メリアン・C・クーパーが創造した”キングコング”を基に製作された作品であり、”モンスター・ヴァース”の2作目で”キングコング・フランチャイズ”としては11番目の作品。 謎の孤島で巨大生物と遭遇した調査隊の戦いを描く、監督ジョーダン・ヴォート=ロバーツ、主演トム・ヒドルストン、サミュエル・L・ジャクソン、ジョン・グッドマン、ブリー・ラーソン、ジン・ティエン、トビー・ケベル、ジョン・オーティス、コーリー・ホーキンズ、ジェイソン・ミッチェル、シェー・ウィガム、トーマス・マン、ジョン・C・ライリー、リチャード・ジェンキンス他共演のモンスター映画。 |
・ブリー・ラーソン / Brie Larson / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督:ジョーダン・ヴォート=ロバーツ
製作
トーマス・タル
メアリー・ペアレント
ジョン・ジャシュニ
アレックス・ガルシア
製作総指揮
エリック・マクレオド
エドワード・チェン
原作
”キングコング”
メリアン・C・クーパー
エドガー・ウォーレス
原案:ジョン・ゲイティンズ
脚本
ダン・ギルロイ
マックス・ボレンスタイン
デレク・コノリー
撮影:ラリー・フォン
編集:リチャード・ピアソン
音楽:ヘンリー・ジャックマン
出演
ジェームズ・コンラッド:トム・ヒドルストン
プレストン・パッカード大佐:サミュエル・L・ジャクソン
ウィリアム”ビル”ランダ:ジョン・グッドマン
メイソン・ウィーバー:ブリー・ラーソン
サン・リン:ジン・ティエン
ジャック・チャップマン少佐:トビー・ケベル
ヴィクター・ニエヴェス:ジョン・オーティス
ヒューストン・ブルックス:コーリー・ホーキンズ
グレン・ミルズ兵曹長:ジェイソン・ミッチェル
アール・コール大尉:シェー・ウィガム
レグ・スリフコ兵曹長:トーマス・マン
コング:テリー・ノタリー/トビー・ケベル(モーション キャプチャパフォーマンス)
ハンク・マーロウ中尉:ジョン・C・ライリー
ジョー・レルス特技上等兵:ユージン・コルデロ
スティーブ・ウッドワード:マーク・エヴァン・ジャクソン
アル・ウィリス上院議員:リチャード・ジェンキンス
グンペイ・イカリ:MIYAVI
アテナの船長:ロバート・テイラー
ジェリー(声):トーマス・ミドルディッチ
バーの客:モイセス・アリアス
バーの客:ニック・ロビンソン
バーの客:エリン・モリアーティ
バーで暴れる客:ダット・ファン
アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2017年製作 118分
公開
北米:2017年3月10日
日本:2017年3月25日
製作費 $185,000,000
北米興行収入 $168,052,810
世界 $566,652,810
■ アカデミー賞 ■
第90回アカデミー賞
・ノミネート
視覚効果賞
■ ストーリー ■
1944年、太平洋戦争下。
アメリカ兵パイロットのハンク・マーロウ中尉と日本兵の碇軍平(MIYAVI)は、ドッグファイトの末に南太平洋の島に墜落する。
パラシュートで島に降下した2人は格闘になるが、巨大な猿が出現したために驚く。
1973年。
アメリカ政府機関”モナーク”の地質学者ウィリアム”ビル”ランダ(ジョン・グッドマン)は、助手のヒューストン・ブルックス(コーリー・ホーキンズ)と共に、人工衛星”ランドサット”が発見した”髑髏島”での原始生物の調査を計画する。
ランダとブルックスはアル・ウィリス上院議員(リチャード・ジェンキンス)を説得し、髑髏島の調査の支援と軍の警護を約束してもらう。
ベトナム、ダナン空軍基地。
帰国を控えたアメリカ陸軍ヘリコプター部隊のプレストン・パッカード大佐(サミュエル・L・ジャクソン)は、髑髏島の調査隊の護衛を命ぜられ、ジャック・チャップマン少佐(トビー・ケベル)らと共に出動する。
ランダとブルックスは、イギリス陸軍特殊空挺部隊”SAS”の元大尉ジェームズ・コンラッド(トム・ヒドルストン)を傭兵として雇い、反戦カメラマンのメイソン・ウィーバー(ブリー・ラーソン)らも同行することになる。
貨物船アテナで現地に向かったパッカードらは、嵐を目前にしてヘリコプターで髑髏島に向かう。
落雷を切り抜けたパッカードらは島に到着し、ランダは、地震用のサイズミック爆弾を投下させる。
突然、現れた巨大な猿に襲われた各ヘリは、被害を受けながら様々な場所に墜落する。
無事だったパッカードは、武器を積載したヘリのチャップマンと連絡を取り、その場に向かい猿に攻撃を仕掛けようとする。
コンラッドらは、地元のイーウィス族と28年間暮らしながら生存していたマーロウと遭遇する。
マーロウは、”コング”と呼ばれる巨大な猿が、島を捕食者から守っていることをコンラッドらに話す。
地下には”スカル・クローラー”と呼ぶばれる巨大な爬虫類が生息していたが、戦争の爆撃によって目覚めて他の生物に襲いかかり、種族を殺されたコングだけが生き残ったのだった。
コンラッドらは、マーロウが戦闘機や爆撃機を利用して組み立てた脱出船があることを知り、それを整備して救助地点に向かおうとするのだが・・・。
参考 :”モンスター・ヴァース”
・「GODZILLA ゴジラ」(2014)
・「キングコング:髑髏島の巨神」(2017)
・「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」(2019)
・「ゴジラvsコング」(2021)
「キングス・オブ・サマー」(2013)で評価を得たジョーダン・ヴォート=ロバーツが監督し、主演はトム・ヒドルストン、サミュエル・L・ジャクソン、ジョン・グッドマン、ブリー・ラーソン、ジン・ティエン、トビー・ケベル、ジョン・オーティス、コーリー・ホーキンズ、ジェイソン・ミッチェル、シェー・ウィガム、トーマス・マン、ジョン・C・ライリー、リチャード・ジェンキンスなどが共演した作品。
人工衛星で発見された謎の孤島で巨大生物と遭遇した調査隊の戦いを描くモンスター映画。
オリジナルの物語の雰囲気を感じさせながら、最新技術を駆使した迫力映像で迫る見応えある作品に仕上がっている。
時代設定が1973年であり、ベトナム戦争の兵士たちの行動や戦いなどが興味深く、現代映画にありがちな最新兵器の乱用などがないところもいい。
体長31.6mという超巨体のコングの造形や描写が、どことなく古風なところも注目であり、正統派のモンスター映画として大いに楽しめる。
第90回アカデミー賞では視覚効果賞にノミネートされた。
製作費に1億8500万ドルをかけた本作は、北米興行収入は約1億6800万ドル、全世界では約5億6700万ドルの大ヒットとなった。
調査隊に傭兵として雇われる元SASのトム・ヒドルストン、調査隊の護衛の任務ながら、部下を殺したコングを仕留めることに執着する大佐サミュエル・L・ジャクソン、政府機関”モナーク”の地質学者で調査隊の責任者ジョン・グッドマン、その助手コーリー・ホーキンズ、調査に参加するカメラマンのブリー・ラーソン、モナークの生物学者ジン・ティエン、大佐の副官トビー・ケベル、人工衛星”ランドサット”の調査団責任者ジョン・オーティス、同じくマーク・エヴァン・ジャクソン、調査隊を護衛する兵士ジェイソン・ミッチェル、シェー・ウィガム、トーマス・マン、ユージン・コルデロ、コング(モーション キャプチャパフォーマンス)のテリー・ノタリーとトビー・ケベル、第二次大戦時のパイロットで島で28年間暮らしていたジョン・C・ライリー、彼と共に島に降下しコングに遭遇する日本兵MIYAVI、調査を支援する上院議員のリチャード・ジェンキンス、アテナの船長ロバート・テイラー、「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」(2019)で重要な役を演ずるジェリーの声トーマス・ミドルディッチ、バーの客モイセス・アリアス、ニック・ロビンソン、エリン・モリアーティ、ダット・ファンなどが共演している。