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生活の設計 Design for Living (1933)

ノエル・カワードによる1932年の戯曲”Design for Living”を基に製作された作品。
親友同士の2人の男性と彼らを愛する女性の複雑な三角関係を描く、製作、監督エルンスト・ルビッチ、主演フレドリック・マーチゲイリー・クーパーミリアム・ホプキンスエドワード・エヴェレット・ホートン他共演のロマンチック・コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ロマンチック・コメディ


スタッフ キャスト
監督:エルンスト・ルビッチ
製作:エルンスト・ルビッチ
原作:ノエル・カワードDesign for Living
脚本:ベン・ヘクト
編集:フランシス・マーシュ
撮影:ヴィクター・ミルナー
音楽:ジョン・レイポルド

出演
トーマス・B”トム”チェンバース:フレドリック・マーチ
ジョージ・カーティス:ゲイリー・クーパー
ジルダ・ファレル:ミリアム・ホプキンス
マックス・プランケット:エドワード・エヴェレット・ホートン
ダグラス:フランクリン・パングボーン
マックスの速記者:イザベル・ジュウェル
ジョージの家政婦:ジェーン・ダーウェル
マックスの執事:ウィンダム・スタンディング

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1933年製作 91分
公開
北米:1933年12月29日
日本:1934年4月


ストーリー
劇作家のトーマス・B”トム”チェンバース(フレドリック・マーチ)と画家のジョージ・カーティス(ゲイリー・クーパー)は、旅行中の列車内で、広告イラストレーターのジルダ・ファレル(ミリアム・ホプキンス)に出会う。
3人は意気投合し、一緒にパリに戻る。
広告代理店を経営するマックス・プランケット(エドワード・エヴェレット・ホートン)は、部下のジルダに惹かれていたが交際に至らなかった。
トムとジョージはジルダに恋をするものの、トラブルを避けるために彼女と別れようとする。
しかし、訪ねて来たジルダを拒めないトムとジョージは、彼女も自分たちに好意を持っていることを知る。
3人は友人として同居し、セックスはなしという紳士協定に同意して暮らし始める。
その後ジルダは、舞台演出家のダグラス(フランクリン・パングボーン)の元に向かい、トムの戯曲を売り込む。
ダグラスに戯曲を気に入られたトムは、公演のためにロンドンに向かう。
やがて成功したトムは、ジルダからの手紙を受け取り、ジョージと恋仲になったことを知りショックを受け、パリの2人を訪ねる。
人気画家となったジョージは、ジルダと高級アパートで暮らしていたが、彼女に未練があるトムの出現で3人の関係は複雑になる・・・。


解説 評価 感想

ノエル・カワードの戯曲”Design for Living”を基に、エルンスト・ルビッチが製作を兼ねて監督し、フレドリック・マーチゲイリー・クーパーミリアム・ホプキンスという豪華スター競演も話題になった作品。

親友同士の2人の男性と彼らを愛する女性の複雑な三角関係を描くロマンチック・コメディ。

エルンスト・ルビッチの洗練されたユーモアセンスは正にルビッチ・タッチと言える内容なのだが、一方、ノエル・カワードの舞台と大きく変わってしまったベン・ヘクトの脚色を疑問視する声もあった。(それが良いという意見もある)

うだつが上がらない主人公2人を恋で悩ませるヒロインなのだが、結局はその関係のおかげで成功する2人にとって、彼女は”女神/ミューズ”だったという結末も粋だ。

売れない劇作家から成功するものの恋に迷うフレドリック・マーチ、その親友で彼と苦楽を共にしながら人気画家となりヒロインに翻弄されるゲイリー・クーパー、2人の男性に恋するヒロインをコケティッシュな魅力で演ずるミリアム・ホプキンス、彼女に惹かれる広告代理店の経営者を愉快に演ずるエドワード・エヴェレット・ホートン、彼の速記者イザベル・ジュウェル、彼の執事ウィンダム・スタンディング、舞台演出家のフランクリン・パングボーン、ジョージ(ゲイリー・クーパー)の家政婦(ジェーン・ダーウェル)などが共演している。


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