テキサス共和国のアメリカ併合に関する混乱を描く、監督ヴィンセント・シャーマン、主演クラーク・ゲーブル、エヴァ・ガードナー、ブロデリック・クロフォード、ライオネル・バリモア、ビューラ・ボンディ、エド・ベグリー他共演の西部劇。 |
・西部劇
・クラーク・ゲーブル / Clark Gable / Pinterest
・エヴァ・ガードナー / Ava Gardner / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督:ヴィンセント・シャーマン
製作:Z・ウェイン・グリフィン
原案:ハワード・エスタブルック
脚本:ボーデン・チェイス
撮影:ハロルド・ロッソン
編集:フェリス・ウェブスター
音楽:デヴィッド・バトルフ
出演
デヴロー・バーク/ビル・ジョーンズ:クラーク・ゲーブル
マーサ・ロンダ:エヴァ・ガードナー
トーマス・クレイデン:ブロデリック・クロフォード
アンドリュー・ジャクソン:ライオネル・バリモア
ミニヴァー・ブライアン:ビューラ・ボンディ
アンソニー・デメット上院議員:エド・ベグリー
ルーサー・キルゴア:ジェームズ・バーク
トム・クロケット上院議員:ウィリアム・ファーナム
チャールズ・エリオット大尉:ローウェル・ギルモア
サム・ヒューストン:モロニ・オルセン
メイナード・コール上院議員:ラッセル・シンプソン
ミゼット:ウィリアム・コンラッド
セス・モールトン:ルシャス・クック
バド・ヨークム:ラルフ・リード
グラウ:リック・ローマン
アンソン・ジョーンズ大統領:ヴィクター・サザーランド
ベン・マカロック:ジョナサン・コット
メイヒュー:チャールズ・ケイン
ヴィンセンテ:ナチョ・ガリンド
シド・ヨーカム:トレヴァー・バーデット
ジョージ・デルマン:ハリー・ウッズ
アシュベル・スミス:ダドリー・サドラー
ジョシュ:エメット・リン
ノア:ジョージ・ハミルトン(クレジットなし)
上院議員:ミッチェル・ルイス(クレジットなし)
アメリカ 映画
配給 ロウズ・シネプレックス・エンターテインメント
1952年製作 94分
公開
北米:1952年2月8日
日本:1952年7月15日
製作費 $1,600,000
■ ストーリー ■
1945年。
アンドリュー・ジャクソン元大統領(ライオネル・バリモア)は、旧友サム・ヒューストン(モロニ・オルセン)の力を借りて、テキサス共和国をアメリカに併合させようと考えていた。
ヒューストンがそれに反対していることを知ったジャクソンは、親族のミニヴァー・ブライアン(ビューラ・ボンディ)から、牧場主デヴロー・バーク(クラーク・ゲーブル)のに協力を要請することを提案される。
ジャクソンは、現れたデヴローが、自分の牛を軍に売るのを条件に、併合に手を貸すことを約束することを確認し、ヒューストンの元に向かわせようと考える。
デヴローは、併合反対派の牧場主トーマス・クレイデン(ブロデリック・クロフォード)に会うために、友人のルーサー・キルゴア(ジェームズ・バーク)と共にオースティンに向かう。
途中で仲間を集めるルーサーと別れたデヴローは、コマンチに襲われていたクレイデンを助ける。
オースティン。
デヴローは、クレイデンが”バーク”という男を警戒しているのを知り、併合反対派を装い、名前をビル・ジョーンズに変えて様子を見ることにする。
先に着いていたルーサーが、併合に反対するマーサ・ロンダ(エヴァ・ガードナー)に意見したため、クレイデンがルーサーを批判する。
クレイデンとルーサーが一触即発になったために、デヴローはルーサーの肩を撃ち、その場を鎮める。
マーサは、口を出したクレイデンとデヴローを非難する。
デヴローは、マーサが父の新聞社を継いでいることを、彼女の恋人であるクレイデンから知らされる。
クレイデンにマーサを紹介されたデヴローは、美しい彼女に惹かれる。
町にミニヴァーがいることを知ったデヴローは、彼女のホテルの部屋に向かう。
デヴローは、クレイデンと一緒だったことをミニヴァーに話し、正体を隠して彼に近づき、ヒューストンを捜すことを伝えるのだが・・・。
「ドン・ファンの冒険」(1948)などのヴィンセント・シャーマンが監督し、主演はクラーク・ゲーブル、エヴァ・ガードナー、ブロデリック・クロフォード、ライオネル・バリモア、ビューラ・ボンディ、エド・ベグリーなどが共演した作品。
テキサス共和国のアメリカ併合に関する混乱の中で、それに関わった者たちの対立を描く西部劇。
併合賛成派と反対派の激しい対立と共に、推進派の画策が裏で進行する、西部劇の醍醐味を感じさせるアクションやロマンスなども描かれた娯楽作品として十分に楽しめる。
主演のクラーク・ゲーブルは、併合推進派から派遣される牧場主を貫禄で演じて熱演し、彼と惹かれ合うようになる新聞社の社主を演ずるエヴァ・ガードナーの美しさが印象に残る。
併合反対派の牧場主ブロデリック・クロフォード、併合推進派の元大統領アンドリュー・ジャクソン役ライオネル・バリモア、その親族を好演するビューラ・ボンディ、賛成派の上院議員のエド・ベグリー、主人公の友人ジェームズ・バーク、反対派の上院議員ウィリアム・ファーナム、反対派でイギリスから派遣される海軍士官チャールズ・エリオット大尉のローウェル・ギルモア、併合において大きな役割を果たす軍人サム・ヒューストンのモロニ・オルセン、反対派の上院議員ラッセル・シンプソン、主人公の仲間ウィリアム・コンラッド、ルシャス・クック、ラルフ・リード、リック・ローマン、トレヴァー・バーデット、ハリー・ウッズ、テキサス共和国のアンソン・ジョーンズ大統領役ヴィクター・サザーランド、クレイデン(ブロデリック・クロフォード)の使用人ナチョ・ガリンド、アンドリュー・ジャクソンの使用人ジョージ・ハミルトン(デビュー作)、他エメット・リン、ミッチェル・ルイスなどが共演している。