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グラン・トリノ Gran Torino (2008)

■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

ミリオンダラー・ベイビー」(2004)以来となるクリント・イーストウッド製作、監督、主演、そして歌までも披露してくれた彼の意欲作。
異民族、特にアジア人に偏見を持つ頑固な老人と隣人のモン族一家との交流を描くヒューマン・ドラマ。


ドラマ(ヒューマン)

クリント・イーストウッド / Clint Eastwood 作品一覧
クリント・イーストウッド / Clint Eastwood / Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:クリント・イーストウッド
製作総指揮
ジャネット・カーン

ティム・モーア
アダム・リッチマン
ブルース・バーマン
製作
クリント・イーストウッド

ビル・ガーバー
ロバート・ロレンツ
原案
デーヴ・ジョハンソン

ニック・シェンク
脚本:ニック・シェンク
撮影:トム・スターン
編集
ジョエル・コックス

グレイ・D・ローチ
音楽
カイル・イーストウッド

マイケル・スティーヴンズ

出演
クリント・イーストウッド:ウォルト・コワルスキー
ビー・ヴァン:タオ・ヴァン・ロー
アーニー・ハー:スー・ロー
クリストファー・カーリー:ヤノビッチ神父
コリー・ハードリクト:デューク
ブライアン・ヘイリー:ミッチ・コワルスキー
ブライアン・ハウ:スティーブ・コワルスキー
ジェラルディン・ヒューズ:カレン・コワルスキー
ドリーマ・ウォーカー:アシュリー・コワルスキー
ジョン・キャロル・リンチ:マーティン
ドゥー・モー:フォン”スパイダー”
スコット・イーストウッド:トレイ
ブルック・チア・タオ:ヴー

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2008年製作 116分
公開
北米:2008年12月12日
日本:2009年4月25日
製作費 $35,000,000
北米興行収入 $148,055,050
世界 $260,000,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ミシガン州デトロイトハイランド・パーク
妻に先立たれたポーランド系アメリカ人ウォルト・コワルスキー(クリント・イーストウッド)は、長年フォードの自動車工場に勤め引退し、今は愛犬デイジーと暮らしていた。

朝鮮戦争陸軍第一騎兵師団”として戦った勇者でもあるウォルトだったが、その時の経験からくるアジア人への偏見と、敵兵を虐殺してしまった痛ましい記憶を50年以上も背負っていた。

ウォルトは妻の葬儀では、若い神父ヤノビッチ(クリストファー・カーリー)の弔辞を馬鹿にし、長男ミッチ(ブライアン・ヘイリー)と次男スティーブ(ブライアン・ハウ)とも溝ができてろくに口も聞かず、孫達の服装や無礼な態度も理解できずに許せなかった。
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解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
デトロイトハイランド・パーク
妻に先立たれた、ポーランド系アメリカ人のウォルト・コワルスキーは、長年フォードの自動車工場に勤め、引退して隠居生活を送っていた。
朝鮮戦争陸軍第一騎兵師団”として戦った勇者でもあるウォルトは、その経験から、アジア人への偏見を持ち、敵兵を虐殺した痛ましい記憶を背負っていた。
頑固一徹のウォルトは、息子達ともうまくいかず、教区の若い神父ヤノビッチのことも見下して相手にもしない。
そんな偏屈な男ウォルトは、隣に越してきたモン族(ミャオ族)の家族の存在が気に食わなかった。
その家族、学校にも行かず仕事もしない内気な少年タオ、勝気な姉スー、そして母と祖母を、ウォルトは軽蔑の眼差しで見つめる。
ウォルトは、妻との約束で懺悔をさせようとするヤノビッチ神父を馬鹿にして追い払ってしまう。
そんな時タオは、モン族のギャングに誘われ、ウォルトの所有する1972年型のヴィンテージ・カー、フォードグラン・トリノ”を盗むよう強要される。
タオは、ウォルトのガレージに忍び込むのだが、逆に彼に脅されてしまう。
翌日、タオはギャングにからかわれるのだが、ウォルトが彼らに銃を向けて罵声を浴びせる。
タオの家族やモン族の住民は、ウォルトの勇敢さを称え、彼との親交を深めようとするのだが・・・。
__________

スターに成り始めの頃から、イーストウッドをリアルタイムで見続けている者としては、1970年代の彼を思い起こさせてくれるような作品でもある。

世間では、イーストウッドが年齢的に過去の人になる可能性を示唆するような、”生涯最高のヒット作”、”集大成”などと騒ぎ立ててはいるが、私は意外なほどそうは思わない。

人生の特等席」(2012)でも主演している。

次回監督作「インビクタス」(2009)の公開を控え、モーガン・フリーマンマット・デイモン主演という顔ぶれを見れば、本作がどのような位置付けかが理解できる。

”ハリー・キャラハン”のような、悪に対し異常なまでに敵意を見せる偏屈な刑事、鬼軍曹のハイウェイを連想させる、イーストウッドらしい表情や仕草に、懐かしさや数々の思い出を甦らすのもいい。

イーストウッド独特の。”屈折”したユーモアセンスと、無名俳優などを使い、あっさりとこれだけの作品を作ってしまう、彼の技量は見事だ。

多分イーストウッド本人は、世間(日本)が騒いでいるほど大袈裟な気持ちで取り組んだ作品とは考えていないはずで、長年のファンとしては、今後も精力的に作品を世に送り出してもらいたい思いでいる。

なかなか馴染みのないモン族の文化や、それとは対照的な、いかにもアメリカ的な”汚い”会話のやり取りなども連発する、生活感の違いなども生々しく描かれている作品。

モン族の姉弟を演じた、タオ役のビー・ヴァンと姉スー役のアーニー・ハーも、新鮮な演技を見せ、結局は主人公と心が通じ合う、頑固老人にとても敵いそうもなく思えた若い神父役のクリストファー・カーリーの好演も光る。

余談だが、口の悪い床屋で登場するジョン・キャロル・リンチは、実はイーストウッドよりも33歳年下で193cmの巨漢、ここでどうしても気になるのがイーストウッドの身長で、彼も若かりし頃は、その長身(193cm)が売り物だった。
J・C・リンチより一回り小さく見える、明らかに、年のせいか背が低くなってしまったことなど、些細なことがファンとしてはどうしても気になってしまう。

主人公の長男ブライアン・ヘイリー、その妻役ジェラルディン・ヒューズ、次男ブライアン・ハウなどが共演している。


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