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刑事ニコ/法の死角 Above the Law (1988)

謎の格闘家である合気道の達人スティーヴン・セガール(原案、脚本)のデビュー作。
製作、監督アンドリュー・デイビス、製作、原案、パム・グリアヘンリー・シルヴァシャロン・ストーン他共演のハード・アクション。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト
監督:アンドリュー・デイビス
製作
アンドリュー・デイビス

スティーヴン・セガール
原案
アンドリュー・デイビス
スティーヴン・セガール
脚本
アンドリュー・デイビス

スティーヴン・プレスフィールド
ロナルド・シャセット
撮影:ロバート・ステッドマン
編集:マイケル・ブラウン
音楽:デヴィッド・マイケル・フランク

出演
ニコ・トスカーニ:スティーヴン・セガール

ドロレス”ジャックス”ジャクソン:パム・グリア
カート・ゼイガン:ヘンリー・シルヴァ
ネルソン・フォックス:チェルシー・ロス
サラ・トスカーニ:シャロン・ストーン
ラキッチ:ロン・ディーン
二ーリーFBI捜査官:ニコラス・クセンコ
バーの男:マイケル・ルーカー

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ

1988年製作 99分
公開
北米:1988年4月8日
日本:1988年10月
北米興行収入 $18,869,631


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
ニコ・トスカーニ(スティーヴン・セガール)は、合気道に憧れて日本に渡っていた1969年に、アメリカ大使館主催のパーティーで、CIAのネルソン・フォックス(チェルシー・ロス)に出会う。

1973年、ベトナム戦争下、ベトナムカンボジア国境。
CIAの特殊工作員として現地で任務に就いていたニコは、捕虜に対しての非人道的な行為を繰り返すカート・ゼイガン(ヘンリー・シルヴァ)の拷問を止めさせようとして争いになる。

フォックスに制止されたニコだったが、辞めることを伝えてその場を去る。

1988年、シカゴ
故郷に戻り刑事となっていたニコは、妻サラ(シャロン・ストーン)と子供の洗礼式を終える。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
シカゴ
合気道の達人である元CIAの工作員ニコ・トスカーニ刑事は、麻薬取引現場でプラスチック爆弾を押収する。
FBIが捕らえた犯人を協力者だと言って釈放したため、それに納得のいかないニコは、同僚刑事ジャクソンと共に独自捜査を始める。
南米からの移民を匿っていた教会の爆破事件を発端にして、CIAが絡む陰謀に気づいたニコは、強引な捜査を続ける。
しかし、不法捜査と命令違反を繰り返し、FBIの圧力などを受けたニコは、バッジと銃を取り上げられてしまう・・・。
__________

謎の格闘家である合気道の達人スティーヴン・セガールのデビュー作で、原案と製作を担当した意欲作であり、彼が一躍、世界中の注目を浴びた。

自信に満ち溢れた態度と風貌、敵の反撃をほとんど受けずに相手を叩きのめすスティーヴン・セガールの戦いぶりに、痛快さと共に衝撃を受けた方も多いはずだ。

冒頭のクレジットで、日本語を話しながら合気道の指導をするセガールの映像も実に興味深い。

まるでブルース・リーのような圧倒的な強さに加え、なんとなくやんちゃなところもある、親しみも感じる彼のキャラクターは大いに受けて、監督アンドリュー・デイビスとは、4年後の大作「沈黙の戦艦」(1992)で再びコンビを組むことになる。
しかし、それ以降のセガール作品に精細がないのは残念でならない。

作品自体は、法の裏をかき世の中を動かそうとする悪人がいる現実を訴えたいという大きなテーマがあるのだが、とにかくセガールの魅力を前面に出した、彼のお披露目的作品と言った方がいい。

凄みのある元CIA工作員役のヘンリー・シルヴァと、男勝りな主人公の同僚パム・グリアら、個性派スターの共演も見逃せない。

シャロン・ストーンが主人公の”普通の妻”役で登場し、謎めいたCIA工作員のチェルシー・ロス、主人公に協力する同僚刑事ロン・ディーンFBI捜査官のニコラス・クセンコ、そして、マイケル・ルーカーが、セガールが最初に暴れるバーの客で端役出演している。


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