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アイ・ラブ・トラブル I Love Trouble (1994)

ライバルの記者とコラムニストが反発し合いながらも協力し陰謀が絡む事件解明をするまでを描く、製作ナンシー・マイヤーズ、監督チャールズ・シャイア夫妻の共同脚本、ニック・ノルティジュリア・ロバーツ共演によるサスペンス・タッチのラブ・コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ロマンチック・コメディ


スタッフ キャスト ■
監督:チャールズ・シャイア

製作:ナンシー・マイヤーズ
脚本
ナンシー・マイヤーズ

チャールズ・シャイア
撮影:ジョン・リンドリー
編集
ウォルター・マーチ

ポール・ハーシュ
音楽:デヴィッド・ニューマン

出演
サブリナ・ピーターソン:ジュリア・ロバーツ

ピーター・ブラケット:ニック・ノルティ
サム・スモザーマン:ソウル・ルビネック
痩せた男:ジェームズ・レブホーン
マット:ロバート・ロッジア
キム:ケリー・ラザフォード
ジニー:オリンピア・デュカキス
ゲイル・ロビンス上院議員:マーシャ・メイソン
レイ:ユージン・レヴィ
リック・メドウィック:チャールズ・マーティン・スミス
ウィルソン・チェス:ダン・バトラー
警察署長:フランキー・フェイソン
ケニー・ベーコン:ポール・グリーソン
ダリル・ビークマンJr.:クラーク・グレッグ
ドロレス・ビークマン:ミーガン・カヴァノー
エヴァンス:ジェーン・アダムス
リンディ:ノーラ・ダン
ヴァージニア・ハーヴェイ:リサ・ルー

アメリカ 映画
配給 タッチストーン・ピクチャーズ

1994年製作 122分
公開
北米:1994年6月29日
日本:1995年1月21日
製作費 $30,000,000
北米興行収入 $30,806,190


ストーリー ■
シカゴ
シカゴ・クロニクルの人気コラムニスト、ピーター・ブラケット(ニック・ノルティ)は、列車脱線事故の取材を命ぜられ、現場でライバル紙シカゴ・グローブの新人記者サブリナ・ピーターソン(ジュリア・ロバーツ)に気づく。
ピーターは魅力的なサブリナに近づくが相手にされず、その後、彼女はスクープ記事で注目を集める。
元事件記者のプライドを傷つけられたピーターは反撃に転じ、2人は取材合戦を繰り広げる。
しかし2人は、事故の犠牲者で高校の化学教師ダリル・ビークマンJr.(クラーク・グレッグ)の取材を始めた途端に同じ場所で命を狙われる。
手がかりをつかんだ2人は、とりあえず協力することで同意して、チェス化学の研究員だったビークマンの父親を訪ねようとするのだが・・・。


解説 評価 感想 ■

ブレイクしたジュリア・ロバーツと人気スターのニック・ノルティの共演、製作ナンシー・マイヤーズと監督チャールズ・シャイア夫妻による作品というところも注目の作品。

往年のスクリューボール・コメディを彷彿させる展開、コメディではあるが、巨額の利益を得ようととする企業の陰謀が絡むストーリーは面白味がある。

随所で、名作のオマージュ的なシーンがあり、犠牲者の自宅で鳥かごに敷かれた地方紙を手掛かりにするのは、ビリー・ワイルダー製作、監督「シャーロック・ホームズの冒険」(1970)、クライマックスの研究室で、主人公が自分の存在をヒロインに指輪で知らせ、陰謀を企む者がマイクロフィルムを狙っていたというのは、アルフレッド・ヒッチコックの「北北西に進路を取れ」(1959)を意識していると思われる。

主人公の2人の存在が際立ち過ぎで、魅力的な出演陣の個性を活かしきれていないところが気になる。

評価も低く興行収入もやや期待外れに終わり、北米で約3100万ドルという結果だった。
製作費3000万ドル

実際には、親子ほどの年齢差(26歳)があるジュリア・ロバーツニック・ノルティだが、それを感じさせない2人の掛け合いは結構楽しい。

陰謀の黒幕だった上院議員補佐のソウル・ルビネック、それに絡む殺し屋ジェームズ・レブホーン、シカゴ・クロニクル編集長役のロバート・ロッジア、化学企業社長のダン・バトラー、社員ケリー・ラザフォード、主人公の秘書オリンピア・デュカキス上院議員のマーシャ・メイソン、簡易教会牧師ユージン・レヴィ、シカゴ・グローブ編集長チャールズ・マーティン・スミス、刑事ポール・グリーソン、警察署長のフランキー・フェイソン、事故の犠牲者で高校の化学教師クラーク・グレッグ、その妻に扮する女性役ミーガン・カヴァノー、主人公の同僚ジェーン・アダムスノーラ・ダン、研究員の妻リサ・ルーなどが共演している。


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