人気のオーディション番組”アメリカン・アイドル”をモデルにしたコメディ。 製作、監督、脚本ポール・ワイツ、主演ヒュー・グラント、デニス・クエイド、マーシャ・ゲイ・ハーデン、マンディ・ムーア、ウィレム・デフォー他共演。 |
・コメディ
■ スタッフ キャスト ■
監督:ポール・ワイツ
製作:ポール・ワイツ他
脚本:ポール・ワイツ
撮影:ロバート・エルスウィット
編集:マイロン・カースタイン
音楽:スティーヴン・トラスク
出演
ヒュー・グラント:マーティン・トゥイード
デニス・クエイド:ジョセフ・ステイトン大統領
マーシャ・ゲイ・ハーデン:大統領夫人
マンディ・ムーア:サリー
ウィレム・デフォー:首席補佐官
クリス・クライン:ウィリアム
ジェニファー・クーリッジ:マーサ
サム・ゴルザーリ:オマール
アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
2006年製作 107分
公開
北米:2006年4月21日
日本:未公開
製作費 $19,000,000
北米興行収入 $7,191,830
世界 $14,560,987
■ ストーリー ■
アメリカ一の高視聴率を誇るオーディション番組”アメリカン・ドリームズ”の人気司会者マーティン・トゥィード(ヒュー・グラント)は、新シーズンに向けて番組充実の策を練る。
中東のテロ組織に参加するオマール(サム・ゴルザーリ)は、訓練で脱落してアメリカの親戚の家に追いやられる。
サリー(マンディ・ムーア)は、田舎町から飛び出してスターになることを夢見ている。
強かなサリーは、どっぷり田舎につかっている恋人のウィリアム(クリス・クライン)に見きりをつけてしまう。
傷心のウィリアムは軍隊に入隊するが、負傷して直ぐに帰郷する。
その後サリーは、”アメリカン・ドリームズ”への出場が決まるが、ウィリアムの負傷の件が視聴者に受けると見たエージェントの判断で彼と寄りを戻す。
一方、オマールは、親戚の息子イクバルが出場を目指す”アメリカン・ドリームズ”のスタッフの目に留まり、出場が決まってしまう。
ジョセフ・ステイトン大統領(デニス・クエイド)は、大統領選には勝利したものの、世論の指示を得られなかった。
大統領は、首席補佐官(ウィレム・デフォー)の考えで、お気に入りの”アメリカン・ドリームズ”の審査員としてゲスト出演することが決まる。
オマールのいたテロ組織は、この機会を利用して大統領暗殺計画を練るのだが・・・。
ヒュー・グラント主演他、豪華な顔ぶれにも拘らず、日本未公開に終わってしまった作品。
公開されなかった理由も分かるような内容で、主人公の人気司会者ヒュー・グラントをはじめ、魅力ある出演者のキャラクターが全く生かされていない。
コメディとは言え、子供じみたストーリーは盛り上がりもなく、クライマックスの自爆シーンなどは酷すぎる演出だ。
これも滑稽だが、わがままな主人に仕える爺やのような、ウィリアム・デフォーの大統領補佐官役に、彼もこんな役をやるのかと、驚きを通り越して呆れてしまう。
人気番組の特別審査員となり浮かれる大統領デニス・クエイド、大統領夫人のマーシャ・ゲイ・ハーデン、野心あるスター志望のマンディ・ムーア、その恋人クリス・クライン、テロリストの成り損ないサム・ゴルザーリなどが共演している。