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フェイシズ Faces (1968)

裕福なアメリカ人夫婦の関係崩壊までの1日の出来事を描く、製作、監督、脚本ジョン・カサヴェテス、出演ジョン・マーレイジーナ・ローランズシーモア・カッセル他共演のドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ


スタッフ キャスト ■
監督:ジョン・カサヴェテス

製作
ジョン・カサヴェテス

モーリス・マッケンドリー
脚本:ジョン・カサヴェテス
撮影:アル・ルーバン
編集
アル・ルーバン

モーリス・マッケンドリー
音楽:ジャック・アッカーマン

出演
リチャード・フォースト:ジョン・マーレイ

ジーニー・ラップ:ジーナ・ローランズ
チェット:シーモア・カッセル
マリア・フォースト:リン・カーリン
フレディー・ドレイパー:フレッド・ドレイパー
ジム・マッカーシー:ヴァル・エイヴェリー
フローレンス:ドロシー・ガリヴァー
ルイーズ:ジョアン・ムーア・ジョーダン

アメリカ 映画
配給 Castle Hill Productions

1968年製作 130分
公開
北米:1968年11月24日
日本:1993年2月
製作費 $275,000


アカデミー賞 ■
第41回アカデミー賞

・ノミネート
助演男優(シーモア・カッセル
助演女優(リン・カーリン
脚本賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
旧友同士であるリチャード・フォースト(ジョン・マーレイ)とフレディー・ドレイパー(フレッド・ドレイパー)は、酔って娼婦のジーニー・ラップ(ジーナ・ローランズ)と共に、彼女の自宅に向かう。

その後、馬鹿騒ぎを始めたフォーストとドレイパーだったが、ジーニーに対してドレイパーが無礼な言葉を口にしたことをきっかけに諍いになる。

ドレイパーはその場を去り、フォーストもジーニーを気遣いながら彼女の家を出る。

帰宅したフォーストは、妻マリア(リン・カーリン)の機嫌を伺いながら話に付き合うが、やがて彼女は、夫に対する不満を口に出して、部屋に閉じこもってしまう。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
会社社長リチャード・フォーストは、旧友のドレイバーと娼婦のジーニーと共に彼女の自宅で馬鹿騒ぎを始める。
やがてフォーストとドレイバーは諍いを起こし、気まずくなった二人はその場から引き上げる。
帰宅したフォーストは、妻マリアに不満をぶつけられて離婚を決意する。
フォーストは、再びジーニーの元に向かい、彼女の客マッカーシーらと一揉めしながらも、楽しい時を過ごす。
一方、マリアは友人に誘われたクラブでダンスに熱中する青年チェットと出会い、その後、彼を含めた皆で自宅に戻る。
友人達が帰った後、マリアとチェットは求め合い一夜を過ごす。
フォーストもジーニーと朝を迎えていたが、その頃、マリアは自宅で睡眠薬自殺を図っていた・・・。
__________

ジョン・カサヴェテスが私財を投じ、自宅を抵当に入れて、その場で撮影や編集などを行った意欲作。

その努力は報われ、世界中で高い評価を受けた作品。
カサヴェテスの製作姿勢は、インディペンデント映画というジャンルを確立させることになる画期的な作品。

原題の通り、登場人物の表情をアップで追うショットの連続で、その自由な撮影手法は、躍動感ある映像と役者達の自然な演技で、十分に生かされ効果を上げている。

第41回アカデミー賞では、助演男優(シーモア・カッセル)、助演女優(リン・カーリン)、脚本賞にノミネートされた。

何事にも動じない雰囲気のある主人公ジョン・マーレイが、唯一理解できない妻リン・カーリンの豊かな表情、そして奔放な青年役が出色の、シーモア・カッセルらの熱演が印象的だ。

ジョン・カサヴェテス夫人で、娼婦役のジーナ・ローランズ、主人公の旧友フレッド・ドレイパー、マリア(L・カーリン)の友人ドロシー・ガリヴァー、ジョアン・ムーア・ジョーダン、ジーニー(G・ローランズ)の客ヴァル・エイヴェリーなどが共演している。


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