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ハード キャンディ Hard Candy (2006)

ある写真家がチャットで知り合った少女の罠にはまる・・・密室で繰り広げられる恐怖を描く、主演パトリック・ウィルソンエレン・ペイジ他共演、監督デヴィッド・スレイドによるスリラー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト ■
監督:デヴィッド・スレイド

製作総指揮
ジョディ・パットン

ポール・G・アレン
製作
マイケル・コールドウェル
デヴィッド・W・ヒギンズ
リチャード・ハットン
ロザンヌ・コーレンバーグ
脚本:ブライアン・ネルソン

撮影:ジョー・ウィレムズ
編集:アート・ジョーンズ
音楽
ハリー・エスコット

モリー・ナイマン

出演
ジェフ・コールヴァー:パトリック・ウィルソン

ヘイリー・スターク:エレン・ペイジ
ジュディ・トクダ:サンドラ・オー
ジャネル・ロジャース:オデッサ・レイ

アメリカ 映画
配給 ライオンズゲート
2006年製作 104分
公開
北米:2006年4月14日
日本:2006年8月5日
製作費 $950,000
北米興行収入 $1,007,960
世界 $7,022,210


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
32歳の写真家ジェフ・コールヴァー(パトリック・ウィルソン)は、14歳の少女ヘイリー・スターク(エレン・ペイジ)とチャットで知り合い、カフェで会うことになる。

意気投合した二人は、ジェフの家に向かい、ヘイリーが作ったスクリュー・ドライバーで、二人は乾杯する。

話を弾ませ、ジェフはヘイリーをモデルに写真を撮ることになるが、彼は気分が悪くなったと言って意識を失ってしまう。

意識の戻ったジェフは椅子に縛られた状態で、ヘイリーは医学教授の父の薬で彼を眠らせたことを伝える。

ヘイリーは、少女達の写真を撮りまくり、弄んだと思われるジェフに制裁を加えようとする。

ジェフは、少女の写真は一部で、自分は風景写真がメインの仕事だと弁解するが、ヘイリーは、彼が性的異常者である証拠を見つけようとする。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
32歳の写真家のジェフ・コールヴァーは、14歳の少女ヘイリー・スタークとチャットで知り合いカフェで会うことになる。
自然な成り行きでジェフはヘイリーを家に誘うが、彼は薬入りのドリンクで眠らされてしまう。
ジェフは、椅子に縛り付けられた状態で目覚め、少女達を弄んだと思われ、ヘイリーに制裁を加えられることになる。
少女失踪事件の犯人だと断言されたジェフは、一旦、拘束を逃れるものの、ヘイリーは再び彼を失神させる。
その後、下半身を露出させられたジェフは、医学書を参考にするヘイリーに、去勢されてしまう。
知性もあり用意周到なヘイリーは、証拠を消し去り、ジェフが犯行を自白し自殺したと見せかけ、元恋人を呼び寄せるのだが・・・。
__________

少女が着ているパーカーで分かる通り、物語はグリム童話の「赤ずきん」をモチーフにしている。

エクリプス トワイライト・サーガ」(2010)をヒットさせて注目された、デヴィッド・スレイドの長編デビュー作でもある。

主な登場人物が主人公の二人だけで、殆どその会話で、緊迫感や恐怖を表現するという、役者の演技力と演出が試された作品でもあり、低予算で拡大公開もされなかったが、各映画祭などで高い評価を受けた。

主人公の隣人に目撃され、疑われていることから、自殺を強要させた少女が、そのまま逃げ延びることも考えにくいのだが、直接、彼女が手を下した訳でもなく、セリフにもある通り、罪を問われても更生プログラムを受ける程度で済むだろうという、彼女の全てを見越した考えがまた恐ろしい。

主演は、恐怖の体験の末に、自ら命を絶つ写真家を熱演するパトリック・ウィルソンなのだが、なんと言っても注目は、撮影当時17歳のエレン・ペイジで、ドラマ途中では彼女の独壇場に近い演技を見せる。

彼女は、本作公開翌年「JUNO/ジュノ」(2007)でアカデミー主演賞候補にまでなり、最も注目されれる若手俳優として、その実力を評価されることになる。

主人公の隣人サンドラ・オー、元恋人オデッサ・レイなどが共演している。


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