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禁酒法が終わったことで破産寸前となった醸造者が巻き起こす騒動を描く、監督ロイド・ベーコン、主演エドワード・G・ロビンソン、ジェーン・ブライアン、アレン・ジェンキンス、ルース・ドネリー、ウィラード・パーカー他共演のブラック・コメディ。 |
・コメディ
■ スタッフ キャスト ■
監督:ロイド・ベーコン
製作:サミュエル・ビショフ
原作
”A Slight Case of Murder”
デイモン・ラニアン
ハワード・リンゼイ
脚本
アール・ボールドウィン
ジョセフ・シュランク
撮影:シドニー・ヒコックス
編集:ジェームズ・ギボン
音楽:ハインツ・ロームヘルド(クレジットなし)
出演
レミー・マルコ:エドワード・G・ロビンソン
メアリー・マルコ:ジェーン・ブライアン
マイク:アレン・ジェンキンス
ノラ・マルコ:ルース・ドネリー
ディック・ホワイトウッド:ウィラード・パーカー
ポスト:ジョン・リテル
レフティ:エドワード・ブロフィ
ジュゼッペ”ジップ”:ハロルド・フーバー
リッター:エリック・スタンリー
ホワイトウッド:ポール・ハーヴェイ
ケーグル夫人:マーガレット・ハミルトン
ダグラス・フェアバンクス・ローゼンブルーム:ボビー・ジョーダン
アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1938年製作 85分
公開
北米:1938年2月26日
日本:未公開
■ ストーリー ■
1933年、ニューヨーク。
禁酒法の廃止に伴い、密造酒製造者のレミー・マルコ(エドワード・G・ロビンソン)は合法的なビール醸造者となる。
しかし、マルコのビールの味は酷く、手下たちはそれを指摘できなかった。
マルコの妻ノラ(ルース・ドネリー)も、今後は真面目に働くと言う夫のビジネスがうまくいくか心配だった。
不人気のマルコのビールは販売不振になり、4年後に破産寸前となる。
マルコは、パリに留学させていた娘メアリー(ジェーン・ブライアン)の学費も払えず滞納し、彼女を帰国させる。
銀行家のポスト(ジョン・リテル)とリッター(エリック・スタンリー)は、マルコの醸造所を差し押さえ、新たにビジネスを始めることを考える。
帰国したメアリーを迎えたマルコは、ノラと共に再会を喜ぶ。
マルコは、来たポストとリッターが来ていることを知り2人の元に向かう。
メアリーは、婚約者ディック・ホワイトウッド(ウィラード・パーカー)がいることをノラには話すが、父マルコには黙っていた。
マルコは、明日の支払期日を告げに来たポストとリッターに、サラトガの別荘に行くことを話し、その場で払うことを伝えて納得させるのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
1935年に上演されたデイモン・ラニアンとハワード・リンゼイによる戯曲”A Slight Case of Murder”の映画化。
コメディ、ミュージカルを得意とするロイド・ベーコンが監督し、主演はエドワード・G・ロビンソン、ジェーン・ブライアン、アレン・ジェンキンス、ルース・ドネリー、ウィラード・パーカーなどが共演した作品。
禁酒法が終わったことで破産寸前となった醸造者が巻き起こす騒動を描く他共演のブラック・コメディ。
密造酒製造者であるギャングのボスを演ずるエドワード・G・ロビンソンの軽妙な演技は見もので、それを取り巻く間抜けな手下たちの行動も笑える愉快な作品。
主人公の娘ジェーン・ブライアン、主人公の手下アレン・ジェンキンス、主人公の妻ルース・ドネリー、メアリー(ジェーン・ブライアン)の婚約者ウィラード・パーカー、主人公から醸造所を奪おうとする銀行家のジョン・リテルとエリック・スタンリー、主人公の手下エドワード・ブロフィ、ハロルド・フーバー、ディック(ウィラード・パーカー)の父親ポール・ハーヴェイ、主人公が通った児童養護施設の院長マーガレット・ハミルトン、その生徒である不良少年ボビー・ジョーダンなどが共演している。