1999年に発表されたトレイシー・シュヴァリエの”真珠の耳飾りの少女”を基に製作された作品。 オランダの画家ヨハネス・フェルメールが使用人の少女をモデルに”真珠の耳飾りの少女”を描いたという設定で描く。 主演コリン・ファース、スカーレット・ヨハンソン、トム・ウィルキンソン、キリアン・マーフィー、エッシー・デイヴィス、ジュディ・パーフィット他共演、監督ピーター・ウェーバーによるドラマ。 |
・ドラマ
・スカーレット・ヨハンソン / Scarlett Johansson / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督:ピーター・ウェーバー
製作
アンディ・パターソン
アナンド・タッカー
原作:トレイシー・シュヴァリエ”真珠の耳飾りの少女”
脚本:オリヴィア・ヘトリード
撮影:エドゥアルド・セラ
編集:ケイト・エヴァンス
美術・装置
ベン・ヴァン・オズ
セシル・ハイドマン
衣装デザイン:ディーン・ヴァン・ストラーレン
音楽:アレクサンドル・デプラ
出演
ヨハネス・フェルメール:コリン・ファース
グリート:スカーレット・ヨハンソン
ピーター・ファン・ライフェン:トム・ウィルキンソン
ピーター:キリアン・マーフィー
カタリーナ・フェルメール:エッシー・デイヴィス
マーリア・シンス:ジュディ・パーフィット
タンネケ:ジョアンナ・スキャンラン
コーネリア:アラキーナ・マン
マルートヘ:アナ・ポップルウェル
2003年製作 100分
公開
イギリス:2004年1月16日
北米:2004年1月9日
日本:2004年4月10日
製作費 £10,000,000
北米興行収入 $11,634,360
世界 $31,466,790
■ アカデミー賞 ■
第76回アカデミー賞
・ノミネート
撮影・美術・衣装デザイン賞
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
1665年、ネーデルラント連邦共和国、デルフト。
”デルフト陶器”の画工だった父親が事故で失明したため、家計を支えることになった娘グリート(スカーレット・ヨハンソン)は、画家ヨハネス・フェルメール(コリン・ファース)の家の住み込みの使用人となる。
グリートは、同じ使用人のタンネケ(ジョアンナ・スキャンラン)に仕事を教わる。
フェルメール夫人カタリーナ(エッシー・デイヴィス)からアトリエを掃除するよう言われたグリートは、現れたカタリーナの母マーリア・シンス(ジュディ・パーフィット)に注意されながらその場の掃除をする。
グリートは、フェルメールとほとんど顔も合わせにまま日々を過ごす。
その後、カタリーナは6人目の子供を産み、グリートはマーリアの指示で、フェルメールのパトロン、ピーター・ファン・ライフェン(トム・ウィルキンソン)の元に向かい、祝宴の招待状を届け祝いを受け取る。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
1665年、ネーデルラント連邦共和国、デルフト。
事故で失明した父親にに代わり家計を支えることになった少女グリートは、画家ヨハネス・フェルメールの家の使用人となる。
フェルメールは、パトロンのファン・ライフェンから絵の注文を受けて新作をイメージする。
グリートと接することはほとんどなかったフェルメールは、彼女と距離を縮めながら新作を描き始める。
やがてグリートに特別な感情を抱き始めたフェルメールは、彼女に絵の具の調合を教え助手にするが、妻カタリーナが二人の関係を疑い始める・・・。
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一枚の名画を巡る、その誕生秘話という設定が実に興味深く描かれている。
絵のモデルはフェルメールの娘であるという説もあるが、事実はともかく、時代背景を伝えるセットや衣装なども含め、実に雰囲気のある作品に仕上がっている。
第76回アカデミー賞では、撮影・美術・衣装デザイン賞にノミネートされた。
画家、絵画が主題のドラマであるため、その色彩感覚や映像の美しさは注目。
フェルメールを演ずるコリン・ファースは無難な演技とも言えるが、もう一人の主人公を演ずるまだ10代のスカーレット・ヨハンソンの表情だけの演技、そして透き通るような白い肌が印象的だ。
フェルメールのパトロンであるピーター・ファン・ライフェンを演ずるトム・ウィルキンソン、少女と親交を深める肉屋の息子キリアン・マーフィー、主人公の妻エッシー・デイヴィス、その母親マーリア・シンス役のジュディ・パーフィット、使用人ジョアンナ・スキャンラン、主人公の娘アラキーナ・マン、アナ・ポップルウェルなどが共演している。