風変わりな妹を同居させることになった夫婦の日常を描く、製作、監督、脚本、編集、出演ジョー・スワンバーグ、主演アナ・ケンドリック、メラニー・リンスキー、マーク・ウェバー、レナ・ダナム他共演のコメディ・ドラマ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ジョー・スワンバーグ
製作
ジョー・スワンバーグ
ピーター・ギルバート
脚本:ジョー・スワンバーグ
編集:ジョー・スワンバーグ
撮影:ベン・リチャードソン
音楽:ドミニク・ルイス
出演
ジェニー:アナ・ケンドリック
ケリー:メラニー・リンスキー
ケヴィン:マーク・ウェバー
ジェフ:ジョー・スワンバーグ
カーソン:レナ・ダナム
アメリカ 映画
配給 マグノリア・ピクチャーズ
2014年製作 88分
公開
北米:2014年7月25日
日本:未公開
製作費 $70,000
北米興行収入 $30,310
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
クリスマス・シーズン、シカゴ。
小説家のケリー(メラニー・リンスキー)は、今は子育てで忙しい日々を送り、夫ジェフ(ジョー・スワンバーグ)と幼い息子ジュードと暮らしていた。
ジェフの妹のジェニー(アナ・ケンドリック)が訪ねてくるため、ケリーはその準備をする。
仕事を終えて帰宅したジェフは、ジェニーから電話があり、1時間以内に来ることをケリーに伝える。
ジェフとケリーに歓迎されたジェニーは、前の住人が作ったバーなどがある変わった地下の部屋に案内される。
食事後にジェニーは、友人のカーソン(レナ・ダナム)に会うために出かけることにする。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
クリスマス・シーズン、シカゴ。
恋人と別れたジェニーは、小説家の妻ケリーと幼い息子ジュードと暮らす兄ジェフの家に居候することになる。
友人のカーソンと出かけた初日から酔い潰れて迷惑をかけるジェニーのことで、ケリーはジェフに不満を訴える。
ジェフから、もう一度チャンスを与えてほしいと言われたケリーは、ジェニーにジュードの子守りを任せて外出する。
帰宅したケリーは、カーソンも加わりジェニーと話をして、子育てが忙して小説を書く暇がないことなどを話題にする。
ジェニーに促されたケリーは、小説を家以外で書きたいことをジェフに相談して、彼のオフィスを借りる。
その後、ジェニーから官能小説を書くことを勧められたケリーは、打ち解けた彼女のアイデアを基にして執筆を始めるのだが・・・。
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インディペンデント映画会で注目される存在であるジョー・スワンバーグが、製作、監督、脚本、編集、出演を兼ねた意欲作であり、どこにでもある一般家庭の日常をリアルに描いたコメディ・ドラマ。
拡大公開もされず、商業的に成功した作品ではないが、批評家の評価は高く、サンダンス映画祭では、ジョー・スワンバーグがグランプリにノミネートされた。
風変わりな主人公が巻き起こす騒動も、よくある家族の風景であり、生活感溢れる描写やセリフも実に自然だ。
小作ではあるものの魅力的なキャスティングも注目で、大作ばかりでなく、このような作品も手抜きなく製作し、またそれを公平に評価する、映画を文化として考えるアメリカの懐の深さを感じさせるような作品でもある。
風変わりで責任感のない雰囲気があるが、どこか憎めない人間味を感じさせる女性を好演するアナ・ケンドリック、その義姉であり、当初は彼女の存在を煙たがるものの、執筆活動を再開するきっかけを作ってくれたことで心触れ合うようになるメラニー・リンスキー、主人公と付き合い始める青年マーク・ウェバー、主人公の兄ジョー・スワンバーグ、主人公の親友レナ・ダナムなどが共演している。