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トゥモロー・ワールド Children of Men (2006) 4.06/5 (33)

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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
 ★★★★

「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」(2004)などのアルフォンソ・キュアロンが監督、脚色、編集を兼ねた意欲作であり、クライヴ・オーウェンジュリアン・ムーアマイケル・ケインら実力派スター競演、英米合作の大作として注目を集めた作品。
生殖能力を失い子供が生れなくなった世界、絶滅の危機に瀕した人類の中で、唯一の希望を見つけ、そのために命を懸ける者達の戦いを描くSFサスペンス。


SF


スタッフ キャスト ■
監督:アルフォンソ・キュアロン
マーク・エイブラハム
ヒラリー・ショー
トニー・スミス
エリック・ニューマン
イエン・スミス
製作総指揮
トーマス・エー・ブリス
アーミアン・バーンスタイン
原作:P・D・ジェイムズ人類の子供たち
製作
脚本
アルフォンソ・キュアロン
ティモシー・J・セクストン
撮影:エマニュエル・ルベツキ
編集
アルフォンソ・キュアロン
アレックス・ロドリゲス
音楽:ジョン・タヴナー

出演
セオ・ファロン:クライヴ・オーウェン
ジュリアン・テイラー:ジュリアン・ムーア
ジャスパー・パルマー:マイケル・ケイン
ルーク:キウェテル・イジョフォー
キー:クレア=ホープ・アシティー
ミリアム:パム・フェリス
ナイジェル:ダニー・ヒューストン
パトリック:チャーリー・ハナム
マリカ:ワーナ・ペリーア
シド:ピーター・マラン

イギリス/アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
2006年製作 109分
公開
イギリス:2006年9月22日
北米:2006年12月25日
日本:2006年11月18日
製作費 $76,000,000
北米興行収入 $35,286,428
世界 $68,327,768


アカデミー賞 ■
第79回アカデミー賞
・ノミネート
脚色・撮影・編集賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
2027年11月6日、ロンドン
出生率の急激な低下の末、人類は生殖能力を失い、秩序は乱れ多くの国家が崩壊し、イギリスだけが何とか持ち堪えている状況だった。

エネルギー省官僚のセオ・ファロン(クライヴ・オーウェン)は、友人である元社会風刺画家ジャスパー・パルマー(マイケル・ケイン)の家に向かい、ひと時の平穏な時間を過ごす。

翌日、出勤しようとしていたセオは武装集団に拉致されアジトに連れて行かれる。

その場でセオは、反政府組織”FISH”のリーダーとして活動していた元妻ジュリアン・テイラー(ジュリアン・ムーア)と対面して驚く。

ジュリアンは、不法入国者の若い娘のために通行証を手に入れようとして、文化大臣であるセオの従兄ナイジェル(ダニー・ヒューストン)の力を借りようと考えていた。

かつて平和活動家であったセオだったが、我が子を失った悲しみで今では生きる気力を失っていた。

ジュリアンに5000ポンドの報酬を提示されたセオだったがそれを拒み、組織員のルーク(キウェテル・イジョフォー)やパトリック(チャーリー・ハナム)らに連れられて町で解放される。

しかし、ジュリアンへの想いと共に彼女の考えに重要性を感じたセオは、ナイジェルに会い要望を伝える。

その後ルークに会ったセオは、同伴者が付き添う条件の通行証を手配できことを伝え、自分も同行するため更に2000ポンドを要求する。

セオはジュリアンと接触し、少女キー(クレア=ホープ・アシティー)や付き添いのミリアム(ミリアム:パム・フェリス)らと共に目的地に向かう。

しかし、ルークの運転する車は暴徒に襲われ、ジュリアンが銃撃されてしまう。

ジュリアンは息を引き取り、セオらは警官に車を止められるが、ルークが彼らを射殺してその場を逃れる。

失意のセオだったが立ち止まっているわけには行かず、彼らは仲間達が待つ農場に到着する。

その場でセオは、キーが妊娠していることを知り驚き、彼女を守ることが目的であることをルークから知らされる。

ジュリアンが死亡したことが報道され、指名手配されるのが時間の問題だと考えるルークらは、キーを新社会を作る目的で組織された”ヒューマン・プロジェクト”に引き渡すべきかを議論する。

セオはキーのことを公表するべきだと提案するが、ルークは、この場で出産した後に”ヒューマン・プロジェクト”に向かうという彼女の意見を尊重する。

その夜セオは、蜂起を計画するルークらが、ジュリアンを襲撃を計画しパトリックに実行させて殺害したことを知ってしまう。

セオは、その件をキーとミリアムに話し、二人を信用させて車で農場から逃亡し、ジャスパーの家に向かう。

翌日、危険を察知したジャスパーはセオらを逃がし、現れたルークらに射殺される。

その様子を目撃していたセオは、ショックを受けながらも先を急ぎ、廃墟と化した学校に身を潜める。

ジャスパーの指示通り、入国管理局員である迎えに来たシド(ピーター・マラン)に合流して収容区域に向かう。

セスは、逃亡するための船”トゥモロー”の存在などの事実を知らないことをミリアムから知らされて驚く。

移送バスの中でキーが破水してしまい、到着した場所でミリアムが無理やり降ろされセオらと別れる。

シドの指示に従いマリカ(ワーナ・ペリーア)という女と接触したセオとキーは、眠る場所に案内される。

その後、苦しむキーはセオに励まされながら女の子を出産する。

翌朝、現れたシドとマリカに子供を見られ、セオは銃を手にするシドを叩きのめし、蜂起が始まり混乱する市街に向かう。

マリカの手助けで、ボートが手に入るいことになったセオらはその場を離れるが、ルークらに見つかってしまう。

キーは連れ去られ、セオらはパトリックに殺されそうになるが、襲撃を受けた隙にその場を逃れる。

激しい市街戦が続く中、廃墟に逃げ込んだキーを追ったセオは彼女と子供を見つける。

ルークらは命を落とし、攻め込んできた政府軍兵士は、セオに抱きかかえられるキーと子供に手出ししようとはしなかった。

マリカに案内され、ボートに乗ったセオとキーは沖に向かう。

区域がイギリス空軍の爆撃機の攻撃を受けるのを目撃しながら、銃弾を受けていたセオは、意識が朦朧とする中、父親であった時を思い出しキーに子供の扱い方を教える。

セオは、女の子を”ディラン”と名付けると言うキーの言葉を聞きながら意識を失う。

キーは、存在していた近づく船”トゥモロー”に気づき、それをセオに伝える。


解説 評価 感想 ■
1992年に発表された、P・D・ジェイムズの小説”人類の子供たち”を基に製作された作品。

*(簡略ストーリー)
2027年11月6日、ロンドン
人類は生殖能力を失い、社会秩序が乱れ世界の国は崩壊し、イギリスだけが何とか持ち堪えていた。
エネルギー省官僚のセオ・ファロンはかつて活動家であったが、子供を亡くし妻とも別れ生きる気力を失っていた。
ある日セオは、反政府組織”FISH”に拉致され、そのリーダーである元妻ジュリアンと対面する。
ジュリアンは、ある不法入国者の少女を国外に逃亡させるために、セオに、従兄である文化大臣ジョナサンから通行証を手に入れるよう迫る。
それを断ったセオだったが、ジュリアンへの想いと彼女の考えの重要性を感じて指示に従う。
通行証を手に入れたセオは、自分が同行することが条件だとジュリアンに伝え、少女キーと共に目的地に向かうのだが・・・。
__________

少子化などという言葉が生易しく聞こえる子供のいな世界、人々は希望を失い、そのために秩序が乱れ貧困に苦しみ戦いに明け暮れ世界が崩壊しかけるいという、イギリスを代表する女流作家P・D・ジェイムズによる物語は深みがある。

そのような状況下で産まれた新たな生命、そして、それを見守る人々の眼差し・・・クライマックスでは宗教感のようなものを感じさせる描写となっている。

第79回アカデミー賞では、脚色、撮影、編集賞にノミネートされ、ヴェネチア国際映画祭ではオゼッラ賞(技術貢献賞)を獲得した。

7600万ドルをかけた作品だけに、荒廃した社会を映し出す映像はなかなかリアルだ。

また、ストーリーそのものを興味深く追っていけることに加え、長回しなどを使った終盤の市街戦の臨場感や迫力も見逃せない。

幼い我が子を失い妻とも別れ、未来のない世界に絶望しかけながら、人類の望みとも言える一人の少女を命懸けで守ろうとする主人公を好演するクライヴ・オーウェン、その妻で反政府組織のリーダーだが、呆気なく命を落とすゲスト程度の役柄が彼女にしては残念なジュリアン・ムーア、主人公の友人で逃亡の手助けをするマイケル・ケイン、反政府組織の一員キウェテル・イジョフォー、人類を救う鍵となるか・・・女の子を出産する少女クレア=ホープ・アシティー、彼女に付き添うパム・フェリス、主人公の従兄で文化大臣のダニー・ヒューストン、組織員チャーリー・ハナム、主人公の協力者ワーナ・ペリーアピーター・マランなどが共演している。

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