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警察官殺害事件の真相を探る新聞記者の執念の調査を描く、監督ヘンリー・ハサウェイ、主演ジェームズ・スチュワート、リチャード・コンテ、リー・J・コッブ他共演のドラマ。 |
・ドラマ
・ジェームズ・スチュアート / James Stewart / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督:ヘンリー・ハサウェイ
製作:オットー・ラング
原作
ジェームズ・P・マクガイア
ジャック・マクフォール
脚色
レナード・ホフマン
クエンティン・レイノルズ
脚本
ジェローム・キャディ
ジェイ・ドラットラー
撮影:ジョセフ・マクドナルド
編集:J・ワトソン・ウェッブ
音楽:アルフレッド・ニューマン
出演
P・J・マクニール:ジェームズ・スチュワート
フランク・ウィーチェック:リチャード・コンテ
ブライアン・ケリー:リー・J・コッブ
ローラ・マクニール:ヘレン・ウォーカー
ワンダ・スクトニク:ベティ・ガード
ティリー・ウィーチェック:カシア・オルザゼフスキー
ヘレン・ウィーチェック:ジョアン・デ・バーグ
フランク・ウィーチェックJr.:マイケル・チャピン
K・L・パーマー:ハワード・スミス
恩赦委員会委員長:モロニ・オルセン
サリヴァン:J・M・ケリガン
サム・ファクソン:ジョン・マッキンタイア
マーティン・J・バーンズ:ポール・ハーヴェイ
トメク・ザレスカ:ジョージ・タイン(クレジットなし)
本人:レオナルド・キーラー(クレジットなし)
レイスカ:E・G・マーシャル(クレジットなし)
受付係:セルマ・リッター(クレジットなし)
コリガン:ライオネル・スタンダー(クレジットなし)
ナレーター:トルーマン・ブラッドリー(クレジットなし)
チャールズ・モールトン判事:サミュエル・S・ハインズ(クレジットなし)
検察官:チャールズ・レイン(クレジットなし)
ジョン・W・バンディ巡査:エディ・ダン(クレジットなし)
アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1948年製作 111分
公開
北米:1948年2月13日
日本:1949年5月28日
■ ストーリー ■
1932年12月、シカゴ、禁酒法時代。
警官のジョン・W・バンディ巡査(エディ・ダン)が、ワンダ・スクトニク(ベティ・ガード)の食料品店(スピークイージー)で、押し入ってきた2人の男に射殺される。
捜査線上に上がったトメク・ザレスカ(ジョージ・タイン)と一緒にいたと思われる、フランク・ウィーチェック(リチャード・コンテ)と妻ヘレン(ジョアン・デ・バーグ)が連行されて取り調べを受ける
ヘレンは釈放されるものの、フランクは容疑者として拘留される。
その後、警察に出頭したトメクは無罪を主張するが、フランクと共に起訴される。
2人は、ワンダの目撃証言により、1933年11月に殺人罪で有罪判決を受け、懲役99年の刑で服役する。
11年後、1944年10月。
フランクの母親ティリー(カシア・オルザゼフスキー)は、警察官バンディ殺害の真犯人に関する情報提供者に、5000ドルの報奨金を出すという求人広告を”シカゴ・タイムズ”に掲載する。
編集長のブライアン・ケリー(リー・J・コッブ)は、記者のP・J・マクニール(ジェームズ・スチュワート)に、事件の詳細な調査を指示するのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
1944年に”シカゴ・デイリー・タイムズ”に掲載された記事を基に製作された作品。
1932年に実際に起きたシカゴ市警の警察官殺害事件で、冤罪で有罪判決を受けたジョセフ・マイチェクをモデルにしている。
「チャイナガール」(1942)、「死の接吻」(1947)などのヘンリー・ハサウェイが監督し、主演はジェームズ・スチュワート、リチャード・コンテ、リー・J・コッブなどが共演した作品。
警察官殺害事件の真相を探る新聞記者の執念の調査を描くドラマ。
殺人犯である受刑者の冤罪の訴えに懐疑的だった記者が、詳細な調査を進めていく段階で、真実を追及しようとする考えに変わる姿がドキュメンタリー・タッチで描かれる内容は高い評価を得た。
嘘発見器の開発者であるレオナルド・キーラー本人役で出演し、装置を使用するシーンが実に興味深い。
アルフレッド・ニューマンのドラマチックな音楽も印象に残る。
主演のジェームズ・スチュワートは、殺人事件の調査を指示されて、様々な妨害に遭いながらも調査を進める新聞記者を見事に演じている。
殺人の容疑をかけられ有罪となり服役するリチャード・コンテ、主人公を支えるシカゴ・タイムズの編集長リー・J・コッブ、主人公の妻ヘレン・ウォーカー、殺人事件の目撃者ベティ・ガード、息子フランク(リチャード・コンテ)の無実を信じる母親カシア・オルザゼフスキー、フランクの妻ジョアン・デ・バーグ、その息子マイケル・チャピン、シカゴ・タイムズ社主のハワード・スミス、恩赦委員会委員長のモロニ・オルセン、検察官のジョン・マッキンタイア、新聞社の顧問弁護士ポール・ハーヴェイ、フランクと共に逮捕されるジョージ・タイン、嘘発見器の開発者である本人役でレオナルド・キーラー、フランクの妻の再婚相手E・G・マーシャル、受付係のセルマ・リッター、ナレーターのトルーマン・ブラッドリー、判事のサミュエル・S・ハインズ、検察官のチャールズ・レイン、殺害される巡査のエディ・ダン、他J・M・ケリガン、ライオネル・スタンダーなどが共演している。