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ヒューゴの不思議な発明 Hugo (2011)

■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

2007年に発表された、ブライアン・セルズニックの小説”ユゴーの不思議な発明”を基に製作された作品。
時計職人だった父の遺した機械人形に秘められたメッセージを探ろうとする少年の苦難の日々を描く、製作、監督マーティン・スコセッシ、主演ベン・キングズレーエイサ・バターフィールドクロエ・グレース・モレッツサシャ・バロン・コーエンレイ・ウィンストンジュード・ロウ他共演によるファンタジー・タッチのドラマ。


ドラマ

クロエ・グレース・モレッツ / Chloë Grace Moretz / Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:マーティン・スコセッシ
製作総指揮
エマ・ティリンガー・コスコフ

デイヴィッド・クロケット
ジョージア・カカンデス
クリスティ・デムロウスキ
バーバラ・デフィーナ
製作
グレアム・キング

ティモシー・ヘディントン
マーティン・スコセッシ
ジョニー・デップ
脚本:ジョン・ローガン
原作:ブライアン・セルズニックユゴーの不思議な発明
撮影:ロバート・リチャードソン

編集:セルマ・スクーンメイカー
美術・装置
ダンテ・フェレッティ

フランチェスカ・ロー・シャイボ
衣裳デザイン:サンディ・パウエル
音楽:ハワード・ショア

出演
ジョルジュ・メリエス/パパ・ジョルジュ:ベン・キングズレー

ヒューゴ・カブレ:エイサ・バターフィールド
イザベル:クロエ・グレース・モレッツ
ギュスターヴ・ダステ鉄道公安官:サシャ・バロン・コーエン
クロード・カブレ:レイ・ウィンストン
リゼット:エミリー・モーティマー
ジャンヌ・ダルシー/ママ・ジャンヌ:ヘレン・マックロリー
ラビス:クリストファー・リー
ルネ・タバール:マイケル・スタールバーグ
エミーユ夫人:フランシス・デ・ラ・トゥーア
フリック:リチャード・グリフィス
ヒューゴの父:ジュード・ロウ
警察官:ケヴィン・エルドン
映画館の支配人:アンガス・バーネット
機関士:マックス・ロッテスリー
ジャンゴ・ラインハルト:エミル・ラジェ
撮影技師:エドマンド・キングズレー
カメラマン:マーティン・スコセッシ

アメリカ/イギリス/フランス 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ

2011年製作 126分
公開
北米:2011年11月23日
イギリス:2011年12月2日
日本:2012年3月1日
製作費 $170,000,000
北米興行収入 $73,820,090
世界 $185,770,200


アカデミー賞 ■
第84回アカデミー賞
・受賞
撮影・美術・視覚効果・音響編集・録音賞
・ノミネート
作品・監督・脚色・編集・衣装デザイン・作曲賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
1931年、パリモンパルナス駅
12歳の少年ヒューゴ・カブレ(エイサ・バターフィールド)は、駅の壁の内側に隠れ住み、時計の時刻を合わせ構内を観察していた。

構内に店を構えるおもちゃ職人ジョルジュ・メリエス(ベン・キングズレー)のおもちゃに手を出したヒューゴは、彼に泥棒呼ばわりされる。

ヒューゴは、集めていた機械の部品と、大切にしていたノートをジョルジュに見せる。

ジョルジュは、ノートの内容を見て驚き誰が描いたのかをヒューゴに問い、それを取り上げてしまい、鉄道公安官のギュスターヴ・ダステ(サシャ・バロン・コーエン)を呼ぶ。

ギュスターヴの追跡を逃れたヒューゴは時計台に戻り、再び周囲の様子を観察して楽しむ。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

原作者ブライアン・セルズニックは、大プロデューサーのデヴィッド・O・セルズニックのいとこの孫である。

*(簡略ストー リー)
1931年、パリモンパルナス駅
12歳の少年ヒューゴは、時計職人の父を亡くし、失踪した伯父の仕事を受け継ぎ、駅の時計の時刻合わせなどをしながら、その場に隠れ住んでいた。
ヒューゴは、構内でおもちゃ店を開くジョルジュ・メリエスに盗みをしたことで責められ、大切にしていたノートを取り上げられてしまう。
ジョルジュは、ノートの内容に驚き、彼はヒューゴを追い払う。
ヒューゴは、ジョルジュの義理の娘イザベルと親交を持ち、ノートのことで義父が義母ジャンヌと話し込み、悲しんでいたことを知らされる。
そんなヒューゴは、生前の父が見つけたゼンマイ仕掛けの機械人形を、二人で試行錯誤して直していたことを思い出す。
その後も、ノートを返してもらえないヒューゴは、ジョルジュに食い下がり機械修理の腕を見込まれて、盗んだものの代償として彼の店で働くようになる。
その間も人形を直していたヒューゴは、それを動かすハート形の鍵を、イザベルが持っていたことに気づく。
それを使って人形を動かしたヒューゴは、人形が描いた絵が、父の観た映画の一場面だと気づき、自分への父のメッセージだと考え、それを探り始めるのだが・・・。
__________

混迷の1930年代に、孤児として逞しく生きる少年のドラマは、映画創成期に活躍した実在の人物の、”夢の世界”への探求をテーマとして、感動を与えてくれる見事な仕上がりとなっている。

各場面や登場人物を細やかに描写しながら、マーティン・スコセッシの、調和のとれた流れるような演出は正に職人技と言える。
特に、主人公を演ずるエイサ・バターフィールドの、大人顔負け以上、同等の演技を引き出す演出力には魅了される。
映画製作が、いかに演出家や他のスタッフに支えられて成り立つかが理解できる、素晴らしいプロの技を堪能できると共に、巨匠の証を実感できる。

アドベンチャーやアクションではない作品の中での3D映像、特撮を駆使した美術、セット、衣装も素晴らしい。

第84回アカデミー賞では、作品賞以下11部門にノミネートされ、撮影、美術、視覚効果、音響編集、録音賞を受賞した。
・ノミネート
作品・監督・脚色・編集・衣装デザイン・作曲賞

しかし、興行収入は期待を裏切り、北米では約7400万ドルに留まり、全世界で約1億8600万ドルとなったものの、製作費の1億7000万ドルをようやく回収できる程度に終わってしまった。

映画創成期へのオマージュ的な作品でもあり、1895年にモンパルナス駅で実際に起きた大事故が夢の場面で登場し、ハロルド・ロイド作品の「要心無用」(1923)を主人公が観る場面もあるのだが、その有名なスタント場面をモチーフにした、時計台のシーンもある。

モンパルナス駅の事故は、「大陸横断超特急」(1976)のクライマックスでも参考にされた。

映画創成期を支えた、ジョルジュ・メリエスを重厚に演ずるベン・キングズレー、その妻、ジャンヌ・ダルシー役のヘレン・マックロリー、青い眼が印象に残る、主人公ヒューゴを好演するエイサ・バターフィールド、彼を支える少女役のクロエ・グレース・モレッツ、改心する鉄道公安官を熱演するサシャ・バロン・コーエン、彼と愛し合うようになる花屋の女性エミリー・モーティマー、主人公の伯父役のレイ・ウィンストン、書店の老店主役クリストファー・リージョルジュ・メリエスを崇拝し、彼の心を癒すことに貢献する教授マイケル・スタールバーグ、駅で毎日を過ごす婦人フランシス・デ・ラ・トゥーア、同じく老人リチャード・グリフィス、主人公の父親役ジュード・ロウ、他、マーティン・スコセッシがカメラマン役で原作者ブライアン・セルズニックもカメオ出演している。


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