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麻薬王から美しき女性へ。過去を捨て、歌声と共に生まれ変わる魂の咆哮・・・愛と赦しを求めた究極の変貌劇。 製作、監督、脚本ジャック・オーディアール、主演ゾーイ・サルダナ、カルラ・ソフィア・ガスコン、セレーナ・ゴメス、アドリアーナ・パス、エドガー・ラミレス他共演のミュージカル・ドラマ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ジャック・オーディアール
製作
ジャック・オーディアール
パスカル・コシュトゥー
アンソニー・ヴァカレロ
ヴァレリー・シェアマン
製作総指揮:ポリーヌ・ラミー
原作:ボリス・ラゾン”Écoute”
脚本:ジャック・オーディアール
撮影:ポール・ギローム
編集:ジュリエット・ウェルフラン
音楽
クレモン・デュコル
カミーユ
出演
リタ・モラ・カストロ:ゾーイ・サルダナ / 弁護士
エミリア・ペレス/マニタス・デル・モンテ:カルラ・ソフィア・ガスコン / カルテルのボス
ジェシカ”ジェシー”デル・モンテ:セレーナ・ゴメス / マニタスの妻
エピファニア・フローレンス:アドリアーナ・パス / エミリアの恋人
グスタボ・ブラン:エドガー・ラミレス / ジェシーの恋人
ワッセルマン医師:マーク・イヴァニール / マニタスの手術をする医師
フランス 映画
配給 Pathé Distribution
2024年製作 132分
公開
フランス:2024年8月21日
日本:2025年3月28日
製作費 €25,000,000
世界 $16,317,120
■ アカデミー賞 ■
第97回アカデミー賞
・受賞
助演女優(ゾーイ・サルダナ)
歌曲賞
・ノミネート
作品・国際長編映画・監督
主演女優(カルラ・ソフィア・ガスコン)
脚色・編集・音響・撮影・メイクアップ&ヘアスタイリング・作曲・歌曲賞
■ ストーリー ■
【 メキシコシティ 】
弁護士リタ・モラ・カストロ(ゾーイ・サルダナ)は、大手メディア関係者ガブリエル・メンドーサによる妻殺害事件の弁護人を務め、良心に反して、妻が自殺したと主張し続ける。
勝訴後、リタは匿名の電話を受け、謎めいている男性から、大金を稼ぐ気はあるかと訊かれ会うことになる。
不安を抱きながら路上で待っていたリタは、男たちに拉致されて、麻薬カルテルのボス、マニタス・デル・モンテ(カルラ・ソフィア・ガスコン)の元に連れて行かれる。
マニタスは、自分のことをよく知るリタに金持ちになれると伝え、性転換手術を受けて、女性として新たな人生を始めるため、最高の医師を探すことへの協力を求める。
既に肉体的な簡単な整形手術を始めていることを話したマニタスは、誰にも見つからない安全な場所と医師を探すようリタに指示する。
それに従うしかないリタは、バンコクやテルアビブに向かい、マニタスに脅されながら医師を探し、ワッセルマン(マーク・イヴァニール)という医師に手術することを承諾させる。
ワッセルマンは、リタと共にメキシコに向かい、マニタスと話す。
カルテルのボスでいることに限界を感じているマニタスは、本当の自分になりたいとワッセルマンに語る。
待っていたリタは、マニタスの妻ジェシカ”ジェシー”(セレーナ・ゴメス)に話しかけられ、自分たちはメキシコを離れアメリカに戻るのかと訊かれるが、その件は聞いていないと答える。
ワッセルマンは、マニタスの幼少期からの性同一性障害の記憶を聞き、自分が生きてきた世界では許されず、絶望的だったという考えを知り、リタと別れる。
リタは、家族のために新しいパスポートを用意したことをマニタスに伝えて、銀行口座や、ジェシーらが暮らすことになるスイスのローザンヌの話などをする。
【 スイス 】
リタも付き添い、子供たちと共に到着したジェシーは、アメリカの姉のところに向かいため、こんなところでは暮らせないと言って嘆く。
仕事を終えたリタは、マニタスから、報酬として法外な金額を受け取る。
そして、マニタスは死を偽装し、手術を受けて、”エミリア・ペレス”として新たな人生を始めるのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
“A soul reborn in the shadows. Step into the vibrant rhythm of transformation?only if you dare to witness the truth behind the mask.”
(影の中で再生する魂。変容の鮮やかなリズムへ足を踏み入れろ・・・仮面の裏にある真実を目撃する勇気がある者だけが。)
2018年に発表された、ボリス・ラゾンの小説”Écoute”の第1章から着想を得て、ジャック・オーディアール監督が自ら書き下ろしたリブレット(歌劇台本)”Emilia Pérez”をベースに映画化した作品。。
本作を予備知識なしで鑑賞すると、犯罪がからむミュージカルという内容に戸惑い、驚いてしまうかもしれない。
また、その、カルテルの犯罪劇であるスリラーを期待していると、大きな失望と共に楽しめる内容ではないかもしれない。
しかし、その犯罪ミュージカルは、世の中に暗い影を落とす世界を映し出す中で、躍動感のあるシーンが融合する内容は実に新鮮だ。
批評家から概ね好評価を得た本作は、各映画賞でも称賛され、第97回アカデミー賞では、作品賞以下最多となる13部門にノミネートされ、助演女優(ゾーイ・サルダナ)、歌曲賞を受賞した。
・ノミネート
作品・国際長編映画・監督
主演女優(カルラ・ソフィア・ガスコン)
脚色・編集・音響・撮影・メイクアップ&ヘアスタイリング・作曲・歌曲賞
第77回カンヌ国際映画祭では、ワールドプレミア上映され、審査員賞と最優秀女優賞(カルラ・ソフィア・ガスコン)を受賞した。
一方、麻薬犯罪をミュージカルとからめたことなど、社会や文化を侮辱する行為だという意見も多く、一般からは厳しく批判された作品でもある。
カルテルのボスに雇われる弁護士を演ずるゾーイ・サルダナは、オスカーは助演賞を受賞するものの、カルラ・ソフィア・ガスコンと共に主演賞にダブルノミネートされても不思議ではない役柄を、歌やダンス・パフォーマンスを含めて見事に演じている。
性転換して新たな人生を歩もうとするカルラ・ソフィア・ガスコンは、自身の体験をそのまま演じたことでも大いに話題になった。











