1950年代のハリウッドを舞台に、映画スター誘拐事件などに対応する”フィクサー”(もみ消し屋)が奔走する姿を描く、製作、監督、脚本、撮影、編集ジョエル・コーエンとイーサン・コーエン、主演ジョシュ・ブローリン、ジョージ・クルーニー、レイフ・ファインズ、スカーレット・ヨハンソン、ティルダ・スウィントン、チャニング・テイタム、ジョナ・ヒル、フランシス・マクドーマンド他共演のコメディ。 |
・コメディ
・コーエン兄弟 / Joel Coen, Ethan Coen 作品一覧
・ジョージ・クルーニー / George Clooney 作品一覧
・レイフ・ファインズ / Ralph Fiennes / Pinterest
・フランシス・マクドーマンド / Frances McDormand / Pinterest
・スカーレット・ヨハンソン / Scarlett Johansson / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督
ジョエル・コーエン
イーサン・コーエン
製作
ジョエル・コーエン
イーサン・コーエン
ティム・ビーヴァン
エリック・フェルナー
製作総指揮:ロバート・グラフ
脚本
ジョエル・コーエン
イーサン・コーエン
撮影:ロジャー・ディーキンス
編集:ロデリック・ジェインズ
美術・装置
ジェス・ゴンコール
ナンシー・ヘイ
音楽:カーター・バーウェル
出演
エディ・マニックス:ジョシュ・ブローリン
ベアード・ウィットロック:ジョージ・クルーニー
ローレンス・ローレンツ:レイフ・ファインズ
ホビー・ドイル:アルデン・エーレンライク
ジョー・シルヴァーマン:ジョナ・ヒル
ディアナ・モラン:スカーレット・ヨハンソン
C・C・カルフーン:フランシス・マクドーマンド
ソーラ・サッカー/セサリー・サッカー:ティルダ・スウィントン
バート・ガーニー:チャニング・テイタム
コニー・マニックス:アリソン・ピル
エキストラ:ウェイン・ナイト
アーン・セスラム:クリストファー・ランバート
ナタリー:ヘザー・ゴールデンハーシュ
フレッド/共産主義者の脚本家:フレッド・メラメッド
ジョン・ハワード/共産主義者の脚本家のリーダー:マックス・ベーカー
ベネディクト/共産主義者の脚本家:パトリック・フィッシュラー
フレッド/共産主義者の脚本家:フレッド・メラメッド
共産主義者の脚本家:デヴィッド・クラムホルツ
共産主義者の脚本家:フィッシャー・スティーヴンス
共産主義者の脚本家:アレックス・カルポフスキ
共産主義者の脚本家:グレッグ・ボールドウィン
ヘルベルト・マルクーゼ:ジョン・ブラサル
”ヘイル、シーザー!”の出演者:クランシー・ブラウン
ラビ:ロバート・ピカード
アシスタント・ディレクター:カイル・ボーンハイマー
”ヘイル、シーザー!”のプロデューサー:ロバート・トレバー
ソ連潜水艦の艦長:ドルフ・ラングレン
ナレーター:マイケル・ガンボン
アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
2016年製作 106分
公開
北米:2016年2月5日
日本:2016年5月13日
製作費 $22,000,000
北米興行収入 $30,080,230
世界 $62,818,940
■ アカデミー賞 ■
第89回アカデミー賞
・ノミネート
美術賞
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
1951年、ハリウッド。
”キャピトル・ピクチャーズ”の”フィクサー”エディ・マニックス(ジョシュ・ブローリン)は、教会で懺悔する。
マニックスは、スタジオ内で起きる揉め事を処理する日々を送っていた。
スタジオでは、社運を賭けた超大作”ヘイル、シーザー!”の撮影が、ベアード・ウィットロック(ジョージ・クルーニー)の主演で行われていた。
秘書ナタリー(ヘザー・ゴールデンハーシュ)から宗教関係者との会合の予定を知らされたマニックスは、ニューヨークの社長と電話で話す。
西部劇スターのホビー・ドイル(アルデン・エーレンライク)をローレンス・ローレンツ(レイフ・ファインズ)の監督作品に起用するよう社長から指示されたマニックスは、彼が演じることができる役柄か不安に思う。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
1951年、ハリウッド。
”キャピトル・ピクチャーズ”の”フィクサー”エディ・マニックスは、スタジオ内で起きる揉め事の処理を担当していた。
そんな時、社運を賭けた大作”ヘイル、シーザー!”の撮影中に、主演のスター、ウィットロックが姿を消してしまう。
いつものように慌ただしく動き回るマニックスは、ロッキードからの好条件のオファーを受けるかを悩みながら、誘拐されたウィットロックの身代金10万ドルを用意する。
その頃、マリブのビーチハウスに連れてこられたウィットロックは、その場に集まっていた共産主義者の脚本家の話に聞き入ってしまう・・・。
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1950年代のハリウッドを舞台に、共産主義者による映画スター誘拐事件と、その対処などに奔走する”フィクサー”(もみ消し屋)の行動を描くコメディ。
資本主義の象徴のような映画界に搾取されていると考える、共産主義者の脚本家や俳優などが仕掛ける行動を、当時の”赤狩り”を背景に描くコーエン兄弟によるコメディ。
誘拐されるものの、共産主義者の意見に一理あると考え感化されたスターが、スタジオに戻り、夢の世界を創り上げることに貢献するよう、主人公に一喝されるクライマックスのシーンが実に興味深い。
ブラック、シニカルとも言えないストレートなコメディで、当時のハリウッドの映画界を再現したセットなどは見もので、実在のスターをイメージした出演者の役柄も面白い。
豪華スターがそれぞれ個性的な役を演じ、テンポの良いコーエン兄弟の演出も楽しめる快作なのだが、批評家の好評価に反し、一般観客にはあまり受けがよくなかった。
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北米興行収入 $30,080,230
世界 $62,818,940
第89回アカデミー賞では、美術賞にノミネートされた。
スタジオ内の揉め事のもみ消しに奔走する実在の”フィクサー”エディ・マニックスを熱演するジョシュ・ブローリン、誘拐されるスターでロバート・テイラー風のジョージ・クルーニー、ヨーロッパ人である映画監督のレイフ・ファインズ、シンギング・カウボーイ・スターのカービー・グラント風のアルデン・エーレンライク、スタジオ内の保証書・取引代行担当ジョナ・ヒル、彼と親密になるエスター・ウィリアムズ風の女優スカーレット・ヨハンソン、編集技師のフランシス・マクドーマンド、ゴシップ・コラムニストのヘッダ・ホッパーとコラムニストのルエラ・パーソンズ風の姉妹を演ずるティルダ・スウィントン、ソ連に亡命するジーン・ケリー風のミュージカル・スター、チャニング・テイタム、主人公の妻アリソン・ピル、誘拐に加担するエキストラのウェイン・ナイト、映画監督のクリストファー・ランバート、主人公の秘書ヘザー・ゴールデンハーシュ、共産主義者の脚本家達フレッド・メラメッド、マックス・ベーカー、パトリック・フィッシュラー、フレッド・メラメッド、デヴィッド・クラムホルツ、フィッシャー・スティーヴンス、アレックス・カルポフスキ、グレッグ・ボールドウィン、哲学者ヘルベルト・マルクーゼのジョン・ブラサル、”ヘイル、シーザー!”の出演者クランシー・ブラウン、ラビのロバート・ピカード、アシスタント・ディレクターのカイル・ボーンハイマー、”ヘイル、シーザー!”のプロデューサー、ロバート・トレバー、ソ連潜水艦の艦長ドルフ・ラングレン、そして、ナレーターはマイケル・ガンボンが担当している。