父が市長選に出るので、影響を考えて言えなかったと話すハーパーは、休暇が終わったらすべて話すことを約束して、アビーを納得させる。
実家に着いたハーパーは、完璧主義者の母ティッパー(メアリー・スティーンバージェン)と小説執筆の構想がある芸術家の姉ジェーン(メアリー・ホランド)、市長を目指す市議会議員の父テッド(ヴィクター・ガーバー)に歓迎され、ルームメートで”孤児”だと言ってアビーを紹介する。
アビーは、ジェーンが使っていた地下室の部屋に案内される。
夜になり、家族は外食するためにレストランに向かい、ハーパーは、高校時代のボーイフレンド、コナー(ジェイク・マクドーマン)も同席することになり戸惑う。
食事をしながら話をしていたハーパーは、アビーと共に化粧室に向かい、コナーのことを謝罪し、これ以上サプライズはないと彼女に伝える。
ところが、ハーパーは、高校時代に付き合っていた研修医のライリー・ジョンソン(オーブリー・プラザ)に出くわす。
アビーを紹介されたライリーは、2人の関係に気づく。
ハーパーとライリーのことを知っていたアビーは、戸惑いながら席に戻る。
コナーから仕事を訊かれたアビーは、カーネギーメロン大学で美術史の博士課程で、両親が教授だったと答える。
家に戻ったアビーは、眠る準備をしてハーパーと愛を確かめる。
ジョンに電話をしたアビーは、ハーパーが家族に何も話していなかったことを伝える。
翌朝、目覚めたアビーは、長女スローン(アリソン・ブリー)の双子で息子マグナスと娘マチルダがベッドの前に立っていたために驚く。
朝食の際アビーは、スローンの夫エリック(バール・モーズリー)に挨拶する。
アビーは、気難しいスローンとハーパーが仲が悪いことが気になる。
スローンの家族とジェーン、ハーパー、アビーは、スケートリンクに向かう。
ハーパーとスローンは、レースをして競い合う。
その夜、市長を目指すテッドは、大口の献金を得るために家族でパーティーに向かう。
テッドは、支援者キャロライン・マッコイ(サラユー・ブルー)に家族とアビーを紹介する。
キャロラインと共にハリー・レヴィン(アナ・ガステヤー)に挨拶したテッドは、ティッパーとハーパーを紹介する。
アビーと話したスローンは、ハーパーと同居している彼女に探りを入れる。
テッドは、スキャンダルを警戒するハリーに、自分の家族に隠し事はないとハーパーの前で彼女に伝える。
コナーに話しかけられたハーパーは、一緒に出かけたりしたいと言う彼に誘われる。
ジョンから電話を受けたアビーは、カミングアウトすべきだと言われ、ハーパーが休暇の後に話すと伝える。
ライリーから話しかけられたアビーは、近くにいたので電話の会話を聞いてしまい、気持ちは分かると言われて戸惑う。
キャロラインに紹介されてステージに上がったテッドは、市長選への意欲を語る。
家に戻り眠る支度をしていたアビーは、ハーパーからのメールを受けて彼女の部屋に向かう。
ティッパーに気づき物置に隠れたアビーは、彼女に見つかってしまい、夢遊病者のように歩いていたと伝える。
部屋に戻ったアビーは、その場にいたハーパーと愛し合い、一夜を過ごす。
翌朝、部屋に来たティッパーに起こされたアビーとハーパーは焦る。
ドアの陰に隠れたハーパーは、マグナスとマチルダに見つかってしまう。
ティッパーは、そこに現れたテッドから、ハリーをクリスマス・パーティーに招いたことを知らされる。
アビーは、プレゼント交換のためのものを買いに行くために、スローンとジェーンと共にモールに向かう。
スローンから、マグナスとマチルダのことを任されたアビーは、2人から、部屋でハーパーが隠れていた理由を訊かれる。
ゲームをしていたと答えたアビーは、マチルダがバッグに入れたネックレスに気づかないまま、キャロラインに出くわして挨拶する。
店を出たアビーは、警備員のエド(ティモシー・シモンズ)とクリスタル(ローレン・ラッカス)に捕まり、万引きしたことを疑われるものの解放される。
家に戻ったアビーは、キャロラインに騒ぎを目撃されたことが問題になり、ハーパーから、彼女を招待したディナーには出席しない方がいいと言われ、家族から少しの間、離れることを提案される。
1人で街に出かけたアビーは、”素晴らしき哉、人生!”が映画館で上映されていることに気づき、両親のことを思い出す。
ライリーと出くわしたアビーは、彼女がプレゼント交換に参加することを知る。
2人は飲むことにしてバーに向かい、ドラァグクイーンのEm K・ウルトラ(ジンクス・モンスーン)とMiss L’Teau(ベンデラクレム)のショーを楽しむ。
アビーは、高校1年の時にライリーとハーパーが深い関係だったたことを知る。
皆には秘密にして付き合っていたと言うライリーは、友達に気づかれたハーパーが、ゲイの自分につきまとわれていると皆に話したために、辛い思い出があることをアビーに伝える。
その話を聞いて不安になったアビーは、ハーパーからのメールを受けて、彼女やコナーらがいるバーに向かう。
アビーは、少し疲れたと言って家に戻り、ハーパーはコナーと残り話をする。
コナーから別れた理由を訊かれたハーパーは、答えに戸惑う。
ハーパーがコナーと過ごし2時過ぎに帰ったことなどがきっかけとなり、アビーとハーパーの関係はギクシャクし始める。
ジョンからの電話に出て不満を訴えたアビーは、ライリーに電話をして街で会うことにする。
ジェーンとパーティー用のワインなどを買いに来ていたハーパーは、アビーに謝罪のメールを送るものの、彼女がライリーといる姿を見かけてしまう。
家に戻ったアビーは気まずい思いのまま、ハリーを迎えたパーティーが始まる。
ハーパーは、ライリーと話すアビーのことが気になる。
アビーもコナーとハーパーのことを気にしながら、プロポーズするつもりだったことをライリーに話す。
そこにジョンが現れ、ティッパーに挨拶した彼は、アビーの元恋人ということにする。
ジョンが自分を迎えに来たことを知ったアビーは、コナーと話すハーパーに、もう終わりだと言って別れを告げる。
アビーを引き止めようとしたハーパーは、子供時代から親の期待を背負ってきたので裏切れないし、家族に見捨てられるのが怖いと伝える。
アビーはハーパーを抱きしめてキスしようとするが、子供たちを捜しに来たスローンに見られてしまう。
ハーパーは、後で話すので両親には言わないでほしいとスローンに伝える。
子供たちを捜すスローンは、物置の中でエリックがキャロラインと抱き合っていたために驚く。
スローンとがエリックの不仲を知ったハーパーは、彼女にも秘密があったことで反撃しようとする。
ハーパーがそれを両親に話そうとしたためにスローンと揉み合いになり、プレゼント交換する場が騒動となる。
罵るスローンは、ハーパーがレズビアンでアビーが恋人だと皆の前で話してしまう。
それを否定するハーパーは、スローンは隠し事をしていると皆に伝える。
ライリーと同じように自分も裏切られたアビーは、ショックを受けてその場を去り、ジョンが彼女を追う。
憤慨したハーパーは、ジェーンが描いた絵でスローンを殴る。
2人を制止したジェーンは、才能のない自分にも価値はある、出来損ないでも家族の一員だと言って、スローンとジェーンに襲いかかる。
ジョンと共に散歩をしたアビーは、両親はクリスマスの飾りつけを楽しんで、毎年、映画を観たと言いながら、2人が亡くなってからクリスマスを楽しめないことを彼に話す。
今年はハーパーの家族に会うので期待していたと言うアビーは、ジョンから、両親に告白した際のことを訊かれ、自分を愛し支えてくれたと伝える。
父に追い出されて13年間、疎遠になったことを話したジョンは、家族によりそれぞれで、告白の前は皆、恐怖の瞬間であり、ハーパーにはその覚悟はできていないが、愛とは無関係だと伝えてアビーを抱きしめる。
ライリーに声をかけられたハーパーは、拒絶されることを恐れるあまり、傷つけてしまったことを謝罪する。
ハーパーと握手したライリーは、アビーはいい子だと言ってその場を去る。
ハリーを見送ったテッドは娘たちを非難し、スローンが話したことをウソだと思う。
そこにアビーが戻り、ハーパーは、ウソではなく自分はゲイで、アビーを愛していると両親に伝える。
ハーパーは、世間体を気にするので話せず、そのことで以前ライリーを傷つけてしまい、望む娘でないと知られるのが怖かったと伝える。
自分はアビーと人生を歩みたいと言うハーパーは、怯えるのも隠し事も終りにすることを伝える。
スローンも、別居して数か月になるエリックと離婚することを話し、ジェーンも、秘密はないが同じ気持ちだと伝える。
気持ちの整理ができないテッドは、何も語らずにその場を去る。
去ろうとするアビーはハーパーに引き止められるが、もう遅いと伝えて帰ることを伝える。
考え込むテッドと話したティッパーは、空手を習いたいことを彼に伝える。
自分たちは完璧にこだわり過ぎたと言って後悔するティッパーは、娘たちのことを考える。
スローン、ジェーン、ハーパーは互いを理解し、ティッパーは、テッドに考える時間を与えてほしいと娘たちに伝える。
ジョンと共にコンビニで買い物をしていたアビーは、現れたハーパーから家族だと言われ、今までのことを謝罪される。
一生かけて埋め合わせをする、二度と傷つけないのでチャンスがほしいと言うハーパーは、両親のことを気にするアビーに、どう思われてもいいと伝えて理解してもらい、2人はキスする。
翌日、ジョンと意気投合したジェーンは、ファンタジー小説の構想を話す。
マグナスとマチルダは、アビーのバッグにネックレスを入れてしまったことを皆の前で話す。
起きてきたテッドは、選挙のことばかり考えていたことを家族に謝罪し、どんな形でもいいので、自分が家族から得た喜びや幸せと同じものを見つけてほしいと伝える。
家族は楽しいクリスマスを過ごす。
ハリーからの電話を受けたテッドは、ハーパーが私生活のことを伏せるのを条件に支援すると言われて、それを断る。
支援がなくなったことをティッパーに伝えたテッドは、家族のことを優先し、皆と写真を撮る。
ジョンに撮影を任せたティッパーは、アビーも仲間に入れる。
1年後、クリスマス・シーズン。
ジェーンの小説は出版され、朗読会が開かれる。
それに出席した家族は、毎年上映される”素晴らしき哉、人生!”を観に映画館に向かい、アビーとハーパーは笑顔で見つめ合う。
ティッパーは、”instagram”に家族の写真を投稿し始める。
ジェーンの小説はベストセラーになる。
家族の感謝祭の様子を投稿する。
テッドは市長に当選する。
アビーとハーパーは愛を確かめる。
ティッパーは、空手の昇級試験に合格する。
初めてプライド・パレードに参加した家族の写真を投稿する。
マグナスとマチルダの誕生日の写真を投稿する。
自分とテッド、ハーパーとアビーの写真を投稿する。
メリー・クリスマスのメッセージと共に、家族の写真を投稿する。