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成功者である真面目な弁護士が妻の留守中に出会った女性との恋で心揺れ動く姿を描く、製作サミュエル・ゴールドウィン、監督キング・ヴィダー、主演ロナルド・コールマン、ケイ・フランシス、フィリス・バリー、ヘンリー・スティーヴンソン他共演の恋愛ドラマ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督：キング・ヴィダー
製作：サミュエル・ゴールドウィン
原作：ロバート・ゴア=ブラウン”An Imperfect Lover”
脚本
フランセス・マリオン
リン・スターリング
撮影：レイ・ジューン
編集：ヒュー・ベネット
音楽：アルフレッド・ニューマン
出演
ジェームズ”ジム”ワーロック：ロナルド・コールマン
クレメンシー・ワーロック：ケイ・フランシス
ドリス・エミリー・リー：フィリス・バリー
ジョン・トリング：ヘンリー・スティーヴンソン
ミリー・マイルズ：ビヴァ・タタソール
ゴーラ：フローリン・マッキニー
オンスロー：クラリッサ・セルウィン
ジョセフ：ポール・ポルカシ
ブーツ：ジョージ・カービー
ヘンリー：ドナルド・スチュアート
マートン：ウィルソン・ベンジ
検死官：ハリウェル・ホッブズ
アメリカ 映画
配給 ユナイテッド・アーティスツ
1932年製作 75分
公開
北米：1932年12月24日
日本：1933年6月
■ ストーリー ■
ナポリ。
ある事件で不名誉な立場となったロンドンの弁護士ジェームズ”ジム”ワーロック（ロナルド・コールマン）は、妻クレメンシー（ケイ・フランシス）と別れる決心をして南アフリカに向かおうとしていた。
クレメンシーから、このような事態に至った経緯の説明を求められたジムは、それについて話し始める。
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弁護士として成功しているジムは、最愛の妻クレメンシーと何不自由ない日々を送っていた。
7回目の結婚記念日を楽しみにしていたジムだったが、クレメンシーが妹のゴーラに誘われてベニスに行くことになる。
仕方なくジムは、友人のジョン・トリング（ヘンリー・スティーヴンソン）と共に食事に出かける。
隣りの席の若い女性ドリス・エミリー・リー（フィリス・バリー）とミリー・マイルズ（ビヴァ・タタソール）が気になったジョンは、2人に声をかける。
気さくなジョンは2人と同席し、真面目なジムは気が進まなかったもののそれに付き合う。
ジョンとミリーは意気投合し、ジムに惹かれたドリスも楽しい時間を過ごす。
ドリスを送ったジムは、住所と勤めている店のことを教えてもらうが、そのメモをジョンの前で破り捨ててしまう。
その後ジョンとミリーは、ジムが審査委員長を務める水着コンテストにドリスを出場させる。
ドリスに驚きながら審査をしたジムは、優賞した彼女を表彰する。
その直後にドリスは滑って足を痛めてしまい、ジムは彼女を抱きかかえてアパートに向かう。
帰ろうとしたジムはドリスに引き止められたため、結婚して妻を愛していることや、この関係に未来はないことなどを話す。
恋人に捨てられ辛い日々を送っていたドリスは、妻が戻ってくるまでという約束でジムを説得し、2人の関係は始まるのだが・・・。
1928年に発表された、ロバート・ゴア=ブラウンの小説”An Imperfect Lover”を基に製作された作品。
製作サミュエル・ゴールドウィン、監督キング・ヴィダー、ロナルド・コールマンとケイ・フランシスの共演が話題になった。
成功者である真面目な弁護士が、妻の留守中に出会った女性との恋で心揺れ動く姿を描く恋愛ドラマ。
主人公の弁護士は、自分の行動と不名誉を悔いながら妻の元を去ろうとするのだが、死者が出る事件に関わってしまった夫を、友人の説得で簡単に許してしまうラストは、なんとも都合が良過ぎるようにも思える。
とは言え、英米を代表する人気スターのロナルド・コールマンとケイ・フランシスは、考えが足りずに女性と関係してしまう弁護士と、夫を愛し理解する妻を共に好演し、キング・ヴィダーの情緒的な演出が見どころの作品でもある。
主人公に惹かれる女性を魅力的に演ずるフィリス・バリー、その友人ビヴァ・タタソール、彼女を誘う主人公の友人ヘンリー・スティーヴンソン、主人公の妻の妹フローリン・マッキニー、水着コンテストに娘を出場させる婦人クラリッサ・セルウィン、レストランの給仕長ポール・ポルカシ、水着コンテストの責任者ジョージ・カービー、ホテルのボーイ役ウィルソン・ベンジ、検死官のハリウェル・ホッブズなどが共演している。
