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1868年に発表された、ルイーザ・メイ・オルコットの小説”若草物語”を基に製作された作品。 家族の愛に包まれながら成長する四姉妹の絆を描く、製作メリアン・C・クーパー、監督ジョージ・キューカー、主演キャサリン・ヘプバーン、ジョーン・ベネット、フランシス・ディー、ジーン・パーカー、スプリング・バイイントン他共演のドラマ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督：ジョージ・キューカー
製作：メリアン・C・クーパー
原作：ルイーザ・メイ・オルコット”若草物語”
脚本
サラ・Ｙ・メイソン
ヴィクター・ヒアマン
撮影：ヘンリー・W・ジラード
編集：ジャック・キッチン
音楽：マックス・スタイナー
出演
ジョセフィン”ジョー”マーチ：キャサリン・ヘプバーン
エイミー・マーチ：ジョーン・ベネット
マーガレット”メグ”マーチ：フランシス・ディー
エリザベス”ベス”マーチ：ジーン・パーカー
マーチ夫人：スプリング・バイイントン
セオドア”ローリー”ローレンス：ダグラス・モンゴメリー
ベア教授：ポール・ルーカス
マーチ伯母さん：エドナ・メイ・オリヴァー
ローレンス：ヘンリー・スティーヴンソン
ジョン・ブルック：ジョン・デイヴィス・ロッジ
マーチ：サミュエル・S・ハインズ
メイミー：ニディア・ウェストマン
バングス医師：ハリー・ベレスフォード
ハンナ：メイベル・コルコード
カーク夫人：マリオン・バルー
デイヴィス：オリン・ハウランド（クレジットなし）
エイミーのクラスメイト：ボニータ・グランヴィル（クレジットなし）
アメリカ 映画
配給 RKO
1933年製作 115分
公開
北米：1933年11月16日
日本：1934年10月4日
製作費 $424,000
■ アカデミー賞 ■
第6回アカデミー賞
・受賞
脚色賞
・ノミネート
作品・監督賞
■ ストーリー ■
南北戦争下、クリスマス・イヴ、マサチューセッツ州、コンコード。
マーチ夫人（スプリング・バイイントン）は、戦地にいる従軍牧師である大佐の夫（サミュエル・S・ハインズ）のことを心配しながら、4人の娘、長女マーガレット”メグ”マーチ（フランシス・ディー）、次女ジョセフィン”ジョー”ジョー（キャサリン・ヘプバーン）、三女エイミー（ジョーン・ベネット）、四女エリザベス”ベス”（ジーン・パーカー）と共に暮らしていた。
おとなしいメグは家庭教師として働き、ジョーは、裕福だが口うるさいマーチ伯母（エドナ・メイ・オリヴァー）のご機嫌を窺いながら、作家になることを夢見る気が強い快活な少女で、子供たちのために上演する劇の準備を姉妹でしていた。
エイミーは、美人だがプライドが高くわがままで、内気なベスは家でクラヴィコードの練習をしていた。
ジョーらは、隣人で気難しそうな老紳士ローレンス（ヘンリー・スティーヴンソン）のことを恐れていた。
ジョーは、ローレンスの孫セオドア”ローリー”（ダグラス・モンゴメリー）をからかおうとするが、彼が突然、窓を開けて手を振ったために驚き家に向かう。
四姉妹は、帰宅した母が持参した父からの手紙を読んでもらう。
両親が人々に献身的に尽くす姿を見て、姉妹は、自分たちも父母の力になろうとする。
翌朝、姉妹は、メイドのハンナ（メイベル・コルコード）が用意してくれた、クリスマスの豪華な朝食を見て驚く。
そこに出かけていた母が戻り、姉妹は用意していた母へのプレゼントを見せて喜んでもらう。
姉妹は、母から、出産直後の貧しい女性ハンメル夫人と6人の子供たちのために、食事をクリスマスプレゼントにすることを提案され、それに同意した4人は母と共に料理を運ぶ。
その後、ジョーたちの劇は終わり帰宅し、豪華なご馳走に驚いた姉妹は、今朝の行いを知ったローレンスからの贈りものだということを母から知らされる。
翌朝ジョーは、お礼を言うためにローリーに声をかけて、風邪をひいている彼の見舞いに行くためにローレンス家を訪ね、それをきっかけにして両家の親交が始まる・・・。
ルイーザ・メイ・オルコットの小説”若草物語”（1868）を基に製作された作品。
製作メリアン・C・クーパー、ジョージ・キューカーの初期の監督作品であり、主演はキャサリン・ヘプバーン、ジョーン・ベネット、フランシス・ディー、ジーン・パーカー、スプリング・バイイントンなどが共演した作品。
家族の愛に包まれながら成長する四姉妹の絆を描くドラマ。
1917年、1918年のサイレント映画に続く3度目の映画化で、1949年の「若草物語」（ジューン・アリソン、エリザベス・テイラー、ピーター・ローフォード出演）、1994年の「若草物語」（ウィノナ・ライダー主演）、2019年の「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」（シアーシャ・ローナン主演）が製作された。
本作のほぼ忠実なリメイクが1949年の「若草物語」であり、同作では、マックス・スタイナーの美しいテーマ曲も使われている。
人々への献身と家族の絆を、ジョージ・キューカーが人間味あふれる演出で描いた本作は高く評価され、第6回アカデミー賞では脚色賞を受賞し、作品、監督賞にノミネートされた。
主演のキャサリン・ヘプバーンは、気が強く快活な次女で、作家を目指し、様々な体験をしながら成長するジョセフィン”ジョー”マーチを見事に演じている。
プライドが高くわがままな三女エイミーのジョーン・ベネット、家族を支える心優しい長女マーガレット”メグ”のフランシス・ディー、内気な四女エリザベス”ベス”のジーン・パーカー、夫の留守を守る姉妹の母親マーチ夫人のスプリング・バイイントン、姉妹と仲良くなる隣人で富豪の孫セオドア”ローリー”ローレンス役ダグラス・モンゴメリー、ジョーに惹かれ率直に意見するベア教授のポール・ルーカス、裕福だが口うるさい姉妹の伯母エドナ・メイ・オリヴァー、マーチ家と親交を深める富豪の隣人ローレンスのヘンリー・スティーヴンソン、メグと知り合い結婚するジョン・ブルックのジョン・デイヴィス・ロッジ、姉妹の父親である従軍牧師の大佐サミュエル・S・ハインズ、医師のハリー・ベレスフォード、マーチ家のメイドのハンナ役メイベル・コルコード、ジョーの下宿の女主人カーク夫人のマリオン・バルー、その使用人ニディア・ウェストマン、エイミーの担任教師デイヴィスのオリン・ハウランド、エイミーのクラスメイトのボニータ・グランヴィルなどが共演している。
