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イレイザーヘッド Eraserhead (1977)

青年の身に起きる奇怪な体験をシュールなタッチとショッキングな映像で描く、鬼才デヴィッド・リンチ(製作、監督、脚本、編集、音楽)の長編デビュー作。
出演ジャック・ナンスシャーロット・スチュアート

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト ■
監督:デヴィッド・リンチ

製作:デヴィッド・リンチ
脚本:デヴィッド・リンチ
撮影
フレデリック・エルムス

ハーバート・カードウェル
編集:デヴィッド・リンチ
音楽
デヴィッド・リンチ

ファッツ・ウォーラー
ピーター・アイヴァース

出演
ヘンリー・スペンサー:ジャック・ナンス

メアリー・X:シャーロット・スチュアート
ビル・X:アレン・ジョゼフ
X夫人:ジーン・ベイツ
アパートの向かいの部屋に住む女性:ジュディス・アンナ・ロバーツ
ラジエーターの中の女性:ローレル・ニア
惑星の男:ジャック・フィスク

アメリカ 映画
配給 Libra Films International
1978年製作 89分
公開
北米:1977年9月28日
日本:1981年9月12日
製作費 $20,000
北米興行収入 $7,000,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ヘンリー・スペンサー(ジャック・ナンス)の頭上に惑星が漂い、そこでは、男(ジャック・フィスク)が家の中でレバーを動かしている。

その後、精子のような生きものがスペンサーの口から出て、空中を漂い、液体の中に落下する。

フィラデルフィア、工業地帯。
ヘアースタイルに特徴のある印刷工のスペンサーは、アパートの向かいの部屋に住む女性(ジュディス・アンナ・ロバーツ)に声をかけられる。

女性は、スペンサーのガールフレンドのメアリー・X(シャーロット・スチュアート)からの電話で、彼を家族との食事に誘いたいとの伝言を伝える。

素っ気ない礼を女性に返したスペンサーは、暫く部屋で過ごしてから、メアリーの家に向かう。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
ヘアー・スタイルに特徴のある、印刷工のヘンリー・スペンサーは、ガールフレンドのメアリーに、家族との食事に誘われて彼女の家を訪れる。
奇妙なメアリーの家族に驚くスペンサーは、母親に、娘と寝たのかを問われて戸惑ってしまう。
スペンサーは、メアリーと結婚して、奇形の子供の面倒を見るよう、母親から強要されてしまう。
それを承諾したスペンサーは、三人で生活を始めるが、メアリーは、子供の世話や鳴き声に苛立ち、実家に帰ってしまう。
スペンサーは、仕方なく子供の世話を始めるのだが、次第にその生活に耐え切れなくなり、幻覚や悪夢に悩まされる・・・。
__________

デヴィッド・リンチが、製作、監督、脚本、編集、美術、特殊効果までも担当し、自費で製作したデビュー作にして、カルト・ムービーの代表作として評価も高い作品。

内容の難解さを考える前に、まず、この手の作品が苦手な方は、極端に言えば、拷問を受けているように思えるかもしれない。

理解するしないは問題ではなく、幻覚や悪夢には、理屈は必要ないことをストレートに描写している、”単純明快”な作品でもある。

おぞましい映像を、これでもかというほど見せるグロテスク映像は、ショッキングでもある。

2004年、アメリカ議会図書館が、国立フィルム登録簿に登録した作品でもある。

世間の話題を浚った、本作を彷彿させる場面もある、デヴィッド・リンチ製作総指揮の「ツイン・ピークス」が、テレビ・ドラマということもあるが、平凡に思えてしまうほどの衝撃作でもある。

奇怪な体験、現象に身を任せ、幻覚や悪夢に翻弄される主人公ジャック・ナンス、妻となるシャーロット・スチュアート、その父親アレン・ジョゼフ、母親ジーン・ベイツ、主人公の向かいの部屋の住人ジュディス・アンナ・ロバーツ、ラジエーターの中の女性ローレル・ニア、惑星の男ジャック・フィスクなどが共演している。


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