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紳士は金髪がお好き Gentlemen Prefer Blondes (1953)

1949年にブロードウェイで上演された同名ミュージカルを基に製作された作品。
タイプの違う女性人気歌手コンビが、その魅力を生かし理想の男性をゲットするまでを描く、監督ハワード・ホークス、主演ジェーン・ラッセルマリリン・モンローチャールズ・コバーン他共演のミュージカル・コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ミュージカル

マリリン・モンロー / Marilyn Monro / Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:ハワード・ホークス

製作:ソル・C・シーゲル
脚本:チャールズ・レデラー
撮影:ハリー・J・ワイルド
編集:ヒュー・S・ファウラー
音楽:ライオネル・ニューマン

出演
ドロシー・ショー:ジェーン・ラッセル

ローレライ・リー:マリリン・モンロー
フランシス”ピギィー”ビークマン卿:チャールズ・コバーン
アーニー・マローン:エリオット・リード
ガス・エズモンド:トミー・ヌーナン
エズモンド:テイラー・ホームズ
ビークマン夫人:ノーマ・ヴァルデン
ヘンリー・スポフォート3世:ジョージ・ウィンスロー
コーラス・ダンサー:ジョージ・チャキリス
ウィンスロー:ハリー・ケリーJr.

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX

1953年製作 91分
公開
北米:1953年7月18日
日本:1953年8月26日
北米興行収入 $12,000,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ドロシー・ショー(ジェーン・ラッセル)とローレライ・リー(マリリン・モンロー)は、ナイトクラブのスター歌手だった。

ローレライは、自分に夢中である大富豪の御曹司ガス・エズモンド(トミー・ヌーナン)を手玉に取り、玉の輿に乗ろうとしていたが、彼の父エズモンド(テイラー・ホームズ)がそれを許さないのを承知していた。

ガスは、ローレライとパリに向かい結婚しようと考えるが、父エドモンドにそれを邪魔され、仕方なく彼はドロシーをローレライの監視役に旅に同行させることにする。

船旅には、ガスの父エドモンドが雇った私立探偵アーニー・マローン(エリオット・リード)が送り込まれる。

男性の容姿を優先的に考えるドロシーに対し、ローレライの頭の中は”金”しかなかった。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
男を容姿で選ぶドロシー・ショーと”金”が全てのローレライ・リーは、人気クラブ歌手として活躍をしていた。
ローレライは、大富豪の御曹司であるガスの心を捉えるが、父親に交際を禁じられる。
ガスは、ローレライとパリで結婚することを考えるが、それも父に邪魔されてしまう。
仕方なくガスは、ドロシーを自分の代わりにローレライとパリに向かわせるものの、船旅には父の雇った私立探偵マローンが送り込まれていた。
その後ローレライは、早速、富豪らしき男性の物色を始め、ダイヤモンド鉱山の所有者ビークマン卿に気に入られる。
そんなビークマン卿は、ローレライとのスキャンダル写真をマローンに撮られてしまう。
しかし、それをローレライが取り戻したため、彼女はビークマン卿に夫人のティアラをねだる。
ローレライはティアラを手に入れ、パリに着きドロシーと共に、ガスの資金で豪遊を始めてすまう。
しかし、ビークマン卿の妻が、ローレライからティアラを取り戻そうとして大騒動となる・・・。
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老け込む歳でもないハワード・ホークスだが、仕事を選びはじめ、一気に作品が少なくなる直前に撮った、彼のイメージ作品とは全く違うタイプの、セクシー女性の魅力を、派手な演出で絢爛豪華に描いたパワフルな作品。

北米のみで1200万ドルという興行収入を記録し、当時としては桁外れの大ヒットとなった作品でもある。

本作のヒットを受けて、ジェーン・ラッセル主演での姉妹作品である「紳士はブルーネット娘と結婚する」(1955)も製作された。

製作ソル・C・シーゲル、脚本チャールズ・レデラー、音楽ライオネル・ニューマンは、前年のH・ホークス作品「モンキー・ビジネス」(1952)と同じスタッフであり、マリリン・モンローチャールズ・コバーン、そして、ホークスに可愛がられたハリー・ケリーJr.も、前作に続いての出演だ。
ハリー・ケリーJr.は、モンローの前作「ナイアガラ」(1953)にも出演している。

主演のジェーン・ラッセルは、30代前半には思えない貫禄とワイルドな雰囲気で、男性を圧倒する迫力ある演技を見せてくれる。
また、クライマックスでモンローの役に扮する裁判のシーンなどでも大いに笑わせてくれる。

同年1月公開の「ナイアガラ」で、その魅力がブレイクしたマリリン・モンローの、美の彫刻のような妖艶な美しさは秀逸で、鮮やかで見事なカラー映像に映える彼女の姿は目を見張るばかりだ。
結局は、このわずか9年後に彼女は他界することになるが、ハリウッド映画史上に残る女優としての、人気を決定づけた作品でもある。

お茶目な大富豪チャールズ・コバーン、その妻役のノーマ・ヴァルデン、主人公二人の偵察役でドロシー(J・ラッセル)と恋に落ちるエリオット・リード、頼りない富豪の御曹司トミー・ヌーナン、その父親テイラー・ホームズ、バックコーラスのダンサー役のジョージ・チャキリス、オリンピック選手役でハリー・ケリーJr.が登場する。


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