けていることろが気になる。
結局は、北米興行収入は約7300万ドルと期待を大きく下回り、全世界で約2億8300万ドルのヒットとはなったが、製作費をようやく回収できる程度の結果に終わった。
助演陣に実力派が顔を揃えている、豪華キャストは注目だが、アニメ監督から実写長編のデビューとなったアンドリュー・スタントンの演出はやや単調という感じもする。
別世界に転送され、”人間味”を感じさせる演技で大活躍する主人公テイラー・キッチュ、彼と結ばれる王女を熱演するリン・コリンズ、二人の世話係となるサーク族のサマンサ・モートン、その父親で皇帝のウィレム・デフォー、邪悪な新皇帝のトーマス・ヘイデン・チャーチ、宇宙支配を画策するマーク・ストロング、ヘリウム皇帝キーラン・ハインズ、その部下ジェームズ・ピュアフォイ、ゾダンガ皇帝ドミニク・ウェスト、騎兵隊大佐役のブライアン・クランストン、サーク族のポリー・ウォーカー、主人公の甥で原作者エドガー・ライス・バローズのダリル・サバラ、主人公の執事ルパート・フレイザー、弁護士のニコラス・ウッドソン、サーク族の戦士デヴィッド・シュワイマー、ブックメーカーでジョン・ファヴロー、ゾダンガの将軍アート・マリックなどが共演している。