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シティ・オブ・ジョイ City of Joy (1992)

1985年に発表された、ドミニク・ラピエールの小説”City of Joy”を基に製作された作品。
心の傷を癒すためカルカッタを訪れたアメリカ人医師が、貧しい人々と親交を深めながら人生を見つめ直す姿を描く、製作、監督ローランド・ジョフィ、主演パトリック・スウェイジオム・プリポーリーン・コリンズシャバーナー・アーズミー他共演のドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ


スタッフ キャスト
監督:ローランド・ジョフィ
製作
ジェイク・エバーツ
ローランド・ジョフィ
原作:ドミニク・ラピエールCity of Joy
脚本:マーク・メドフ
撮影:ピーター・ビジウ
編集:ジェリー・ハンブリング
音楽:エンニオ・モリコーネ

出演
マックス・ロウ:パトリック・スウェイジ
ハザリ・パル:オム・プリ
ジョアン・バセル:ポーリーン・コリンズ
カムラ・H・パル:シャバーナー・アーズミー
セリマ:アナシュア・マジュムダル
アムリタ・H・パル:アエシャ・ダルケル
シャンブー・H・パル:サントゥ・チョウドリー
マヌジ・H・パル:イムラン・バドサー・カーン
ガタク:シャマナンド・ジャラン
スニール医師:アンジャン・ドゥッタ
アショク・ガタク:アート・マリック
アヌアール:ナビル・シャバン
ショバ:サンジェイ・パタック
ラム:デバトシュ・ゴーシュ
ポーミナ:スニータ・セングプタ
シャンタ:ラヴリーン・ミシュラ
アシシュ:パワン・マルホートラ
ハザリの父親:イフテカール
怒る女性:チトラ・セン
学生:ディプティ・デイブ
ロウ:サム・ワナメイカー

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1992年製作 134分
公開
北米:1992年4月15日
日本:1992年5月30日
製作費 $27,000,000
北米興行収入 $14,683,920


ストーリー
テキサス州、ヒューストン
外科医マックス・ロウ(パトリック・スウェイジ)は、手術で少女の命を救えなかったことを苦にして絶望する。
マックスは、逃げるように辞職したことを、父(サム・ワナメイカー)に非難される。
畑を奪われた農民ハザリ・パル(オム・プリ)は、妻のカムラ(シャバーナー・アーズミー)と3人の子供たちアムリタ(アエシャ・ダルケル)、シャンブー(サントゥ・チョウドリー)、マヌジ(イムラン・バドサー・カーン)と共に、より良い生活を求めて大都市カルカッタに向かう。
仕事が見つからないハザリは、同郷だという男ガングーリーに親切にしてもらい、いとこの部屋を借りることになる。
一方マックスは、心のやすらぎを求めてカルカッタを訪れたが、パスポートを盗まれていたことにホテルで気づく。
ガングーリーに騙され家賃を奪われたハザリ一家は、部屋から追い出されて路上生活者となる。
その後マックスは、部屋に来た若い女性ポーミナ(スニータ・セングプタ)とバーに向かう。
店を出たマックスは、地主の息子アショク・ガタク(アート・マリック)に指示されていたポーミナに騙されたことに気づき、暴漢に襲われる。
騒ぎに気づいたハザリは、アショクにペンダントを奪われ痛めつけられたマックスを救うために、後悔したポーミナと共に彼を診療所の”シティ・オブ・ジョイ”に連れて行く。
意識が戻ったマックスは、診療所を経営するアイルランド人女性ジョアン・バセル(ポーリーン・コリンズ)に手当してもらい、ハザリとポーミナに救われたことを知る。
その居住区が貧困に喘ぐ人々が暮らすスラム街だと知ったマックスは、医師だということをジョアンに伝える。
マックスは、廃業したので手伝う気はないジョアンに伝え、感謝してハザリと共にその場を去る。
人力車を引かせてもらったハザリは、マックスを乗せてホテルに向かう。
マックスと別れたハザリは、アショクの元に連れて行かれ、彼の父ガタク(シャマナンド・ジャラン)の許可を得て人力車を引く仕事をさせてもらい、住む場所を手に入れる。
翌日、街でアショクを見かけたマックスは、バイクで逃げる彼を追う。
警官に止められたマックスはパスポートの提示を求められ、アショク泥棒だと訴えるものの聞き入れられない。
その場にいたジョアンが、マックスの身元を保証すると言って警官を納得させる。
診療所で手首の傷の手当てをしてもらったマックスは、住民に対し感情移入し過ぎることを避けていたために、ジョアンに心を開こうとしない。
真面目に働くハザリは、女学生(ディプティ・デイブ)の送り迎えをして気に入られ、専属契約してもらえることになる。
診療所の近くに住み始めていたハザリに食事に招待されたマックスは、貧しいながらも夢を抱きながら生きる彼らの話に聞きいる。
そこにハンセン病患者のアヌアール(ナビル・シャバン)が現れ、妻が産気づき誰も頼れないことを知ったマックスは、ジョアンやカムラと共に対処する。
無事、男の子を出産させたマックスは、ジョアンに診療所での協力を求められるものの、それを拒む。
その後、パスポートを手に入れられないマックスは、滞在が延びることになり、ジョアンに診療所を手伝うことを伝えるのだが・・・。


解説 評価 感想

1985年に発表された、ドミニク・ラピエールの小説”City of Joy”を基に製作された作品。

キリング・フィールド」(1984)、「ミッション」(1986)などのローランド・ジョフィが製作を兼ねて監督し、主演はパトリック・スウェイジオム・プリポーリーン・コリンズシャバーナー・アーズミーなどが共演した作品。

心の傷を癒すためカルカッタを訪れたアメリカ人医師が、貧しい人々と親交を深めながら人生を見つめ直す姿を描くドラマ。

ハリウッド映画にありがちなドラマチックに描き過ぎの内容が気になるが、貧困生活の中でも小さな幸せを手に入れるために懸命に生きる人々の姿が興味深く描かれている。

主演のパトリック・スウェイジは、心に傷を抱えながらも、人々との交流により自分らしさを取り戻す医師を好演している。

主人公を助けたことで親交を深めながら必死に家族を守るオム・プリ、主人公の協力を得ながら診療所を運営するポーリーン・コリンズ、ハザリ(オム・プリ)の妻シャバーナー・アーズミー、その子供たちアエシャ・ダルケル、サントゥ・チョウドリー、イムラン・バドサー・カーン、街の権力者である地主シャマナンド・ジャラン、主人公らを苦しめるその息子アート・マリック、診療所の医師アンジャン・ドゥッタハンセン病患者のナビル・シャバン、ハザリの父親イフテカール、主人公を騙すものの、その後は協力者となる女性スニータ・セングプタ、怒る女性のチトラ・セン、ハザリの得意客の女学生ディプティ・デイブ、主人公の父親サム・ワナメイカー、他アナシュア・マジュムダルパワン・マルホートラなどが共演している。


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