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エアポート’75 Airport 1975 (1974)

パニック映画の先駆け「大空港」(1970)の成功を受けて製作されたシリーズ化第2作。
軽飛行機と空中衝突した旅客機乗客の救出を描く、監督ジャック・スマイト、主演チャールトン・ヘストンカレン・ブラックジョージ・ケネディエフレム・ジンバリストJr.他共演のアクション。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト ■
監督:ジャック・スマイト

製作総指揮:ジェニングス・ラング
制作:ウイリアム・フライ
原作:アーサー・ヘイリー
脚本:ドン・インガルス
撮影:フィリップ・H・ラスロップ
編集:J・テリー・ウィリアムズ
衣装デザイン:イデス・ヘッド
音楽:ジョン・カカバス

出演
アラン・マードック:チャールトン・ヘストン
ナンシー・プライア:カレン・ブラック
ジョー・パトローニ:ジョージ・ケネディ
スティシー:エフレム・ジンバリストJr.
ヘレン・パトローニ:スーザン・クラーク
シスター・ルース:ヘレン・レディ
スコット・フリーマン:ダナ・アンドリュース
ジャニス・アボット:リンダ・ブレア
アボット夫人:ナンシー・オルソン
アレクサンダー少佐:エド・ネルソン
フリオ:エリック・エストラーダ
ユライアス:ロイ・シネス
デヴァニー夫人:マーナ・ロイ
本人:グロリア・スワンソン
バーニー:シド・シーザー
グレン・パーセル:ラリー・スコット
シスター・ベアトリス:マーサ・スコット
フリーマン夫人:ビヴァリー・ガーランド
サム:ジェリー・スティラー
ビル:ノーマン・フェル
アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
1975年製作 106分
公開
北米:1974年10月18日
日本:1974年12月14日
製作費 $3,000,000
世界 $47,285,150


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ワシントンD.C.ダレス国際空港
ヨーロッパから戻った恋人、パイロットのアラン・マードック(チャールトン・ヘストン)を出迎えた、フライト・アテンダントのナンシー・プライア(カレン・ブラック)は、お互い忙しいだけで、一向に進展しない二人の関係に不満をぶつける。

ロサンゼルスで話し合おうというマードックを見限ったナンシーは、夜のフライトに備えてその場を立ち去ってしまう。

コロムビア航空の409便は、ロサンゼルスに向かうために搭乗を始め、大女優グロリア・スワンソンや、シスター・ルース(ヘレン・レディ)とシスター・ベアトリス(マーサ・スコット)、三流役者のバーニー(シド・シーザー)、アル中気味のデヴァニー夫人(マーナ・ロイ)、コロムビア航空副社長ジョー・パトローニ(ジョージ・ケネディ)夫人のステーシー(スーザン・クラーク)と息子などが機内に向かう。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

参考:
・「大空港」(1970)
・「エアポート’75」(1974)
・「エアポート’77」(1977)
・「エアポート’80」(1979)

*(簡略ストー リー)
ワシントンD.C.ダレス国際空港

コロムビア航空の409便は、大女優グロリア・スワンソンや難病の少女ジャニスなどを乗せて、ロサンゼルスに向けて飛び立つ。
その後、悪天候のため、409便は一旦ソルトレイク・シティ国際空港に着陸することになる。
その頃、会議のために軽飛行機で飛び立った会社役員フリーマンもソルトレイクに向かうことを指示される。
しかしフリーマンは、心臓発作を起して機体を制御できなくなり、409便と接触してしまう。

409便のコックピット上部は大破し、副操縦士は機外に放出され、機関士は死亡する。
機長ステイシーは目を負傷する重傷を負い、機体は無人で飛行する状況になってしまう。
フライト・アテンダントのナンシーは、事故の状況をソルトレイクの管制塔に連絡し、客室の乗客はパニックに陥る。
連絡を受けたコロムビア航空副社長パトローニは、ボーイング747の操縦指導官だったパイロットで、ナンシーの恋人アラン・マードックと共に急遽ソルトレイクに向かう・・・。
__________

大空港」(1970)の続編と言えるかは疑問で、アーサー・ヘイリーの原作とは関係ない内容であり、その登場人物として活躍するチーフ・メカニックの”ジョー・パトローニ”が、他社の副社長となり再登場することだけが関連性がある。

1970年代の、パニック映画ブームを知る方には非常に懐かしい作品であり、代表作ともなりヒットしたため、その後も”エアポート・シリーズ”として2作が製作された。

今観ると、緊迫感や迫力などが物足りない感じを受けるのだが、当時は手に汗握るアクション
巨編として大いに話題になり、重量級スターのチャールトン・ヘストンジョージ・ケネディの活躍は見応えがあり、予想以上のヒットとなった。
ジョージ・ケネディは、前作「大空港」(1970)の好演の方が印象的だ。

前作が、様々な人間模様を丹念に描く作品であったのに対し、本作は、関係者が事故の対応に追われるアクション映画であり、多彩な乗客もおまけ程度の描写で、ジャック・スマイトの演出も単調だ。

その中で、本人役で登場する大女優グロリア・スワンソンは特別待遇のように随所で登場し、結局、本作は彼女の遺作となった。

彼の出演により”大作”の風格が漂う、事故機を救う優秀なパイロットチャールトン・ヘストン、その恋人で、乗客の命を預かるフライト・アテンダントのカレン・ブラック、前作同様、強引な行動が功を奏す航空会社副社長ジョージ・ケネディ、その妻で乗客のスーザン・クラーク、難病少女(リンダ・ブレア)を励ますシスター、ヘレン・レディ、負傷する機長エフレム・ジンバリストJr.、心臓発作で事故を起すダナ・アンドリュース、少女の母親ナンシー・オルソン、命を落とす副操縦士ロイ・シネス、機関士エリック・エストラーダ、事故機の移乗に失敗する救難隊少佐エド・ネルソン、アル中気味の婦人マーナ・ロイ、三流役者シド・シーザー、テレビ・リポーターのラリー・スコット、シスターのマーサ・スコット、事故を起す男性(D・アンドリュース)の妻ビヴァリー・ガーランド、乗客でベン・スティラーの実父ジェリー・スティラーノーマン・フェルなどが共演している。


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