ニックは州外には出られないと言うディックは、明朝、出発すれば半日はボカラトンで過ごせて翌日、帰れるとデヴィッドとジェイソンに伝える。
仕方なく同行することにしたジェイソンはメレディスを説得し、彼女のピンクの”ミニ”でディックを迎えに行く。
ディックの自慰行為を見て驚いたジェイソンは、白内障のために免許証を取り上げられたと言われたため、運転を任されて出発する。
途中、ダイナーに寄ったディックは、高校生時代は写真家になり世界中を回ると言っていたジェイソンが、弁護士であるデヴィッドの事務所でメレディスと働いていることを嘆く。
その場にいたシャディア(ゾーイ・ドゥイッチ)は、友人のレノーア(オーブリー・プラザ)、ゲイのブラッドリー(ジェフリー・ボウヤー=チャップマン)に、窓際の席に座っているのは大学1年の時に写真の授業で一緒だったジェイソンだと伝える。
ジェイソンに挨拶しようとしたシャディアは、ウエイトレスと間違えられてしまう。
テーブルの現金を手にしたシャディアは、レノーアとブラッドリーの席に戻り、現金を自分達の支払いにしてしまい店から出る。
ウエイトレスから支払いを要求されたジェイソンは、現金をシャディアに取られたと気づき彼女らの車を止める。
シャディアを知っていたジェイソンは、現れたディックに脅かされる。
大学教授だとシャディアらに伝えたディックは、レノーアに誘惑される。
レノーアらが”デイトナビーチ”に行くことを知ったディックは、予定が遅れていると言うブラッドリーが黒人のゲイだったために彼をからかう。
ディックはレノーアに誘われるが、ジェイソンからゴルフに行くと言われたためにそれに従い、シャディアらは出発する。
ゴルフ場に着きプレイを始めたディックは、女性の二人組に近づき、レッスンプロだと言ってスイングを教える。
宇宙飛行士だったとも話したディックは、ジェイソンから祖父だと言われたため、女性達には、頭がイカレタ男で自分を祖父だと思っていると伝える。
ディックが女性達に酒をつくりに行っている間にジェイソンは、祖父は妻の葬儀を終えたばかりで気が動転していると言って、自分は弁護士だと伝える。
女性達は次のホールに向かい、真実を話したと言うジェイソンと口論になったディックは、40年ぶりに独身になったので女を抱きたいと真剣に訴える。
レノーアからのメールを受けたディックは、デイトナビーチに向かうと言って出発する。
デイトナビーチ。
メレディスからの電話に出たジェイソンは、居場所が知られてしまい焦る。
ショップで買い物をしていたディックとジェイソンは、銃を持った強盗が押し入ってきたために驚く。
それはオーナーのタン・パム(ジェイソン・マンツォーカス)で、彼はドラッグ・ディーラーだった。
その後ディックとジェイソンは、ビーチでシャディアらを見つける。
ディックにからかわれる前にブラッドリーはホテルに戻り、ジェイソンからカメラの撮影方法などで助言を受けたシャディアは、エコロジスト活動をしていることを知られてしまう。
そこに、フロリダ大学のラクロスチームのコーディ(ジェイク・ピッキング)とブラー(マイケル・ハドソン)が現れ、ジョージア大学と一気飲み大会をすると言われたレノーアは、ディックがジョージア大の教授だと伝える。
ディックに大会に来るようにと伝えたコーディは、レノーアを連れてホテルに向かう。
ジェイソンの制止も聞かずに一気飲み大会に向かったディックは、抗不安薬を酒に入れる。
コーディらと対決したディックは、薬入りの酒をジェイソンに飲ませてしまう。
夜になり、完全にハイになったジェイソンは全裸同然の姿で騒ぎ始め、現れたパムが持ってきたコカインも吸ってしまう。
ディックは、その様子を携帯電話で撮影する。
翌朝、ビーチで目覚めたジェイソンは、メレディスからの電話を受ける。
ビデオ通話にしてほしいと言われたジェイソンは焦り、両親やニックもいることを知り、額に描かれたペニスの絵について訊かれる。
近づいてきた少年から、股間を隠していたハチに触りたいと言われたジェイソンは、それをむしり取られてしまう。
少年の親は、ジェイソンのことを息子に手を出した小児性愛者だと思い彼に襲い掛かる。
通報されたジェイソンは逮捕されてしまい、警察の留置場で目覚める。
警官のゲイリー・ライター(ヘンリー・ジェブロフスキー)にからかわれたジェイソンは、一緒に入れられていたパムのせいにする。
釈放されたパムは、顔なじみの警官ジーン・フィンチ(モー・コリンズ)に声をかけてその場を去る。
フィンチとライターに自分は弁護士だと伝えたジェイソンは、ディックが保釈金を払ったために釈放される。
結婚式を控えてトラブルに巻き込まれたため憤慨するジェイソンは、今後のことは知らないと言って友人の家まで送るとディックに伝える。
施設にいる戦友だったスティンキー(ダニー・グローヴァー)を訪ねたディックは、彼が人生を諦めたことを知り、ジェイソンも同情する。
デイトナビーチに戻る気のディックは、好きなように生きろと妻から言われたとジェイソンに伝えて、レノーアと必ず寝るという考えを変えない。
老い先短い自分にはそれが生きる希望だと話すディックは、あと一日付き合ってほしいと言ってジェイソンを説得する。
デイトナビーチに戻ったジェイソンは、メレディスに電話をして、明日には必ず帰ると伝える。
パムの司会で野外ステージで開かれているフレクシング・コンテストで、コーディとブラーの挑戦を受けたディックは、嫌がるジェイソンと共にステージに上がる。
劣勢のジェイソンは、子供の頃よくやっていた逆立ちする自分をディックが支える技を披露して会場を盛り上げる。
それがネット上にアップされることを恐れたジェイソンはステージを下り、ディックはある仕掛けの準備をする。
軍で何の仕事をしていたのかとジェイソンから訊かれたディックは、特殊工作員で、中東でゲリラ兵の訓練をしていたと答える。
コーデイに怪我させディックは、ジェイソンと共に彼の部屋に向かう。
ジェイソンから、特殊工作員のことを家族は知っていたかと訊かれたディックは、妻以外は知らないと答え、任務を解かれた時にはデヴィッドとは疎遠になっていたと話す。
全て話せば親子仲は改善されると思うかと訊かれたディックは、何も答えない。
クラブに向かったディックとジェイソンは、シャディアらと共に楽しむ。
ブラッドリーをからかうタイロン(ブランドン・マイケル・スミス)を表に連れて行き痛めつけたディックは、ゲイを侮辱したことを謝罪させる。
レノーアが吐いてしまったために愛し合うことができなかったディックは、ジェイソンと部屋に戻り眠ることにする。
翌日、シャディアと出かけたジェイソンは、彼女が参加しようとしているエコロジー集団の元に向かう。
彼らと共に船で旅立つ考えがあることを、シャディアはジェイソンに伝える。
シャディアをカメラで撮影したジェイソンは、きれいだと言ってキスしようとする。
そこにブラッドリーから電話があり、ホテルに戻ったジェイソンとシャディアは、タイロンらがディックとレノーアを連れ去ったことを知らされる。
部屋に押し入ったジェイソンらだったが、ディックとレノーアは、タイロンらとマリファナを吸いハイになって楽しんでいた。
クラブに向かったご機嫌なディックは歌を披露し、シャディアとジェイソンもステージに上がる。
照れるジェイソンだったが、抜群の歌唱力で皆を驚かせる。
その場に忍び込んだコーディは、ディックの運転免許証を盗み、ジェイソンの上着にマリファナを隠す。
シャディアとレノーアと別れたディックは、ジェイソンと話をする。
結婚はやめると言うジェイソンは、好きな女を選べと助言するディックに、ウソのせいでシャディアは本当の自分を知らなので、話さなくてはならないと伝える。
今は話すべきではないと言われたジェイソンだったが、信頼し合ってこそ関係を築けるとディックに伝えて、シャディアに話しに行こうとする。
シャディアの部屋に向かったジェイソンは、その場にいたブラーに殴られてしまい、コーディは、ディックとジェイソンの正体が分かったと皆に伝える。
ディックは元陸軍中佐で、ジェイソンは来週の土曜日にメレディスと結婚するとコーディは話す。
二人が祖父と孫だと分かったブラッドリーは驚くが、レノーアは益々燃えてきたと伝える。
結婚のことをジェイソンに確認したシャディアは、そのつもりだったと言う彼の話を聞く気になれない。
二人が教授でもカメラマンでもないことを知ったシャディアは、弁護士だと言う彼をを追い出す。
レノーアから、それでも愛し合いたいと言われたディックだったが、そこに通報を受けてフィンチとライターが現れる。
上着を調べられてマリファナが見つかったジェイソンは、ディックと共に逮捕されてしまう。
釈放されたジェイソンは、逮捕される前にディックの免許証を確認していたため、自分を巻き込んだと言って彼を非難する。
自分を偽っているジェイソンに、父親の決めた人生を歩んでいるだけだと伝えたディックは、息子デヴィッドの成長に関わることなく、女の言いなりになる男にしてしまったことを後悔していると伝える。
同じようにしたくないと考えたために同行させたことを知ったジェイソンは、最悪の父親であり祖父だと思うディックに、結婚式には来てほしくないと伝えて彼を見限る。
アトランタ。
メレディスの元に戻ったジェイソンは結婚式の準備を始めて、ディックから、気が変わったら連絡が欲しいと言うメモとカメラが届く。
結婚式当日。
卑猥なスピーチを始めたニックを制止して話し始めたデヴィッドは、新郎新婦からのメッセージを皆に伝えてもらう。
スクリーンに映し出される自分とジェイソンの映像を前に、得意になった歌うメレディスは、向かいの二階でマイクを握るジェイソンとデュエットする。
ハッカーを雇ったディックは、映像をジェイソンのいかがわしい行為に変えてしまう。
それに気づいたメレディスは驚き、ジェイソンは、人の考えに左右されてきたが、痛みを受け入れれば前進できるとディックが教えてくれたと話す。
マイクが切れていたためにそれがメレディスには伝わらず、ジェイソンはニックに頼み、結婚できないと彼女に伝えてもらう。
それをおじ達に頼むものの、障害者だったために無理だと分かったニックは、ウエイターに伝言を頼む。
ウェイターから伝言を聞いたメレディスは笑い始め、ニックと浮気したという伝言を伝える。
それを知ったジェイソンは会場から去り、外にいたディックから、カメラを返品されたので非常手段をとったと言われる。
4時間後に出航する船に乗るシャディアが、バスで向かっていることをディックから知らされたジェイソンは、そこに現れたパムのアイスクリーム・トラックで彼女を追う。
制止しようとするデヴィッドは、行くなら事務所を解雇すると伝えるものの、パムのスタンガンで体が麻痺してしまう。
ジェイソンに運転させたパムは、気を失ったデヴィッドを車に乗せて、顔にペニスの絵を描く。
渋滞にはまったため運転を代わったディックは、スピード・オーバーでフィンチとライターのパトカーに追われる。
パムに物を捨てさせたディックは、目覚めたデヴィッドに、元特殊工作員でありゲリラ兵の指導していたと言って、メカニックをしていたのはウソだと伝える。
バスに追いついたジェイソンは、シャディアに声をかけて止めるようにと伝える。
パムが麻薬捜査官だと思うバスのドライバーのハリーは、止まろうとしない。
ハリーにドラッグを大量に売ったパムは、バスに積んであるので止まろうとしないと考える。
トラックをUターンさせたディックはバスに向かって走り、二台は衝突寸前で止まる。
バスを降りてシャディアにに結婚しないことを伝えたジェイソンは、行かないでほしいと頼むものの無理だと言われる。
自分も行くと言うジェイソンは、結婚は破断して仕事もクビになり指名手配されるとシャディアに伝える。
納得してくれたシャディアとキスしたジェイソンだったが、タイラーに逮捕されそうになり、デヴィッドが州警察の管轄だと言って説得しようとする。
タイラーから、自分の顔を見ろと言われたデヴィッドは、ミラーで絵を確認して驚く。
パムから解放してやってほしいと言われたフィンチとライターは、その場を去る。
シャディアが素敵な女性に思えたデヴィッドは、一緒に行くと言うジェイソンの考えを理解する。
ディックに感謝したジェイソンは、礼はいらないので戻ったら連絡を寄こし、年金の3か月分で買ったカメラで撮った写真を”TIME”に掲載するようにと伝えて彼を抱きしめる。
去ろうとするジェイソンを呼び止めたディックは、レスラーの”アンドレ・ザ・ジャイアント”が、5人の女性を手だけで同時にイカせたという話をして、特殊部隊のナイフを彼に渡す。
ボカラトン。
デヴィッドに送ってもらったディックは感謝し、こんな父親だったことを謝罪する。
やり直せると言うデヴィッドに頷いたディックは、トラックを降りる。
部屋で待っていたレノーアから、年寄りが好きだと言われたディックは、彼女と激しく愛し合う。
その後、結婚したジェイソンとシャディアは、洗礼式でディックとレノーアの子供の名付け親となる。
ディックは72歳で父親になり、ジェイソンは、レノーアが祖母で子供は叔父であることに戸惑う。