 |
カウボーイと東部から赴任した教師の恋を描く、監督スチュアート・ギルモア、主演ジョエル・マクリー、ブライアン・ドンレヴィ、ソニー・タフツ、バーバラ・ブリットン他共演の西部劇。 |
・西部劇
■ スタッフ キャスト ■
監督：スチュアート・ギルモア
製作：ポール・ジョーンズ
原作：オーウェン・ウィスター”The Virginian”
脚本
フランセス・グッドリッチ
アルバート・ハケット
ハワード・エスタブルック
撮影：ハリー・ハレンバーガー
編集：エヴェレット・ダグラス
音楽：ダニエル・アンフィシアトロフ
出演
ヴァージニアン：ジョエル・マクリー
トランパス：ブライアン・ドンレヴィ
スティーヴ・アンドリュース：ソニー・タフツ
モリー・ウッド：バーバラ・ブリットン
テイラー夫人：フェイ・ベインター
ネブラスカ：トム・タリー
テイラー：ヘンリー・オニール
サム・ベネット：ビル・エドワーズ
ハニー・ウィゲン：ウィリアム・フローリー
ショーティ：ポール・ギルフォイル
ピート：マーク・ローレンス
バルディ：ヴィンス・バーネット
伝達係：ハンク・ベル（クレジットなし）
バーテンダー：ポール・ハースト（クレジットなし）
ヘンリー判事：マイナー・ワトソン（クレジットなし）
アンディ：ジェームズ・バーク（クレジットなし）
アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1956年製作 87分
公開
北米：1946年4月17日
日本：1951年6月15日
■ ストーリー ■
1885年、バーモント州、ベニントン。
平凡で退屈な日々を送っていた教師のモリー・ウッド（バーバラ・ブリットン）は、刺激を求めてワイオミング準州に向かう決心をする。
恋人サム・ベネット（ビル・エドワーズ）に駅に送ってもらったモリーは、汽車に乗って旅立つ。
牧童頭のヴァージニアン（ジョエル・マクリー）は、牛の群れを追っている際に線路を塞ぎ、モリーが乗る汽車を止めてしまう。
汽車のモリーに気づいたヴァージニアンの友人スティーヴ・アンドリュース（ソニー・タフツ）は、美しい彼女に惹かれてしまう。
スティーヴは、メディシンボー駅に着いたモリーをホテルに案内しようとする。
その時、少女が連れていた牛が汽車に驚き暴走し、それに気づいたモリーは逃げ出し、ヴァージニアンが彼女を救う。
ヴァージニアンに感謝したモリーだったが、少女の牛が大人しいことを知る。
恥をかいたモリーはヴァージニアンを恨み、スティーヴと共にその場を去る。
ヴァージニアンもモリーに惹かれ、悪党のトランパス（ブライアン・ドンレヴィ）も彼女が気になる。
その夜、酒場にいたヴァージニアンはモリーに話しかけるが、素っ気ない態度で嫌われてしまう。
トランパスがモリーに酒を奢ろうとしたため、ヴァージニアンは、それをつき返そうとする。
ヴァージニアンは、トランパスが、モリーが西部に来た理由について、悪意のある憶測を口にしたため、銃を突き付けてそれを撤回させる。
ヴァージニアンに素っ気ない態度で接したモリーだったが、彼が気になる存在になる。
その後モリーは、学校の隣に住むテイラー夫妻（ヘンリー・オニール/フェイ・ベインター）の世話になることになり、2人に歓迎され、敷地にある家に案内される。
その頃、付近では、牛が盗まれる事件が3件起きて、ヘンリー判事（マイナー・ワトソン）とヴァージニアンは、犯人を捕らえようとする。
ヴァージニアンは、モリーの歓迎会を催すことを判事に提案し、牛泥棒だと確信するトランパスも招待して、証拠を掴むために彼の行動を監視しようとするのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
1902年に発表された、オーウェン・ウィスターの小説”The Virginian”を基に製作された作品で、ゲイリー・クーパーとウォルター・ヒューストンが共演した「ヴァージニアン」（1929）のリメイク。
1914年公開のセシル・B・デミルのサイレント映画”The Virginian”も同じ原作。
編集者としても多くの作品を手がけたスチュアート・ギルモアが監督し、主演はジョエル・マクリー、ブライアン・ドンレヴィ、ソニー・タフツ、バーバラ・ブリットンなどが共演した作品。
本作は、1892年にワイオミング州で実際に起きた”ジョンソン郡戦争”にインスパイヤされた作品でもある。
カウボーイと東部から赴任した教師の恋に重点が置かれた内容ではあるが、主人公が悪党の陰謀に立ち向かう勇気ある姿や、親友との友情などが描かれた見どころの多い西部劇。
主演のジョエル・マクリーは、美しい女性教師に惹かれながら、悪党に立ち向かうカウボーイを熱演している。
主人公と対決する悪党ブライアン・ドンレヴィ、ヒロインに惹かれる主人公の友人ソニー・タフツ、主人公と惹かれ合うようになる美しい教師バーバラ・ブリットン、彼女の世話をする夫妻フェイ・ベインターとヘンリー・オニール、主人公の仲間トム・タリー、ウィリアム・フローリー、ヴィンス・バーネット、ヒロインの恋人ビル・エドワーズ、絞首刑にされる悪党ポール・ギルフォイル、悪党のマーク・ローレンス、伝達係のハンク・ベル、バーテンダーのポール・ハースト、判事のマイナー・ワトソン、駅馬車の御者ジェームズ・バークなどが共演している。
