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カバーガール Cover Girl (1944) 3/5 (27)

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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

一躍ファッション誌のカバーガールとして脚光を浴びたがナイトクラブのコーラス・ガールが、愛する恋人との恋を選ぶまでを描く、監督チャールズ・ヴィダー、主演リタ・ヘイワースジーン・ケリーフィル・シルヴァース他共演によるミュージカル仕立てのラブ・ロマンス。


ドラマ(ミュージカル)


スタッフ キャスト ■

監督:チャールズ・ヴィダー
製作:アーサー・シュワルツ
原案:アーウィン・ゲルシー
脚本
ヴァージニア・ヴァン・アップ

マリオン・パーソネット
ポール・ガンジェリン
撮影
ルドルフ・マテ

アレン・M・デーヴィ
編集:ヴィオラ・ローレンス
美術・装置
ライオネル・バンクス

キャリー・オデル
フェイ・バブコック
音楽
モリス・ストロフ

カーメン・ドラゴン
作詞:アイラ・ガーシュウィン
作曲:ジェローム・カーン

出演
ラスティ・パーカー/マリベル・ヒックス:リタ・ヘイワース

ダニー・マグワイアー:ジーン・ケリー
ジーニアス:フィル・シルヴァース
ジョン・クデール:オットー・クルーガー
ノエル・ウィートン:リー・ボウマン
コーネリア”ストーンウォール”ジャクソン:イヴ・アーデン
モーリン:レスリー・ブルックス
ジョン・クデール(青年期):ジェス・バーカー
ジョー:エドワード・ブロフィー
コーラス・ガール:シェリー・ウィンタース

アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ

1944年製作 107分
公開
北米:1944年3月30日
日本:1977年10月


アカデミー賞 ■

第17回アカデミー賞
・受賞
音楽賞(ミュージカル)
・ノミネート
撮影・美術・録音・歌曲賞”Long Ago and Far Away”


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ニューヨークブルックリン
ナイトクラブのコーラス・ガール、ラスティ・パーカー(リタ・ヘイワース)は、舞台を仕切る恋人のダニー・マグワイア(ジーン・ケリー)から厳しい指導を受ける。

そんなラスティは、同僚のモーリン(レスリー・ブルックス)から、雑誌”ヴァニティ”のカバーガール応募の話を聞き、早速、審査会場に向かう。

会場で先に呼ばれたモーリンは、審査担当コーネリア・ジャクソン(イヴ・アーデン)に、まずまずの評価を受けたため、ラスティが採用されないように”助言”して彼女を審査に向かわせる。

ラスティは、モーリンに言われた通り、おどけた雰囲気で審査を受けるが、見事に不採用になってしまう。

雑誌発行人のジョン・クデール(オットー・クルーガー)は、注目されたモーリンを確かめにナイトクラブに向かう。

その夜、店に現れたラスティは、ダニーに成功への近道を歩みたくなったことを告げるのだが、地道な努力が大切だとダニーに言われて励まされる。

ショーが始り、客席のクデールは、陽気なボードヴィリアン、ジーニアス(フィル・シルヴァース)のステージに登場した、赤毛のラスティが一目で気に入ってしまう。

クデールは、ラスティに瓜二つの歌姫マリベル・ヒックス(リタ・ヘイワース)に心奪われた40年前のことを思い起こす。
__________

クデール(ジェス・バーカー)は、ステージが終わったばかりの、婚約者のいるマリベルを強引に誘い、母親の元に連れて行く。
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ラスティ、ダニー、ジーニアスは舞台が終わり、アパートに帰宅するが、ラスティにクデールから呼び出しの電報が届いていた。

ラスティはそれに期待をかけるが、3人が離れ離れになることを心配したジーニアスが、その電報を破ってしまう。

ダニーが、大人である彼女の意見を尊重しようとしたため、ジーニアスが破いた電報を拾いにいこうとするが、既にラスティがそれを拾っていた。

翌日、ラスティと面会したクデールは、彼女がマリベルの孫だということを知る。

クデールは、早速ラスティをカバーガールとして採用し、彼女が”ヴァニティ”の表紙を飾る。

それを見たモーリンは嫌味を言い、ジーニアスはそれがダニーにばれないよう気を使う。

しかし、それがダニーに知られてしまい、彼はショックを受けるが、ラスティは、ダンサーとしての今の生活を選ぶことをダニーに告げる。

その直後、ラスティはマスコミで話題の的となり、ダニーの店に彼女を見ようと客が殺到する。

クデールは、ブロードウェイのプロデューサーであるノエル・ホイートン(リー・ボウマン)とコーネリアを伴い、ダニーの店に向かう。

ホイートンは、ラスティの、ダンサーとしての才能も高く評価し、彼女を自分の劇場に引き抜こうとする。

ラスティが、遠くの存在になりかけていることが辛いダニーだったが、ラスティは優しく彼に寄りそう。

ダニーの店は、ラスティ効果で取材攻勢となり、ホイートンから花束の山が届く。

しかし、ホイートンの思惑は外れ、ラスティの心を動かせないでいた。

そこでクデールは、”ヴァニティ”創刊50周年パーティーにラスティを呼ぶことを考え、彼女もそれが断れなくなってしまう。

ラスティを迎えに来るよう言われたダニーは、クデールの屋敷に向かうが、彼女が、ホイートンと行動していることを知らされる。

ホイートンは、ラスティを自分の劇場に連れて行く考えで、クデールはダニーに、彼女には優雅な暮らしをさせるべきだと説得する。

そして、クデールはダニーに、かつて自分がラスティの祖母を愛していたことを語り始める。
___________

クデールは、マリベルを母親に紹介するが、彼女は一目で、マリベルが上流階級には相応しくないと判断してしまう。

憤慨したマリベルは、そんな仕打ちを受けた自分を、舞台で皮肉を込めて演じてしまう。

それに対しクデールは、財力でマリベルの愛を手に入れようとする。
__________

クデールはダニーに昔話を語たり、40年前の思い出に浸っていることを理解してもらおうとする。

ダニーの店とは比較にならない大きさの、ホイートンの劇場に案内されたラスティは、自分が主役を演じていることを思い描きながら、ステージで踊り始める。

ラスティを失いたくない自分と、彼女を自由にして、成功を掴ませるべきだという自分が、ダニーの心の中で葛藤を始める。

翌日ダニーは、遅刻してリハーサルに現れたラスティを突き放し、彼女はホイートンの元に向かってしまう。

そしてラスティは、ホイートン劇場の巨大なステージで華麗に舞い、舞台は大成功する。

ラスティはホイートンに求婚されるが、ダニーに未練のある彼女は即答を避ける。

ダニーの店に向かったラスティは、彼が店を閉めてしまい、ジーニアスと軍の慰問をしていることを知る。

クデールとホイートンは、馴染みのジョー(エドワード・ブロフィー)の店で酔、い愚痴をこぼすラスティを見つける。

ホイートンと結婚すると言い出すラスティを見て、クデールは、明らかに彼女が自分を見失っていることを見抜く。

軍の慰問から戻ったダニーとジーニアスは、ジョーの店でラスティが結婚することを聞く。

かつて3人は、生がきから幸運の真珠が出るのを祈りつつジョーの店に通ったのだが、ダニーがついにその真珠を手に入れる。

ジーニアスは、それを持ってクデールの屋敷に向かい、ラスティが待ち望んでいた真珠をクデールに見せる。

クデールは、ラスティが、このままでは幸せがつかめないと言う、コーネリアに後押しされて心を決める。

ラスティとホイートンの結婚式で、彼女の付添い人を任されたクデールは、ラスティに真珠を渡し、ダニーがそれを見つけたことを告げる。

クデールはラスティの祖母マリベルが、自分との結婚を決めたにも拘らず、元婚約者のピアニストのことが忘れられずに、式を逃げ出したことを告げる。

それを知ったラスティは、祖母と同じ道を選び、愛するダニーの元に向かう。

そして、ラスティはジョーの店で自分を思うダニーを見つけて固く抱き合い、ジーニアスと共に3人で喜びを分かち合う。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

ナイトクラブのコーラス・ガール、ラスティ・パーカーは、ファッション誌”ヴァニティ”のカバーガールに応募する。
ラスティを一目見て気に入った雑誌発行人のクデールは、かつての思い出が甦る。
クデールは、ラスティに瓜二つの歌姫マリベルに、心奪われた40年前の時ことを思い起こしたのだった。
そんなクデールは、ラスティがマリベルの孫だということを知る。
クデールは、早速ラスティをカバーガールとして採用し、彼女は”ヴァニティ”の表紙を飾る。
ラスティは、一躍、世間の注目を浴びるようになり、自分の成功を祈るものの、別れを躊躇する恋人ダニーの気持ちを察し・・・。
__________

2年後「ギルダ」(1946)でもリタ・ヘイワースとコンビを組むチャールズ・ヴィダーが、総天然色カラーの映像を生かし、女性の外見的な美しさを極限まで表現した、ハイセンスな作品ではあるが、結局はスターの道を捨てて物欲でなく地道に生きる恋人を選ぶという、人間味や人情も描いている。

第17回アカデミー賞では、音楽賞を受賞した。
(ミュージカル)
・ノミネート
撮影・美術・録音
歌曲賞
”Long Ago and Far Away”

作詞アイラ・ガーシュウィンと作曲ジェローム・カーンの、ミュージカル・ナンバーの数々は素晴らしい。

1944年、第二次大戦最中の北米公開を考えると、日本では公開されるはずもなく、1977年10月に日本公開された。

オープニングでは、それほど目立たないリタ・ヘイワースが、”カバーガール”に選ばれようとするあたりから、突然、オーラを感じさせる雰囲気を漂わせるような演出は見事で、美女が勢揃いする作品の中で、完璧さを超越した、彼女の際立つ美しさはたを圧倒し、全盛期の魅力を堪能できる貴重な作品でもある。

デビューしたばかりの、注目のジーン・ケリーは、初々しくもダンサーとしての貫禄は十分で、華麗なステップを見せてくれる。
本作はコロンビア・ピクチャーズの作品だが、彼はこの後、MGMを支える大スターに成長していく。

ドラマチックでもあるラブ・ロマンスに、アクセントを与えるコメディアン、陽気なボードヴィリアンフィル・シルヴァース、かつての思い出に浸る雑誌社社主オットー・クルーガー、口うるさいその補佐ながら、クライマックスで爽やかな人情味を見せるイヴ・アーデンブロードウェイのプロデューサーのリー・ボウマン、主人公の同僚レスリー・ブルックス、雑誌社社主の青年期を演ずるジェス・バーカー、主人公らの馴染みの酒場主人エドワード・ブロフィー、そして、若き日のシェリー・ウィンタース(23歳)が、コーラス・ガールのメンバーとして端役出演している。



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