薬物依存症だったホームレスの青年ジェームズ・ボーエンが一匹の猫との出会いで再生した物語”A Street Cat Named Bob”を原作に製作された「ボブという名の猫」(2016)の続編。 ジェームズ・ボーエンが、ボブとの出会いで教えられた過去の思い出を描く、監督チャールズ・マーティン・スミス、主演ルーク・トレッダウェイ、アンナ・ウィルソン=ジョーンズ、クリスティーナ・トンテリ=ヤング他共演のドラマ。 |
・ドラマ
■ スタッフ キャスト ■
監督:チャールズ・マーティン・スミス
製作
アダム・ローストン
トレイシー・ジャーヴィス
スティーヴ・ジャーヴィス
アンドリュー・ボズウェル
サニー・ヴォーラ
マルタン・メッツ
エイドリアン・ポリトウスキー
製作総指揮
マーティン・マッケイブ
ペリー・トレヴァーズ
フィリップ・バーギン
ミック・サウスワース
アダム・コバーン
ピート・バリー
パンティダ・ヴァナシリクル
ケイト・シュー
エリザベス・H・ヤン
イーウェン・ヤン
ルーク・トレッダウェイ
ジェームズ・ボーエン
ギャリー・ジェンキンズ
ニコラ・ピアーシー
ジギー・カマサ
ブライアン・オシェイ
ナット・マコーミック
ジョヴァンナ・トリシッタ
原作:ジェームズ・ボーエン”A Street Cat Named Bob”
脚本:ギャリー・ジェンキンズ
撮影:デヴィッド・コンネル
編集:クリス・ブランデン
音楽:パトリック・ニール・ドイル
出演
ジェームズ・ボーエン:ルーク・トレッダウェイ
アラベラ:アンナ・ウィルソン=ジョーンズ
ビー・チャン:クリスティーナ・トンテリ=ヤング
ムーディ:ファルダット・シャーマ
レオン:ティム・プレスター
ルース:アレサ・アイェー
ベン:ステファン・レース
ミック:ケリン・ジョーンズ
アイリーン:ジョアン・ゾリアン
アニカ:ニーナ・ワディア
イギリス 映画
配給 Lionsgate UK
2020年製作 93分
公開
イギリス:2020年11月6日
北米:2021年11月5日
日本:2022年2月25日
世界 $1,579,580
■ ストーリー ■
ロンドン。
ホームレスのストリート・ミュージシャンから一躍ベストセラー作家になったジェームズ・ボーエン(ルーク・トレッダウェイ)と飼い猫のボブは、出版社のクリスマスパーティーに出席する。
その帰り道ジェームズは、路上演奏の違反で警察官に取り押さえられているホームレスの若者ベン(ステファン・レース)を助ける。
ベンに食事を与えたジェームズは、自分も同じような経験をした過去のクリスマスの話を始める。
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ボブとアパートで暮らすジェームズは、電気もガスも止められてしまう。
ジェームズは、親切にしてくれるムーディ(ファルダット・シャーマ)の店で食べ物を調達してアパートに戻ると、慈善団体の友人ビー・チャン(クリスティーナ・トンテリ=ヤング)が、クリスマスツリーを飾ってくれていた。
ジェームズは、生活費が必要なことをビーに話し、その後、ボブを連れて街に向かい、雑誌の路上販売を始める。
その場で揉めたジェームズは、帰る途中で転んだ女性(アンナ・ウィルソン=ジョーンズ)を助けて感謝される。
お礼がしたい女性は、現金を持っていなかったために、ジェームズに路上販売をしている場所を聞く。
その後ジェームズは、路上演奏をしてアパートに戻る。
動物福祉局のレオン(ティム・プレスター)とルース(アレサ・アイェー)は、ジェームズとボブを監視していた。
ジェームズとボブの様子を冷静に見守るルースは、ボブを保護しようとして焦るレオンを落ち着かせる。
翌日ジェームズは、ビーが働くボランティア施設を訪れ、怪我をしたボブの傷を無料で獣医ベッキーに診てもらう。
ボブを少しの間ベッキーに預けたジェームズは、辛い過去の思い出などをビーに話す。
ジェームズは、ボブを治療してくれた医師に感謝し、街に出て路上演奏を始めてクリスマスソングを歌い、皆に喜んでもらう。
翌日ジェームズは、路上演奏中に話しかけてきたレオンと揉めてしまう。
ビーの元に向かったジェームズはその件を相談しようとするが、その場に強盗が入ったことを知り、失意の彼女を慰めることもできない。
レオンのジェームズに対する行為がニュースで報道されてしまい、彼は職務から外され、ルースがテレビ局に向かい対処することになる。
その後ジェームズは、観光客との約束に遅れてしまい、 アパートに戻る。
ジェームズは、ストーブの消し忘れで電気のチャージを使い切ってししまったことに気づき、冷蔵庫の食べ物も腐ってしまい、最悪の日だったために苛立つ。
転んだ際にジェームズに親切にしてもらった有名なシェフであるアラベラは、動物福祉局に電話をする。
ジェームズは、自分を嫌っていると思っていた路上販売員のミック(ケリン・ジョーンズ)とパブで話す。
ミックがボブのことを動物福祉局に通報したと思っていたジェームズは、それが誤解だったことを知り、彼と仲良くなる。
アパートに戻ったジェームズは、腐ったものを食べたボブが病気になったことに気づき動揺し、福祉局に渡すことを考えるのだが・・・。
参考:
・「ボブという名の猫」(2016)
・「ボブという名の猫2」(2020)
薬物依存症だったホームレスの青年ジェームズ・ボーエンが、一匹の猫との出会いで再生した物語”A Street Cat Named Bob”を原作に製作された「ボブという名の猫」(2016)の続編。
俳優としても活躍する、「イルカと少年」(2011)などのチャールズ・マーティン・スミスが監督し、主演はルーク・トレッダウェイ、アンナ・ウィルソン=ジョーンズ、クリスティーナ・トンテリ=ヤングなどが共演した作品。
作家とした成功したジェームズ・ボーエンが、ホームレスの青年を助けたことをきっかけにして、飼い猫ボブとの出会いで教えられた過去の思い出を描くドラマ。
ホームレスではなくなったものの、その日暮しで苦労する主人公が、人々の親切に支えられながら幸せを掴むまでが感動的に描かれた心温まる作品。
主人公のジェームズ・ボーエンを演ずるルーク・トレッダウェイは、最悪の状況を経験しながら、飼い猫ボブに支えられて生き抜く青年を好演している。
主人公に親切にされたことで彼に恩返しする有名なシェフ、アンナ・ウィルソン=ジョーンズ、主人公の友人である慈善団体のボランティア、クリスティーナ・トンテリ=ヤング、主人公のことを気遣う雑貨店の店主ファルダット・シャーマ、動物福祉局の職員ティム・プレスターとアレサ・アイェー、主人公が助けるホームレスの青年ステファン・レース、主人公と親交を深める路上販売員のケリン・ジョーンズ、主人公とボブに親切にする婦人ジョアン・ゾリアン、路上販売員の世話係ニーナ・ワディアなどが共演している。