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デス・プラン 呪いの地図 I Bury the Living (1958)

人々の死を招く行為をしたと思い込む墓地管理委員会の責任者の苦悩を描く、製作、監督アルバート・バンド、主演リチャード・ブーンセオドア・バイケル他共演のホラー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト
監督:アルバート・バンド
製作
アルバート・バンド
ルイス・ガーフィンクル
脚本:ルイス・ガーフィンクル
撮影:フレデリック・ゲイトリー
編集:フランク・サリヴァン
音楽:ジェラルド・フリード

出演
ロバート・クラフト:リチャード・ブーン
アンディ・マッキー:セオドア・バイケル
アン・クレイグ:ペギー・マウラー
ジョージ・クラフト:ハワード・スミス
ジェス・ジェサップ:ハーバート・アンダーソン
クレイボーン警部補:ロバート・オスターロー

アメリカ 映画
配給 ユナイテッド・アーティスツ
1958年製作 76分
公開
北米:1958年7月
日本:未公開


ストーリー
デパートの経営者ロバート・クラフト(リチャード・ブーン)は、大規模な墓地を管理する委員会の責任者に任命される。
事務所にロバートを案内した墓地の管理人アンディ・マッキー(セオドア・バイケル)は、墓地の位置と所有者を表示した地図を見せながら説明をする。
所有者を埋葬済みの墓には黒いピンが、空いている墓には白いピンを地図に刺して管理していた。
ロバートは、40年もの間、管理人を務めたアンディに、引退して年金で暮らすことを勧める。
そこに、結婚したばかりの知人ドレクセル夫妻が現れ、ロバートは2人を祝福する。
ロバートは、墓地を購入した2人の地図の場所に、何気なく黒いピンを刺してその場を去る。
オフィスに戻ったロバートは、伯父のジョージ(ハワード・スミス)と推薦者のトロウブリッジに、仕事のこともあり、墓地の責任者を辞退したいことを伝えるものの、説得されて引き受けることにする。
その後、電話を受けたロバートは、ドレクセル夫妻が事故死したことを知り驚く。
墓地の事務所に向かったロバートは、自分が黒いピンの印をつけたことが、2人の死につながったのではないかと考える。
アンディにそれを否定されたロバートは、アイシャムの墓地に黒いピンを刺す。
その夜アイシャムも死亡したために、ロバートは、地図には何らかの闇の力があると考える。
ロバートは、自分が呪われているのではないかと思い苦悩し、地図の実験を繰り返してみるのだが・・・。


解説 評価 感想

B級映画監督として知られるアルバート・バンドが監督し、リチャード・ブーンセオドア・バイケルアーサー・ペン夫人のペギー・マウラーらが共演した作品。

人々の死を招く行為をしたと思い込む、墓地管理委員会の責任者の苦悩を描くホラー。

ミステリー・ホラーとして十分に楽しめる内容なのだが、その雰囲気を台無しにしてしまう結末に納得できなかった方は多いようだ。

墓地の事務所に掲示された巨大墓地の地図が、呪われたものと思わせたままクライマックスを迎えてほしかった気がするのだが、自分の行為に罪悪感を感じながら追い込まれていく主人公を演ずる、リチャード・ブーンの熱演は見ものだ。

様々な趣向を凝らした映像なども注目で、謎めいた雰囲気と恐怖を煽る演出はまずまず見応えがあり、ジェラルド・フリードの音楽も印象に残る。

40年間、墓地で働く管理人のセオドア・バイケル、主人公の恋人ペギー・マウラー、主人公の伯父ハワード・スミス、主人公の友人である記者ハーバート・アンダーソン、事件を捜査する警部補ロバート・オスターローなどが共演している。


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