墓地。
後ろのジョシュの話がバカバカしくて聞いていられないデルは、キンバリーに電話番号を尋ねる。
デート中だと言うジョシュに、外見はいいが、薄っぺらな男に興味はないとキンバリーは思っていると伝えたデルは、再び彼女の電話番号を訊く。
ジョシュに胸ぐらをつかまれたデルは諦めてしまい、列が進んだので歩き始める。
キンバリーに謝罪したデルは彼女と別れるが、美しい女性だと思う。
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パリ。
友人の結婚式を前に、幸せになりたいと言うキンバリーは、子供が欲しいとデルに伝えるものの、真面目に答えてもらえない。
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墓地。
夜になり、完璧な美しさのキンバリーのことが頭から離れないデルは、彼女と出くわして後を追う。
下心はないと言うデルは、男女関係の行きつく先は空しいだけだと伝える。
両親は愛し合っていると言うキンバリーに、感情はないはずだと伝えたデルは、自己紹介をして握手しようとするものの断られる。
キンバリーから、知的に見せようとして逆に印象を悪くしていると言われたデルは、反論して男の趣味が悪いと彼女に伝える。
気分を害したキンバリーはその場を去り、デルは電話番号を聞くことができない。
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ニューヨークとロサンゼルス。
キンバリーに電話をしたデルだったが、運転中で音楽を聴く彼女は話を聞かない。
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墓地。
母親に電話をしていたキンバリーは、自分に気づいたデルが近づいてきたために逃げようとする。
話しかけられたキンバリーは、デルから、流星群を見て涙を流したことがないかと訊かれる。
そういう人間が理解できないと言うデルは、電話中だったキンバリーに謝罪して、もう邪魔はしないと伝える。
美しいキンバリーを口説こうとしたデルは、迷惑に思われながらも逃したくないことを伝え、彼女が今を生き、自分は5分後を考えているという話になる。
自分の悲観主義は嫌いではないとキンバリーから言われたデルは、嬉しいと答える。
キンバリーから帽子も好きだと言われたデルは、恋に落ちるかもしれないと伝え、愛を信じる君と信じない自分で付き合ってみることを提案する。
どうして握手をしているのかと思いながら、キンバリーはデルが差し出す手を握る。
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パリ。
自分の愛を確かめたいキンバリーに、もちろん愛していると伝えたデルは、跪き指輪を用意するものの、彼女が部屋に入ってきた瞬間に躊躇してしまう。
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駅のホーム。
行き場所を伝えたデルは、病気った母親のことを訊かれたために治ったと伝え、してはいけないことと知りながら、医者が頼りないので、開発中の薬を使ったと話す。
ここだけの話にしてほしいとデルから言われたキンバリーは、彼と共に出発する電車に乗る。
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墓地。
デルと話をしていたキンバリーだったが、ジョシュとデート中なので戻ると伝え、握手した理由を訊かれたので、魔が差しただけだと答える。
友達でもいいと言ってキンバリーを引き留めたデルは、フットボール部のクォーターバックにレイプされたことがあると言われるものの、嘘だと決めつける。
それを認めたキンバリーは、嘘をつくのをやめたかったと言って、恋愛は世界が変わるから危険だと、意味不明なことを語るデルの考えが理解できない。
ジョシュが見ていることに気づいたキンバリーは、デルと共に逃げる。
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パリ。
キンバリーと愛し合おうとしたデルは、指輪がポケットから出たことに気づき、ベッドから起きて結婚式の準備をする。
結婚パーティーがあるにも拘らず、中華料理を頼んだキンバリーが準備をしようとしないために、デルは呆れてしまう。
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電車内。
キンバリーの読んでいた”ロアルド・ダール”の小説や付き合っている相手の話になり、トイレに行ったデルは苛立ち、鏡を割ってしまう。
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ニューヨークとロサンゼルス。
再び電話をしたデルは、キンバリーをニューヨークに誘い、話に乗ってこない彼女が黙ったために何かを感じる。
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キンバリーのアパート。
デルをアパートに招き久しぶりに再会したキンバリーは、少しの間、顔を忘れたと言うものの、彼は一度も忘れたことはないと伝える。
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ニューヨークとロサンゼルス。
他の男と付き合っていることが気になるデルは、相手が、一度分かれた時に付き合っていたMTVの役員ジャックだと言われてショックを受ける。
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キンバリーのアパート。
キンバリーの論文に気づいたデルは、自分の新薬ががん治療の躍進に貢献したことを知っている彼女から素晴らしいことだと言われる。
ジャックと写っている写真を見たデルは、婚約したのかをキンバリーに尋ね、古い電化製品を処分しているし、薬指を触り過ぎるのでそう思ったと伝える。
式は数週間後だと話すキンバリーは、指輪のことを訊かれて、サイズを直していると答える。
知らせなかったのは探偵気取りなのでと言われたデルは、自分が来ていることでジャックが嫉妬し、キンバリーが彼と喧嘩をしていることに気づく。
光栄だと皮肉を言ったデルは、話題を変えてキンバリーの夢を見たことを話す。
過去の思い出をつなぎ合わせた夢だが、それほど複雑なものではなく、実際にあったことだったのだが、記憶にない会話が一つだけあり、それがこの瞬間だったとデルは伝える。
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ニューヨークとロサンゼルス。
雨の中、電話をし続けるデルは、自分と別れたいのかをキンバリーに尋ね、それを否定するキンバリーから、今は冷静に話せないので電話を切りと言われる。
自分に説得され電車を降りたので、脱線事故に巻き込まれなかった恩義を忘れたのかとキンバリーに伝えたデルは、墓地で車に轢かれそうになったのを救ったと言われる。
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電車内。
トイレから席に戻ったデルは、もっと愛を伝えればよかったと言って嘆く。
酔いたい気分になったキンバリーを誘ったデルは、走行中に通路を歩くのは怖いと言う彼女手を握りバーに向かう。
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墓地内を散歩するデルとキンバリーは、言葉遊びをして楽しむ。
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キンバリーのアパート。
キンバリーから、この状況を夢で見たのかと訊かれたデルは、出会いを後悔しているのかとも言われ、それはないと答える。
自分は後悔していないと言うキンバリーは、優秀であるにも拘わらず、悲観主義に満足しているデルを愛していたことを伝える。
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ニューヨークとロサンゼルス。
話を続けるデルは、ジョシュから奪った自分を自慢するが、キンバリーから、うぬぼれない方がいいと言われる。
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パリ。
デルは、ドレスを着て準備を整えたキンバリーに寄り添い踊る。
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電車内。
キンバリーとバーでくつろいでいたデルは、鏡を割ったことを車掌から追及され、次の駅のチコで降りるよう指示される。
一緒に降りてほしいと言われたキンバリーは、恋人と会うのは嘘だったことを知り、デルを批判して席を立つ。
寄りを戻すために、デルが自分を尾行していたことも知ったキンバリーは、パリ以来、連絡も寄こさなかったデルを責める。
電車を降りて話したいと言われたキンバリーは、デルの自分に対する思いを確認して納得する。
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パリ。
踊りながら、ずっと一緒にいたいと言うキンバリーだったが、言葉の響きが悪いのでそれは怖いと伝えたデルは、それに対し反論される。
キンバリーから隠し事があると言われて口論になったデルは、戸棚にしまった指輪のことを話せない。
ベッドに座るキンバリーの前で跪いたデルは、話したいことがあると伝える。
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キンバリーのアパート。
夢の中では”一緒になって”と言ったと話すデルが動揺するので、キンバリーは、外の空気を吸うために屋上に行くことを提案する。
夢のことを訊かれたデルは、見つめ合い自分がキスしようとしたら目が覚めたと伝えるが、その空間が崩れ始める。
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ニューヨークとロサンゼルス。
車のフロントガラスに鳥の死骸がぶつかったために、ハンドルを誤りそうになったキンバリーは慌ててしまい、デルは落ち着くようにと伝える。
何かの暗示だとデルから言われたキンバリーは、最悪に病んでいるとデルに伝えたため非難されれる。
射撃場に着いたキンバリーは、付き合っているジャックのことで嫉妬するデルから、傷ついたので別れたいと言われる。
本心で話すと言われたデルは、最初から愛していなかったのかもしれないと伝えて、相手を傷つけていいるとキンバリーを非難する。
動揺するキンバリーはデルを責めるが、電話が切れてしまう。
キャッチホンが入ったためにそれに出たデルは、病院の看護師から、母親が亡くなったことを知らされる。
ガンは回復してたことを伝えたデルは、原因不明の心臓発作だったと言われる。
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電車内。
キンバリーから、変わらなければ前の繰り返しになると言われたデルは、必ず変わってみせる、約束すると伝える。
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パリ。
キンバリーを褒め称えたデルは、戸棚から指輪を出そうとするが、残念だったわねと言われてしまい、彼女はその場を去る。
指輪を持ったデルは、トイレに向かい。
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墓地。
大事な質問があるとキンバリーに伝えたデルは、話をやめてしまう。
それを知りたがるキンバリーにキスしたデルは、自分も恋に落ちそうだと彼女から言われて、二人は抱き合う。
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キンバリーのアパート。
キンバリーから、自分達がキスしたとしても夢かもしれないと言われたデルは、それを否定する。
ジャックとはうまくいっていないはずだと考えるデルは、やり直すことを望んでいると伝えるものの、キンバリーから、妊娠していると言われる。
あなたが必要であり感謝してると伝えたキンバリーは、ショックを受けるデルに謝罪する。
ジャックと別れる気はなく愛していると伝えたキンバリーは、妊娠しているとは意外だったと言うデルから、パリのホテルでプロポーズするつもりだったことを知らされる。
渡すつもりだった指輪はトイレに流してしまったと話すデルは涙し、一緒にいれない世界は無意味だとキンバリーに伝える。
パラレルワールドのどこかで結ばれていると言うデルは、自分の魂はそこにあると伝え、どうしてもその夢の続きが見たくて、もう一度、眠ろうとしたことを話す。
愛を疑っていた自分が、今ではそれがなければ生きられないと話すデルに、キンバリーは、ずっと愛を信じていたはずだと伝える。
キンバリーに執着し手放したくないと言うデルは、何がどうなっているか理解できない。
愛していることを伝えたデルは、時間がほしいとキンバリーに伝える。
二つの太陽が昇り始め、デルはキンバリーに歩み寄る。