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ジェイン・エア Jane Eyre (1996)

1847年に発表された、シャーロット・ブロンテの小説”ジェーン・エア”を基に製作された作品。
幸薄い孤独な少女が意志の強さだけで成長し秘密を持つ貴族の男性との愛を手に入れるまでを描く、監督、脚本フランコ・ゼフィレッリ、主演ウィリアム・ハートシャルロット・ゲンズブールアンナ・パキンジョーン・プロウライト他共演のラブ・ロマンス。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(ロマンス)

ウィリアム・ハート / William Hurt / Pinterest


スタッフ キャスト
監督:フランコ・ゼフィレッリ

製作
ダイソン・ラヴェル
ジョヴァネーラ・ザノーニ
ジャン=フランソワ・ルプティ
製作総指揮
ガイ・イースト
リカルド・トッツィ
原作:シャーロット・ブロンテジェーン・エア
脚本
ヒュー・ホイットモア
フランコ・ゼフィレッリ
撮影:デヴィッド・ワトキン
編集:リチャード・マーデン
音楽
アレッシオ・ヴラド
クラウディオ・カポーニ

出演
エドワード・ロチェスター:ウィリアム・ハート
ジェイン・エア:シャルロット・ゲンズブール
ジェイン・エア(少女期):アンナ・パキン
アリス・フェアファックス夫人:ジョーン・プロウライト
スカッチャード:ジェラルディン・チャップリン
アデール・ヴァランス:ジョセフィーヌ・セーレ
グレース・プール:ビリー・ホワイトロー
バーサ・メイソン:マリア・シュナイダー
リード夫人:フィオナ・ショウ
フランシュ・イングラム:エル・マクファーソン
ヘンリー・ブロックルハースト:ジョン・ウッド
テンプル:アマンダ・ルート
ジョン・リヴァース:サミュエル・ウェスト
ヘレン・バーンズ:リアン・ロウ
リチャード・メイソン:エドワード・デ・スーザ
ブリッグス:ピーター・ウッドソープ

イギリス 映画
配給
ミラマックス(北米)
パテ(イギリス)
1996年製作 116分
公開
イギリス:1996年9月27日
北米:1996年4月12日
日本:1996年4月20日
北米興行収入 $5,200,600


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
イングランド
幼くして両親を亡くしたジェイン・エア(アンナ・パキン)は、亡くなった伯父の妻リード夫人(フィオナ・ショウ)に引き取られ、虐げられた日々を送っていた。

反抗的なジェインに手を焼いたリード夫人は、ローウッド学院の院長ヘンリー・ブロックルハースト(ジョン・ウッド)に彼女を預けることにする。

伯母も子供達も大嫌いと言い残したジェインは、ブロックルハーストと共にローウッド学院に向かう。

ジェインを台に立たせて口をきくことを禁じ、嘘つきだと生徒達に話すブロックルハーストは、一日中そこに立ち食事も抜きだとジェインに伝える。

就寝時間になり、ベッドの中でヘレン・バーンズ(リアン・ロウ)からパンとチーズをもらったジェインは、彼女に感謝する。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想
*(簡略ストー リー)
イングランド
幼くして両親を亡くしたジェイン・エアは、亡くなった伯父の妻リード夫人に引き取られ、虐げられた日々を送っていた。
反抗的なジェインに手を焼くリード夫人は、彼女をローウッド学院に預けてしまう。
そこでも、冷酷な学院長ブロックルハーストの指導に苦しみながら10年を過ごしたジェインは、教師も務め家庭教師の道を歩む。
ヨークシャーのソーンフィールド邸の家政婦頭フェアファックスからの連絡を受けたジェインは、フランス人少女アデールの家庭教師となる。
そんなジェインは、屋敷の敷地内で落馬した紳士に出会い、彼がアデールの後見人で、主人のエドワード・ロチェスターであることを知る。
傲慢で不躾なロチェスターの態度にに戸惑うジェインだったが、ある秘密を持つ彼に惹かれていく・・・。
__________

文芸ロマンスでありながら、ヒロインは美しくもなく孤独で反抗的であり、自ら愛を伝え自由恋愛の末に結婚するという、19世紀のイングランドの社会では画期的な文学と言われたシャーロット・ブロンテの原作”ジェーン・エア”は、これまでも何度も映画化された。

じゃじゃ馬ならし」(1967)「ロミオとジュリエット」(1968)などで知られる、イタリアの名匠フランコ・ゼフィレッリ自身の脚本による作品であり、様々な壁に突き当たりながら信念を貫き運命を切り開いていく主人公の姿を力強く描く作品に仕上がっている。

舞台となるソーンフィールド邸や敷地内の美しさ、当時を再現した衣裳なども素晴らしく、雰囲気を盛り上げるアレッシオ・ヴラドとクラウディオ・カポーニの音楽も印象に残る。

主演のウィリアム・ハートは、秘密を抱え苦悩する貴族”エドワード・ロチェスター”を、雰囲気ある深い演技で実力派らしく熱演している。

セルジュ・ゲンズブールジェーン・バーキンを両親に持つシャルロット・ゲンズブールが、幸薄い身の上に生まれながら、意志の強さで運命を切り開いていく主人公”ジェイン・エア”を好演している。

ジェイン・エアの少女期アンナ・パキン、ソーンフィールド邸の家政婦頭フェアファックス夫人のジョーン・プロウライト、ローウッド学院の冷酷な教師ジェラルディン・チャップリン、ロチェスターに引き取られたフランス人の少女アデールのジョセフィーヌ・セーレ、ロチェスターの妻バーサ(マリア・シュナイダー)の面倒を見る使用人グレースのビリー・ホワイトロー、ジェインを引き取ったリード夫人のフィオナ・ショウ、ロチェスターと親交を深める貴族令嬢フランシュのエル・マクファーソン、ローウッド学院院長ブロックルハーストのジョン・ウッド、ジェインの理解者である教師テンプルのアマンダ・ルート、ジェインに優しく接する牧師のサミュエル・ウェスト、ローウッド学院でのジェインの唯一人の友人ヘレンのリアン・ロウ、ロチェスターの妻の兄メイソンのエドワード・デ・スーザ、弁護士のピーター・ウッドソープなどが共演している。


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