”ハリー・ポッター・シリーズ”に続くシリーズの映画化で、J・K・ローリングが、”ハリー・ポッター”の物語における魔法生物に関した内容で2001年に発表した、”Fantastic Beasts and Where to Find Them”の映画化「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」の続編であり、”ファンタスティック・ビースト・シリーズ”の第2作。 逃亡した闇の魔法使いの野望を阻止しようとする魔法生物学者の青年の活躍を描く、監督デヴィッド・イェーツ、主演エディ・レッドメイン、キャサリン・ウォーターストン、ダン・フォグラー、アリソン・スドル、エズラ・ミラー、ジュード・ロウ、ジョニー・デップ、ゾーイ・クラヴィッツ他共演のファンタジー超大作。 |
・エディ・レッドメイン / Eddie Redmayne / Pinterest
・ジョニー・デップ / Johnny Depp 作品一覧
■ スタッフ キャスト ■
監督:デヴィッド・イェーツ
製作
デヴィッド・ハイマン
J・K・ローリング
スティーヴ・クローヴス
ライオネル・ウィグラム
製作総指揮
ティム・ルイス
ニール・ブレア
リック・セナト
ダニー・コーエン
脚本:J・K・ローリング
撮影:フィリップ・ルースロ
編集:マーク・デイ
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演
ニュート・スキャマンダー:エディ・レッドメイン
ニュート・スキャマンダー(少年期):ヨシュア・シア
ポーペンティナ”ティナ”ゴールドスタイン:キャサリン・ウォーターストン
ジェイコブ・コワルスキー:ダン・フォグラー
クイニー・ゴールドスタイン:アリソン・スドル
クリーデンス・ベアボーン:エズラ・ミラー
リタ・レストレンジ:ゾーイ・クラヴィッツ
リタ・レストレンジ(少女期):テア・ラム
リタ・レストレンジ(幼少期):ルビー・ウールフェンデン
テセウス・スキャマンダー:カラム・ターナー
ナギニ:クローディア・キム
ユスフ・カーマ:ウィリアム・ナディラム
ユスフ・カーマ(少年期):アイザック・ドミンゴス
アバナシー:ケヴィン・ガスリー
アルバス・ダンブルドア:ジュード・ロウ
アルバス・ダンブルドア(少年期):トビー・レグボ
ゲラート・グリンデルバルド:ジョニー・デップ
ゲラート・グリンデルバルド(少年期):ジェイミー・キャンベル・バウアー
アーノルド・グズマン:コーネル・ジョン
グリムソン:イングヴァール・エッガート・シーグルソン
セラフィーナ・ピッカリー:カルメン・イジョゴ
スピールマン:ウルフ・ロス
トーキル・トラヴァース:デレク・リデル
ヴィンダ・ロジエール:ポピー・コービー=チューチ
アーマ・ドゥガード:ダニエル・ユーグ
ユーラリー・ヒックス:ジェシカ・ウィリアムズ
ロレナ・カーマ:イソーラ・バルベ=ブラウン
ムスタファ・カーマ:ヒュー・クオーシー
コーヴァス・レストレンジSr.:キース・シャンター
スケンダー:オラフル・ダッリ・オラフソン
マクダフ:アンドリュー・ターナー
カロー:マヤ・ブルーム
クラフト:サイモン・ミーコック
クロール:デヴィッド・サクライ
ネイジェル:クラウディウス・ピータース
ステビンス:バート・ソロチンスキ
バンティ:ヴィクトリア・イェイツ
マクラーゲン:アルフィー・シモンズ
ポートキー屋:デヴィッド・ウィルモット
メリュジーヌ:オルウェン・フエレ
ミネルバ・マクゴナガル:フィオナ・グラスコット
ニコラス・フラメル:ブロンティス・ホドロフスキー
イギリス/アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2018年製作 134分
公開
イギリス:2018年11月16日
北米:2018年11月16日
日本:2018年11月23日
製作費 $200,000,000
北米興行収入 $159,555,900
世界 $654,855,900
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
1927年、ニューヨーク、アメリカ合衆国魔法省(MACUSA)。
議長セラフィーナ・ピッカリー(カルメン・イジョゴ)は、闇の魔法使いゲラート・グリンデルバルド(ジョニー・デップ)を裁判にかけるための移送準備が整ったことをスピールマン(ウルフ・ロス)に伝える。
スピールマンは、職員のアバナシー(ケヴィン・ガスリー)から、グリンデルバルドの杖と”血に誓い”の小瓶を渡される。
厳重な警備の中、グリンデルバルドを乗せた馬車は出発する。
アバナシーの協力で馬車を奪ったグリンデルバルドは、アバナシーが奪った小瓶を手に入れ、スピールマンを川に突き落として逃亡する。
3か月後、イングランド、ロンドン、イギリス魔法省。
魔法使いで魔法生物学者のニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)は、現れた兄テセウス(カラム・ターナー)の婚約者で友人のリタ・レストレンジ(ゾーイ・クラヴィッツ)が、兄の指示で職員になることを知る。
現れたテセウスと共に審問会に向かい、魔法法執行部部長トーキル・トラヴァース(デレク・リデル)、アーノルド・グズマン(コーネル・ジョン)、スピールマンと話したニュートは、国外への旅行禁止令解除を求める。
魔法省のテセウスの部署に入る条件でそれを許可されたニュートは、闇祓いには自分は向いていないと伝える。
グリンデルバルドの野望を聞かされたニュートは、彼がクリーデンス・ベアボーン(エズラ・ミラー)を利用しようとしていると考える執行部に対し、彼は死んだはずだと伝えるものの、テセウスから生き延びたことを知らされる。
...全てを見る(結末あり)
参考:
・「ハリー・ポッターと賢者の石」 (2001/$974,733,550)
・「ハリー・ポッターと秘密の部屋」(2002/$878,643,482)
・「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」 (2004/$795,634,070)
・「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」(2005/$895,921,036)
・「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」(2007/$938,212,738)
・「ハリー・ポッターと謎のプリンス」 (2009/$933,959,197)
・「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」 (2010/$955,001,070)
・「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」(2011/$1,328,111,219)
・「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」(2016/$814,037,580)
・「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」(2018/$654,855,900)
・「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」(2022/$407,150,840)
*()内は全世界の興行収入
*(簡略ストー リー)
1927年、ニューヨーク、アメリカ合衆国魔法省。
ヨーロッパに移送されるはずの闇の魔法使いグリンデルバルドは逃亡し、パリに拠点を置く。
グリンデルバルドがクリーデンスを利用しようとしていると考えるイギリス魔法省執行部は、魔法生物学者のニュート・スキャマンダーにクリーデンスの捜索を任せようとする。
それを拒んだニュートは、非魔法使いのジェイコブと恋人で魔法使いのクイニーが訪ねてくるものの、クイニーの姉ティナが同行しなかったことを知り残念に思う。
ニュートは、友人リタと兄テセウスとの婚約を知ったティナが、相手を自分だと誤解していると言われて戸惑う。
ジェイコブとの結婚を決めたことをニュートに知らせたクイニーだったが、魔法使いと非魔法使いの結婚は禁止されているというジェイコブの言葉に傷つき姿を消す。
ティナがクリーデンスを捜していることを知ったニュートは、ジェイコブと共に彼女がいるパリに向かうのだが・・・。
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J・K・ローリングの原作を基に、彼女自身が脚本を担当した前作「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」(2016)に続きデヴィッド・イェーツが監督した作品。
今回は、逃亡した闇の魔法使いゲラート・グリンデルバルドの野望と、彼が手を組もうとするクリーデンス・ベアボーンのルーツを探る物語が主な内容となっている。
その2人に重点が置かれているため、ニュート・スキャマンダーの印象が弱く、特に、前作では非常に重要な役だった、主人公が心を寄せるティナ・ゴールドスタインの存在も薄い内容も残念だ。
製作費に2億ドルをかけて大いに期待された本作はファンを失望させた感があり、批評家から酷評されてしまい、北米興行収入は約1億6000万ドル、全世界では約6億5500万ドルという、並の作品ならば大ヒットといえる成績を残すものの、シリーズ最悪の結果に終わってしまった。
主演のエディ・レッドメインは、持ち味を活かして主人公のニュート・スキャマンダーを熱演し、シリーズの顔と言えるアルバス・ダンブルドア役を演ずるジュード・ロウの出演は、作品に重みを加えている。
上記のように、前作に比べてやや物足りない役柄が残念なポーペンティナ”ティナ”ゴールドスタインのキャサリン・ウォーターストン、主人公に協力するジェイコブ・コワルスキーのダン・フォグラー、その恋人でありながら、グリンデルバルドに利用されるクイニー・ゴールドスタインのアリソン・スドル、本作のキーマンでありルーツが判明するクリーデンス・ベアボーンのエズラ・ミラー、主人公の友人であり、彼女もルーツが分かるリタ・レストレンジのゾーイ・クラヴィッツ、その少女期テア・ラム、幼少期のルビー・ウールフェンデン、リタの婚約者である主人公の兄テセウス・スキャマンダー役カラム・ターナー、クリーデンスを気遣う動物になる運命の”マレディクタス”ナギニのクローディア・キム、リタの異母兄ユスフ・カーマ役ウィリアム・ナディラム、その少年期アイザック・ドミンゴス、アメリカ魔法省の職員ではあるがグリンデルバルドに協力するアバナシーのケヴィン・ガスリー、アルバス・ダンブルドアの少年期トビー・レグボ、ゲラート・グリンデルバルドのジョニー・デップ、その少年期ジェイミー・キャンベル・バウアー、イギリス魔法省の職員でグリンデルバルドに協力するグリムソンのイングヴァール・エッガート・シーグルソン、アメリカ魔法省の議長セラフィーナ・ピッカリーのカルメン・イジョゴ、グリンデルバルドを移送するイギリス魔法省職員スピールマンのウルフ・ロス、その同僚で執行部長トーキル・トラヴァース役デレク・リデル、同じくコーネル・ジョン、グリンデルバルドの部下ヴィンダ・ロジエールのポピー・コービー=チューチ、生まれたばかりのクリーデンスの世話をした小間使いアーマ・ドゥガードのダニエル・ユーグ、イルヴァーモーニー魔法魔術学校で呪文学を教えていたユーラリー・ヒックスのジェシカ・ウィリアムズ、ユスフとリタの父親ムスタファ・カーマのヒュー・クオーシー、リタの母親ロレナ・カーマのイソーラ・バルベ=ブラウン、彼女を奪うフランスの純血一族のコーヴァス・レストレンジSr.役キース・シャンター、サーカスの団長スケンダー役オラフル・ダッリ・オラフソン、グリンデルバルドの部下クロール役デヴィッド・サクライ、主人公のアシスタント、バンティ役ヴィクトリア・イェイツ、ポートキー屋のデヴィッド・ウィルモット、フランス魔法省の記録室係メリュジーヌのオルウェン・フエレ、ホグワーツ魔法魔術学校の教師ミネルバ・マクゴナガルのフィオナ・グラスコット、錬金術師である魔法使いでダンブルドアの友人ニコラス・フラメル役ブロンティス・ホドロフスキーなどが共演している。