配達員のノア(ベン・シュワルツ)がコンサートに行くと言うため、仕方なく薬の配達をしたダグは、ある豪邸を尋ねる。
対応した魅力的な女性エリザベス・ロバーツ(オリヴィア・ワイルド)に招き入れられたダグは、支払金額の手持ちがないと言われたため、残金は支払いに来てほしいと伝える。
とてもいい人で優しいと言うエリザベスは、ダグに迫りキスする。
同様するダグは、店に来てほしいとエリザベスに伝えてその場を去る。
帰宅したダグは、カラから、学校の校長から早急に話し合いたいと言われたことを知らされる。
イーサンと話してきてほしいと言われたダグは、週末サイクリングをすることを提案するものの、相手にされない。
産後太り解消のためにカラはサイクリングを始め、ダグも付き合わされた。
しかし、趣味の域を超したカラはプロに転身してロードレースを始め、スクールまで開いてしまったのだった。
カラや仲間とサイクリングをして、付いて行けずにレストランに遅れて到着したダグは、置いて行かれてしまうものの、その場でエリザベスに会う。
学生時代にカラが妊娠してしまい医大には進まず、義父の薬局の薬剤師になった経緯を話したダグは、エリザベスが夫ジャック(レイ・リオッタ)との関係に不満を抱き、薬でストレスを解消しようとしていることを気にする。
エリザベスの車で送ってもらったダグは起き投合し、二人は愛し合ってしまう。
カラと共に学校に向かい校長と話したダグは、イーサンがロッカーを大便で汚したことを知らされる。
これが初めてではないと言われたカラは納得せず、イーサンを犯人と決めつける校長と精神科医のロート(ピーター・ジェイコブソン)を批判する。
ロートから、イーサンとの週二回の面談を提案されたカラは席を外し、ダグは困惑する。
ウォルターと妻のブリーと共に食事をしたダグとカラは、イーサンのことについて話し合う。
難しい年頃のイーサンを監視するべきだと言うウォルターは、孫を数日間、自分が預かり、強い男の元にいれば変わるだろうと考える。
気分を害したダグは、皆に振り回される生活にうんざりする。
閉店間際に来店したエリザベスと話したダグは、互いの家庭を壊さないために、これからは友人として付き合うことで意見が一致する。
しかし、欲望を抑えきれない二人は、その場で愛し合ってしまう。
エリザベスとの関係でダグは変化し、また、薬剤師としての技能を生かして薬を調合し、エリザベスと共にハイになり楽しむ。
それがエスカレートし、薬の力によって限界を超えたダグは、良い人生を見つける。
しかし、いまだにカラに遠慮して我慢しているダグを見て呆れたエリザベスは、二人で逃げることを提案する。
そうしたいものの無理だと考えるダグは、エリザベスから、ジャックが死ねば全てが解決するかもしれないと言われる。
そんなある日、店にDEA/麻薬取締局のアンドリュー・カープ捜査官(ノーバート・レオ・バッツ)が現れ、オーナーが変わった届け出が済んでいない事をダグは指摘される。
カープが在庫などをチェックすると言うので断れなかったダグは、エリザベスに電話をしてDEAに調べられていることを伝える。
ダグは、小さな町の薬局を調べる捜査官など心配知ることはないと言われる。
カウンセラーを紹介するという学校からの通知を受けとったダグは、イーサンと話し合い、運動や精神科の治療などは役に立たないと言って、彼のしたいことなどに理解を示す。
自分の趣味を叱らないダグと共に町に向かったイーサンは、持っていた武器の手裏剣で、薬局”ビショップス”の看板を壊す。
ゴミ箱でショーウィンドウを割ったダグは、イーサンと共にその場から逃れて家に戻る。
学校で起こしたことについて話したダグはイーサンの気持ちを理解し、これ以上は問題を起こさないようにと伝えて彼を納得させる。
来週、学校で”父親を学ぶ会”があるため、イーサンから来てくれたら嬉しいと言われたダグは、必ず行くことを約束する。
翌朝、事件を知ったウォルターは店に向かい驚くものの、ダグから、警察に任せるのが一番だと言われる。
そんなことに構っていられないダグは、カラを屈服させるために特効薬を調合する。
町のロードレースに出場したダグは、カラから完走は無理だと言われるものの、優勝する気の彼はスタートする。
序盤はカラが独走し、後方からチャンスを窺っていたダグは薬を飲み、激走してカラを抜いてトップでゴールする。
エリザベスと愛し合った後に家に戻り、カラの相手もしたダグは彼女を満足させる。
翌日、現れたカープから、在庫と処方箋データとの計算が合わないと指摘されたダグは、薬の台帳を確認したいと言われる。
台帳は自宅にあり、こぼした薬もあると言うダグは焦り始めるが、カープから、数日後に来るので用意しておくようにと指示される。
その台帳は、店内に保管されていた。
エリザベスの元に向かったダグは話に乗ることを伝えるものの、ジャックを殺して逃げる計画は冗談だったと言われる。
説得されたエリザベスは計画を実行することにして、自分が別荘に行く金曜日に、一人になるジャックに薬を飲ませて殺す方法をダグに提案する。
ダグは、計画が成功しても騒ぎが収まるまで連絡は取らないようにと言われる。
ジャックからの注文を受けて、薬を致死量に増やしたダグは、頼りないノアに確実に配達するようにと伝える。
その夜、バーで飲んでいたダグは、カウンターに座った男性がジャックだと気づいて驚き、町の薬局の店主だと言って挨拶する。
妻のエリザベスを知っているはずだと言われたダグは、適当に答えてジャックと話をする。
今晩は一人なので食事を買って帰ると言うジャックが、自分の酒代も払い気遣ってくれる好人物であるため、ダグは戸惑ってしまう。
カラに手紙を残したダグは、旅立つ準備をする夢を見ながら朝を迎え、仕事に向かおうとして、イーサンから声をかけられ、学校に行くことを約束する。
冷蔵庫には、カラへの手紙が貼られたままだった。
ジャックの屋敷に向かったダグは、彼が居間の椅子で死んでいることに気づき、焦ってエリザベスに電話をする。
エリザベスにジャックを殺してしまったというメッセージを残したダグは、ハンドルをあやまり土手に突っ込み、車を動かせないために自転車で学校に向かう。
イーサンの教室に着いたダグは担任に紹介されるが、ウィリッツ巡査に逮捕されて手錠をかけられる。
ウィリッツは生徒の親で、ダグは、それが演技だったことを知る。
連絡を受けたウィリッツと共に薬局に向かったダグは、その場にいたカープから、薬品の在庫が合わなかった理由が分かったと言われたため、覚悟を決めて謝罪しながら涙する。
遺体を運ぶと言われたダグは混乱しながら奥の部屋に向かい、ノアが死んでいたために驚く。
薬を盗んでいたノアが薬物の過剰摂取で死亡したことを知ったダグは、カープから、書類にサインしてくれれば今回の調査は終了だと言われる。
やつれているダグに薬を飲むことを勧めるカープは、秘密にすると伝える。
カープに真実を話そうとしたダグだったが、アスピリンをほしがる客に対応しようとする。
それがジャックだったので驚くダグは、帰宅してスコッチをボトル半分も空けてしまい、椅子で酔い潰れてしまったと言われる。
頭痛だと言うジャックにアスピリンを渡したダグは、処方薬が届かないと言われて、後で届けると伝える。
代金は酒のお礼だと伝えたダグは、バーで話していた妻のことを尋ねる。
妻は出て行き連絡もつかないとダグに伝えたジャックは、今回は本気かもしれないと言ってその場を去る。
話を聞くと言うカープに、助けてもらったお礼を言いたかったと伝えたダグは、その場を去る彼に別れを告げる。
店を閉めたダグは、電話をかけてきたエリザベスと話し、計画変更でジャックは生きていると伝える。
配達人のノアがドジったようで、駆け落ちは無理だと伝えたダグは、エリザベスから、今からでも遅くないと言われて説得される。
息子を置いてはいけないと言うダグは、電話を切って家に戻る。
手紙を読んでいたカラはダグが帰ってきたために安堵し、イーサンや自転車のことばかり考えていて優しく接しなかったことを謝罪する。
ダグは、君の気持ちを変えるためではなく、本気で出て行くつもりだったとエリザベスに正直に話す。
その後、イーサンとの絆を深めたダグは、”ヴァーニーズ”と改名した店も悪くないとウォルターに言われる。
ウォルターの意見など聞く気もないダグは、来店したジェーン・フォンダに対応する。
現れたエリザベスと話したダグは、離婚届にサインするために戻ったと言われる。
今夜マドリードに発ってパリに向かうが、その後は決めていないと言うエリザベスは、ダグにキスしてその場を去る。
そして、負け犬だったダグは、人生を楽しみ始める。